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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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#短編小説

☆本#542,543 アート&歴史「〈あの絵〉のまえで」原田マハ著、「日本史を暴く」磯田…

前者は短編6つ。後者は新書。 前者はの語り手は20代から60代の女性。様々な状況で、それぞれ…

☆本#318-322 「しない。」「サイレント・ブレス」「殺人出産」「さよならドビュッシ…

「しない。」群ようこ著のエッセイ。 著者が積極的にしないことが書かれていて、ネットショッ…

☆本#305- 310 ファンタジーな文学「パレード」「ハズキさんのこと」「溺レる」「猫を…

「神様2011」の世界観が気に入って、著者の他の本も読んでみた。 「パレード」はイラスト入り…

☆本#302-304 リアルとファンタジー「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」柚…

アッコちゃんシリーズ1作目と2作目。 アッコちゃんは背が高く、がっしりした体格の中年女性。…

☆本#297-301 いろいろ「幹事のアッコちゃん」「連続殺人鬼カエル男ふたたび」「葉桜…

「幹事のアッコちゃん」は柚木麻子著で、アッコちゃんシリーズの3作目の短編集。アッコちゃん…

☆本#283-7 「田園の憂鬱」「橋ものがたり」「婚活食堂6」「僕が死んだあの森」「二…

「田園の憂鬱」は明治の作家の佐藤春夫著、「橋ものがたり」は藤沢周平著、「婚活食堂」は山口…

☆本#261 SF「わたしたちが光の速さで進めないなら」キム・チョヨプ著を読んで

韓国の若手作家。SFジャンルの短編集。 「館内紛失」から読む。主人公は妊婦。亡くなった母のマインドに会いに図書館へ行くも、リンクが絶たれていて館内紛失していることがわかる。で、母に会うまでの前の話。 発想が面白い。人のマインドを図書館に残すって、今後ありそうでなさそうな。 ほかの作品は、宇宙に行ったり、ある宇宙人は数年で死んでもまた生まれ変わって何度も何度も現れたり。普段読まないジャンルなので、新鮮な部分あり。といっても、探検系の典型的なSFではないので、戦いはない。

☆本#251,252,253 男女差「夫の息子」「男の始末」藤堂志津子著、「不自由な心」白石…

ふたりの作家がとても対照的な作品。ふたりとも作家になって数年で直木賞と芥川賞をそれぞれ受…

☆本#248,249「秋の猫」「きままな娘 わがままな母」藤堂志津子著を読んで

著者は恋愛ものが多い作家だと思っていたら、動物ものと母娘ものがあったので読んでみた。 前…

☆本#244 「東京奇譚集」村上春樹著を読んで

すでに読んだことがあるけど、内容を忘れてしまったので再読したかった「ハナレイ・ベイ」を読…

☆本#242「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹著を読んで

短編集。久々に「かえるくん、東京を救う」を読みたくなって読んだ。この本の中でいちばん印象…

☆本#238,239,240,241 軽くて深い「きみはポラリス」「まほろ駅前多田便利軒」「まほ…

すでに評価されている作家の本は外れが少ない。どれも軽さと琴線に触れる部分があり、子供から…

☆本#214 突然は蓄積の爆発?「鍵のない夢を見る」辻村深月著を読んで

この著者の本はこれまえ読む機会がなかった。 読んでみて、この作品が直木賞を獲ったのがわか…

☆本#209 ふたりの世界「ぼくらは夜にしか会わなかった」市川拓司著を読んで

まだ読んだことも映画を観たこともないけど、ヒットした「いま会いにゆきます」の作者の短編集。 独特の世界観。多分上記ヒット本と同じようなある意味ファンタジー。 主人公の男女は、自分たちの世界を持っている。二人は考え方が似ている。外の世界と隔絶してる。二人は互いに生涯たった一人の相手。その人以外はありえない。色々あって現実の世界で別れても、最後、天国かどこかわからない世界で幸せに暮らす。現実の世界でうまくいく二人もいる。 というような感じで、様々な状況、環境、時代、年齢で描