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☆本#371-3 生物科学「τになるまで待って」「ηなのに夢のよう」「χの悲劇」森博嗣著を読んで

Gシリーズ3冊。
τでは、加部谷、山吹、海月がメイン。バイト先で隔離され、そこで人が死亡し、ラストの方で犀川が登場し、サクッとミステリーを解決する。ただし、動機はいつものように不明。

ηでは、萌絵が両親死亡の飛行機事故からのショックからやっと立ち直り、ミステリー性の高い事件から少しずつ興味を失っていく。

加部谷たちのほか、萌絵の友人のラヴちゃんとその彼が出てきて、事件に巻き込まれる。何とな〜く背景は推理されてるけど、一連の事件の動機は一部しか明らかになっていない。最後の犬の話は悲しい。

χは、犀川も萌絵も、Vシリーズの主な登場人物加部谷も出て来ず、著者のデビュー作の登場人物だった島田が登場。香港で仕事をしてた彼女を訪ねる人がいて、移動中に人が死に、事件に巻き込まれて、日本政府の元でハッキングに参加、というかリード。
そんな彼女にリアルとネット上で接する人々がいて、萌絵の両親が亡くなった飛行機事故の真相が明らかになる。
なんとなく、デビュー作が決まってから、この展開を構想していった気がする。
この作品では、途中と最後に意外な人物が出て、あああ、そういう設定だったのかぁ、ということに気付く。
それと島田の年齢にも驚いた。さらっと書いてるけど、事件後の年数が長いのか?!


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