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地方起業で自治体をパートナーにする方法

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2020年11月の記事一覧

地方に住み、自治体と働くということ⑮ ~個人が自治体から業務を請負うまでのストーリー

地方に住み、自治体と働くということ⑮ ~個人が自治体から業務を請負うまでのストーリー

現在発売中のTURNSで興味深い記事があったので、ぜひ紹介させていただきます。

はじまり埼玉県秩父郡横瀬町にある、小さな保育園「タテノイト」。

開設したのは、大学で地球惑星科学を研究していた舘野さんご夫婦。研究者という職業柄、転勤が多かったけれど、娘さんが生まれてから社会のありように目が向き、教育問題に関心を持つように。

多くの保育園を視察する中で、管理型教育に疑問を持った舘野さんは、娘さん

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官民協働提案事業は、ステージを数段上げる必要がある。

官民協働提案事業は、ステージを数段上げる必要がある。

お恥ずかしながら、三菱地所がベンチャーのアクセラレータープログラムをやっていること、知りませんでした。

『スタートアップとの実証実験に取り組もうとするも、思いの外連携できるパターンがない』という、アクセラレータープログラムにありがちな失敗を回避するために、地所の各部署が抱える課題を起点とし、それらの部署との協業を前提とした選定が行われる、という点は実に学びが大きいです。

以下のコメント(リンク

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【閑話休題】公民連携のパートナーとしてのコンサルの選び方

【閑話休題】公民連携のパートナーとしてのコンサルの選び方

本業で公民連携コンサルをやっているのですが、下記のくだりが昨今の公民連携の問題を全て言い当てているので、深くうなずきながらシェアさせていただきます。

昨今の公民連携はむしろ、民間が投資して施設を開発したり、家賃を支払ったりするという「民間投資型」というものが非常に重要になってきています。そうなれば、そんな不利な条件ではいい民間からすると「そんな不当な契約はできないので、他あたってください」という

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地方に住み、自治体と働くということ⑭ ~ご縁をつなぐために必要なのは「勇気」

地方に住み、自治体と働くということ⑭ ~ご縁をつなぐために必要なのは「勇気」

大学や仕事で地元を離れた人が、40代で地元に戻ると楽しいらしいです。地元に残って役所や家業を継いだ元同級生たちが、地域の主要メンバーになっていて、バリバリと地域をけん引しているからだそう。

先日、10年来の友人が30代後半にして家業を継ぐために実家に戻ったので、いろいろと話を聞いてみたところ、やはり同じことを言っていました。曰く、「元同級生が市役所に入ってて、それなりの役職についている。まちづく

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