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書くこと、伝えること

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書くことや作ることにまつわるひとりごとを呟いています。
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#ひとりごと

言葉や文章のボタン

書いても書いても、これは真ん中じゃない。そう思うときがある。一瞬ではなく、割と長い期間。…

Mica
2年前
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自分の文章を信じるということ

晴れた日に屋外で味わう冷たいコーヒー。子どもたちが寝たあとの静寂と読書。葛藤や焦燥の先に…

Mica
2年前
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「書く」という、心の調律

以前、仕事で声楽の先生にインタビューした経験がある。地域で開いている体験レッスンを実際に…

Mica
3年前
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空虚はロックを鳴らせなくても

幼少の頃から感情を表に出さないタイプだと言われ続けて、文字を扱う仕事をしてもそれは情報の…

Mica
3年前
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だから、この夏は日記を書いた

温かいコーヒーが似合う朝になりつつある。子どもたちを幼稚園へ送る時間は午前7時半過ぎ。太…

Mica
3年前
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自分を映す本棚の存在

10年住んだ場所を離れることになった。 アメリカはカリフォルニアの地。2011年。渡米当時、私…

Mica
3年前
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仕事にしたいんですか、趣味じゃダメなんですか。

今年は手帳のフリーページに書いている日記。久しぶりに開くと前回から一か月も経っていて驚く。心を亡くすと書いて忙しいとはよく言ったもので、諸々の事情から屍のように過ごした初夏だった。もとい、現在進行形。 その間、ぽつり、ぽつりとnoteをやめてしまう人がいた。その中にはこれまでに優しい言葉をかけてもらった方もいて、お声かけしたい…でも無粋かも……とぐずぐずしているうちに日々は過ぎていった。 そう、なんでもかんでも遅い。とにかく遅いのだ。言わないと伝わらないんだよ。わかってる

因数分解と化学変化

漠然とした悩みはいつも視界の片隅にある。そういえば人生で「悩んでいない」時間などない気が…

Mica
3年前
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縁の下を生きる

いつだったか、高校時代から仲が良かった友人が「この曲めちゃくちゃ良いんよ」と勧めてきたの…

Mica
3年前
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エッセイを書くこと、書く場所

「おまえってさ、きれいに歌おうとしすぎてつまんないのな」 そう私へ言い放ったのはかつての…

Mica
4年前
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「叶う」と「叶わない」のあいだにあるもの

幼い頃に描いていた夢がまったく思い出せない。 お花屋さん?ケーキ屋さん?たぶん違う。しい…

Mica
4年前
81

手作りの勲章

「この曲って先輩のお仕事みたいですよね」 大学時代から付き合いがある後輩友人が言ってくれ…

Mica
4年前
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全力でバットを振ろうと決めた日

LINE MUSIC×noteの #いまから推しのアーティスト語らせて  投稿コンテストで「等身大を越えて…

Mica
4年前
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人々の心を満たす最後の一滴は「URL」じゃなくて「IRL」なのかもしれない

私はひとりにならないと文章が書けない。 夫は音楽を聴きながら器用に仕事をこなすけれど、私の場合はいつも無音。たとえ見ていなくてもテレビが点いていると気になる。心の内側に耳を澄まさなければ言葉が出てこない。 9月はほとんど書けなかった。いや、書かなかったというほうが正しい。 * 2人の親友が遊びに来ていた。アメリカで出会った同年代の日本人女性で、5年ほど前に本帰国して以降、忙しい仕事をやりくりして定期的に訪れてくれる。 先月前半は長男の学校環境に変化があり、ストレスを