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映画「私は、マリア・カラス」を観て

マリア・カラスの歌、インタビュー、手紙や写真、関係者のコメント等で構成されたドキュメンタリー。彼女は、1977年53歳で亡くなった。

歌ってる顔を見ていてセリーヌ・ディオンを想起した。かなり年上の男性と結婚した点でも共通してる。

が、マリア・カラスは30代半ばで運命の人と出会い、離婚する。しかし、彼は黙ってアメリカ人と結婚。

傷心を仕事で癒す。当時インタビューで、自分だけが彼にに真実を話す存在だった、と語った。後に彼は戻ってきて、よりを戻すも、結婚までにはいかず、彼は亡くなる。

7年ぶりにメットで歌った際、前日朝からチケットに人が並び、大成功を収める。当時のファンは男性も女性も熱烈で、とても熱量を感じた。
イタリアで病欠したことで不評を買い、フランスに移動し、アメリカのメットで公演が決まるも、主催者側ともめて再びヨーロッパに戻る。という経緯があっての公演だった。

そういえば、移動の際のインタビュー映像がよく出て来たけど、昔のスターは対応が大変だったのだなと思う。

ギリシャ移民でアメリカ生まれの彼女は、長身、濃い顔立ちで、服も洗練されていてカッコいい。

オペラの女性歌手は、男性歌手よりも声に衰えが来るのが早くて、50代が分岐点のような気がする。高い音域は喉への影響が大きいのかな。男性のオペラ歌手は結構高齢でも公演できてるような気がしたので。

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