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【広報は経営】を知る10のこと

皆さん、こんにちは!コザワです。
最近、東京へ戻ってまいりました~!里帰り出産のために3カ月間、実家の愛知にいたのですが、社会人になってこんなにも長い間、実家にいたのは初めてです。そして、臨月→出産→新生児という変化が大きい時に、親のサポートをしてもらえたのはとてもありがたかったですし、何より、孫の世話をする母の幸せそうな姿を見て、「里帰り出産は、人生最大の親孝行だなぁ」とすら感じました。旦那さんもリモートワークができるので、3カ月間の間にちょくちょく実家に来てくれて、毎度1週間ぐらい泊まってくれていたのも心強かったです。これから、新たな生活が始まります!是非、先輩パパママの皆様、色々と教えてください~(^^)/

さて。最近、Voicyで広報ノウハウをお話をさせていただいております。笑える雑談(いかに、クスっと笑ってもらえるかを思考中!w)やフォロワーさんご紹介など、色々とチャレンジしておりますので、是非よかったら聴いてください。

さて、本日のnoteは、先日の「【広報は経営】を知る10のこと」のセミナーで話した内容を掻い摘んでお伝えします!セミナーにご参加いただけなかった方はもちろん、ご参加いただいた皆様は復習としても、ご覧いただけると嬉しいです!では行ってみましょう~(^^♪

はじめに

「広報は経営」とたいそうなことを言われても、社長って何考えているか分からないし、「広報よろしく」だけで正解も分からない。そもそも、社長って遠い。(あんまり話したことない)でも本当は、「広報と経営のつながりを創りたいんじゃ!」と思っておられる広報さんも多いのではないでしょうか?本編を通じて、広報の皆さんが明日から社長様と話すきっかけとなれたら嬉しいです。

①広報とは?

広報業務=メディア露出と思われがちですが、それは広報業務の一部です。広報とは、以下のような様々なステークホルダーとの言葉のキャッチボールをして「会社の価値を上げていく=ブランディング」が広報の仕事です。

したがって、一口に広報といっても、会社によってやっていることが全然違うので、他社さんのやっていることを参考にしようにも、自社にはフィットしない、なんてことも発生してしまうのです。


②広報活動をする7つのメリット

広報を通じて、直接的な効果は認知拡大です。その先にあるものをまとめたのが、以下の7つです。

◆広報を通じて向上するもの=広報の目的
①売上
②顧客からの問い合わせ
③採用力
④社員のエンゲージメント
⑤資金調達力
⑥事業提携力
⑦メディアからの出演依頼

⑦は、特に大手のメディアに載ったりすると、他メディアからも載ってほしいという引き合いがあったりします。①②はサービスPR、③④は企業PR、採用PR、インナーブランディング、⑤⑥は企業PR。それらを通じて、結果として向上するものです。ただこれらは、時間のかかるものです。中長期的な視点を持って計画していくことが大事ですね。
こちらの内容は、Voicyでも詳しく話しておりますので、良かったら聴いていただけると嬉しいです。

③経営課題を広報で解決する

皆さん、「経営課題」を知っていますか?

▶残念なあるある状態
・社長が遠い
・社長と3カ月話していない
・経営層と話すのが怖い
・「広報はプレスリリース書いていればいい」
・「そんなことより、TVや新聞掲載どうなってるの?」 等

経営課題を特定するには、「経営として在りたい姿」と「現状」とのGAP=課題を特定することです。これは、経営者に対して、「経営リソースである人・物・金・情報において、経営課題は何ですか?」と単刀直入で聞いてしまうことが大事ですね。それを踏まえて、なんのために広報をするのか?ということを、「広報活動をする7つのメリット」から選んだらよいと思います。
何はともあれ、経営課題を広報で解決すべく、社長との会話量を増やして、広報がワガゴトで会社の経営を考えていけると、めちゃくちゃ強い広報になれると思います。

④世の中の潮流との連想ゲーム

▼メディアと広報は対等の関係性

メディアさんに対して、PRしたいことだけ(例えば、新サービスのリリースを送り付けるなど)を連絡する人が、どう思われるのか?と言ったら、想像に易いですよね。「●●さん、いつも自分のところのPRのことしか話さないから面倒だな…」と思われて、連絡に出てくれなくなってしまいます。
ここには根本的に、メディア⇔広報との関係性が影響していると思っています。

広報が下で、メディアが上。だから、広報はへりくだる。みたいな。これって、すごく本質的な関係性ではないなと思っています。
あくまでも、メディアと広報は対等。私たちは、メディアさんを喜ばせるために存在しているのではなく、その先の、読者さんや視聴者さんが喜ぶ情報提供をしているんだ!という意識がとてつもなく大事。

メディアさんとは、「一連托生で、価値ある情報発信をして、世の中を変化させていきましょう!」と言っていけるような広報さんは、すごく本質的な仕事をされているなと感じます。

ただ、ネタとして、単純で直接的なものは大手に勝てない。したがって、スタートアップ企業が大事なことは、連想ゲームをすること。そう、風が吹けば、桶屋が儲かる理論です。
私たちニットが行ったことをお伝えします。

▼風が吹けば、桶屋が儲かる理論

コロナ真っ只中で、「自殺者が増えた」というニュースがありましたよね。それらを繋げた連想ゲームをして、自殺者を未然に防ぐために、
・「サイレントうつ」というワード開発
・ニットのテレワーク組織の在り方を紹介
・メディア対応してくださる産業医の先生と連携して露出
これらを提案していきました。結果的に、ニットのオンライン組織のことを様々なメディアさんに取り上げていただけたので、相当な認知度拡大につながりました。

▼世の中の潮流と自社PRとを繋げるのが広報の腕の見せ所

①まず大事なのは、広くアンテナを張ること
 →例)円安、ロシア情勢、ESG、子ども置き去り…など
②連想ゲームで、どう自社と繋げられるか?を思考
 →社内から拾う、広報主体で作る
③メディアの先の読者が喜ぶ情報か?を再度思考
 →「あなたを喜ばせる情報ですよ~」という意識が大事

⑤広報の役割は広い

上図は一例ですが、広報のやるべきことの一覧です。もう、とにかく広いです。結果、どうなるかと言えば、「広報=何でも屋」となって、全て中途半端になってしまう…。優先順位を付けていくことが大事ですね。

⑥ネットに種まきをする

正直、メディア露出の経験がないor少ない企業は、大手メディアにはなかなか載ることが厳しいのが現実です。だからこそ、種まきです!

webメディアは大小様々なたくさんの媒体があります。それらをジャックしていく。更には、SNSなどを通じて、自社のことを自ら発信していく。そうすることで、Google検索をした時に、ヒットする状態を作っておけば、然るべきタイミングで、必ず、取材依頼が舞い込んできます。いきなり、実は成りません。まずは、種まきが肝心ですね!

⑦企業としてのSNS活用術

まず、そもそもですが、【数】は大事です。フォロワー数が少ないのに、言いたいことだけ発信をしているのは、誰にも見向きもしてもらえず、影響力はほぼゼロ。いわゆる、自己満に近い状態です。
したがって、まずは、フォロワー数を増やしましょ!

この3連休は、Twitterのフォロワー数を伸ばす方法をVoicyでじっくり語っておりますので、まずは数を増やすべく、コツコツ頑張ってくださいね!

▼BtoB×スタートアップは個人アカ

私たちニットもまさに、BtoB×スタートアップ企業です。したがって、そもそも、社名もサービス名も、認知が全然取れていない。そこで、個人アカでやっているメンバーに、「HELP YOU」ということだけ、名前に入れて!とお願いし、運用してもらっています。

ただ、内容は制限していません。各個人のタイミングで、発信したい内容を発信してもらう。それぐらいの自由度があった方が、本人も「やらされ感」を持たないので、継続できるかと思っています。
ちなみに現在、コザワ3万いまさき1万久保1万ということで、3人の個人アカのフォロワーさんの積み上げだけでも、5万人いることになります。この影響力たるや、計り知れないものがあります。

⑧企業が社会的信頼を得られる広報術

メディア露出(特に、TVと新聞)は、打ち上げ花火だと思っています。NHKに出演できたからって、その3日後には、全ての人に忘れ去られてしまいます。
ただ、大手メディアに掲載してもらえたということは凄いこと。なので、メディア露出したことをちゃんとPRすることが大事です。
私たちも、SNSでメディア露出を報告し、ホームページの下の方に、メディア掲載実績を入れさせてもらっています。

良かったらHPもご覧ください。


⑨外部発信の前に整えるべきこと

社内メンバーの会社に対するエンゲージメントが低いのが課題である場合、以下の通り、広報すればするほど、逆効果になってしまいかねません。

したがって、外面だけキラキラしているようにお化粧するのではなく、まずは内部の組織風土を良くしていって、それを外部へ発信し、その露出が、社内の人たちの誇りにつながるような循環を生み出すことがものすごく大事だと思っています。

⑩効果的な広報チームの作り方

先ほどお伝えした通り、広報業務は多岐に亘ります。ただ、広報を経営課題の解決につなげるべく、広報戦略を立て、実行していく。その施策の優先順位をつけながら、自分じゃなくても良いものを人に依頼していきながらチームを作っていく。簡単に書いていますが、これって結構難しいことではあるので、別途、またどこかでお伝えします。


最後に

間接部門だと思われていた広報。もうその考え方は古いと思っています。 広報を通じて認知度が向上することで、採用、売上、資金調達、事業提携などに大きなインパクトがあります。 【令和の広報】は、裏方ではなく、会社の一番の花形の存在にすらなり得ると感じています。みなさまの企業において、広報を事業戦略に組み込むヒントになれたら嬉しく思います。

広報を通じて世界を変えに行きましょうー\(^o^)/

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今後のイベント

以下の通り、開催予定です!Twitterでお知らせします!

●10/13(木)12:00-12:45
 →広報つながり会
  テーマ:自己紹介+お悩み共有会

●10/20(木)12:00-12:45
 →帰ってきた!「はじめての広報がやるべき10のこと」セミナー
  ※質疑応答多めで行きます!再度の参加もOKです!

●10/27(木)12:00-12:45
 →広報つながり会
  テーマ:自己紹介+挑戦してきた&挑戦していることを共有会


広報活動にお悩みの方いらしたら、いつでもお気軽にご連絡ください!ご相談乗ります!また「noteやVoicyで、こんなこと発信して!」というご要望あれば、TwitterでDMください(^^♪

本日は以上です!最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(__)m

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