☆本#209 ふたりの世界「ぼくらは夜にしか会わなかった」市川拓司著を読んで
まだ読んだことも映画を観たこともないけど、ヒットした「いま会いにゆきます」の作者の短編集。
独特の世界観。多分上記ヒット本と同じようなある意味ファンタジー。
主人公の男女は、自分たちの世界を持っている。二人は考え方が似ている。外の世界と隔絶してる。二人は互いに生涯たった一人の相手。その人以外はありえない。色々あって現実の世界で別れても、最後、天国かどこかわからない世界で幸せに暮らす。現実の世界でうまくいく二人もいる。
というような感じで、様々な状況、環境、時代、年齢で描かれている。
病死等で別れても、不思議な世界でまた巡り会って幸せになるパターンは読後感が悪くない。
著者はネットで小説を書いていたところ、注目されて2003年に作家デビューしたらしい。こういうファンタジー系を追求しているようだ。
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