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☆本#147 「翻訳夜話」 村上春樹 柴田元幸著を読んで

作家歴イコール翻訳歴の村上春樹と、彼の翻訳チェックをしてきた柴田元幸の、学生や翻訳者を前にした翻訳話あれこれ。20年ほど前に出て本。

村上春樹は出版後の自分の本を読まないらしい。連載作品は単行本出版時に書き直すとよく聞くけど、彼は書き下ろし専門作家だからか違うんだ〜。

巻末に、ポール・オースターとレイモンド・カーヴァーの短編(英語)があり、文中に2人がどちらも訳してるので、文脈がどういうことか比較しやすい。

村上春樹の本を訳してる翻訳者の話や、彼の翻訳への学習欲(海外作家から学ぼうという)がわかって面白いし、翻訳について参考になる1冊。


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