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☆本#242「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹著を読んで
短編集。久々に「かえるくん、東京を救う」を読みたくなって読んだ。この本の中でいちばん印象的で、確か著者の妻も珍しく(?)いい評価だったという著者のエッセイを読んだ記憶がある。
とはいえ、ラストはすっかり忘れていたけど、著者の不思議な世界につながる奥深さと喪失が描かれてると改めて思った。
けれど、今回読んでみて、たぶん以前は然程でもなかった、「タイランド」、「蜂蜜パイ」のほうが面白く感じられた。
前者は全ぼうが暴かれてない(?)ので、長編にもなり得る余韻がある。
後者は気持ちの変化を奥深く掘り下げてはなくて、だからむしろ著者の世界観がでてるとは思うけど、恋愛作家が書くと違う感じになるだろうな、とかいろいろ考えさせられた。
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