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#映画レビュー

それぞれの人生 映画「午前4時にパリの夜は明ける」を観て

1981年パリ。夫が家を出て、女と暮らし始める。ひとりで二人のハイティーンの子供を養うことに…

映画「土を喰らう十二カ月」を観て

2022年秋公開。水上勉の料理エッセイが原案で、長野が舞台の12カ月。撮影には1年半かけている…

仏映画「デリシュ」を観て

1789年、革命直前のフランス。フランスで初めてレストランを作った、というのに興味を持って鑑…

映画「恋する惑星 Chungking Express」を観て

1994年公開、ウォン・カーウェイの香港が舞台の映画。前半が警官223番で、後半が633番の話。 2…

映画「君のいた永遠(とき)」を観て

1999年の香港映画で、現地タイトルは「心動 (Tempting heart)」。邦題はラストとリンクしてい…

英語「カモンカモン」「パリ13区」を観て

映画紹介で同時に紹介されていた2作。 前者はアメリカ映画で、後者はアメリカの短編漫画をベー…

幸せか微妙 昭和の映画「君の名は」第1,2,3部を観て

1953年ごろ公開された元祖すれ違い映画「君の名は」。白黒なのであまり観る気はなかったんだけど第1篇を観てしまったらつい2,3も観てしまった…。 端的に言うと、主観だけど、男女がすれ違う話というより、環境や周りとの関係で情に流された女とジェントルマンな男が最初は理性的な選択をするけれど、結局感情に沿っていく。 第一篇はふたりの別れの選択で終わる。ので、おそらく観客のもやもやが膨らみ、その結果第2部が1以上にヒットしたのかもしれない。 しかし、第2部でもふたりはまた別れるこ

映画「breakdown 」を観て

97年公開の米国映画。 なんとなく観出して、カーチェイス系かと思いきやまったく違って結構面…

映画「リスペクト」を観て

主演のジェニファー・ハドソンが、アレサ・フランクリンに直に役柄のオファーを受けたという作…

普遍と新発見 映画「ラ・ブーム」を観て

主人公を演じたソフィー・マルソーは今50代なので、かれこれ40年以上前の映画。 でも、意外…

映画「レインツリーの国」を観て

有川浩の「図書館戦争」を読んで以来この作家の本は一通り読んで、この映画の原作も知ってはい…

よりkindであることを選ぶ 映画「Wonderワンダー君は太陽」を観て

両親の遺伝子の影響で、普通とは違う容姿で生まれたオーギー。10歳にして27回も整形しているけ…

映画「イルマーレ」(米国版)を観て

いつか観ようと思っていたキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック主演の米国版をついに見た(オ…

映画「ワタシが私を見つけるまで」を観て

2016年の米国映画。コメディでロマンスがメインではない。 主人公は、新卒のアリス。大学入学後すぐ彼氏ができ同棲したので1人の時間がなかったと、卒業と同時に彼と一旦別れる。 法律事務所のパラリーガルとして勤め始める。そこの同僚の弾けた子と仲良くなり、彼女の紹介でバーのマスターとワンナイト。それでスッキリして、彼の元へ戻ると、好きな人がいると言われる。 この同僚が実年齢では主人公より10歳年上なんだけど、それを感じさせない弾けっぷり。アメリカ人でもこういう人は少ないような.