言語は「文化」でありおもしろいという話。

今まで学んだ外国語は5ヶ国語、しゃべれると言えるのは3ヶ国語くらいです。

そもそも飛行機に乗らないし必要ないと決めて、学校の英語の時間ずっと塗り絵をしていた私が、英語を話せるようになったのはオーストラリアでの経験のおかげです。

パリにいた時若い人たちが、カタコトでも英語を使いたがっていたのがきっかけで、私も英語やってみようと思いました。(フランス語は大好きなんです。)

英語は自ら勉強することが出来ないので(嫌いだから)、オーストラリアに行ってしゃべれなきゃ死ぬという状況に身を置きました。なぜオーストラリアかというと周りに薦めてくれる人が多かったからです。

初めは3ヶ月学校行って帰る予定だったのに現地の友達に恵まれ楽しくなって結局2年半いました。この期間の全ての経験が今の自分を構成していると言っても過言ではありません。

前回も少し触れましたが、人生で初めて飢え死にしそうになった時、とてつもなくいい人たちと出会うことができて本当に命を救われる経験をしました。

そんな人たちとまともに会話したいと思いますよね。

フランス語に関しては、初めて服飾学校の旅行でパリに行った時にココだ！という衝撃を受けフランス語にハマり趣味のように四六時中勉強してました。ファッションはもちろん街自体がアートで言葉もかわいいのです。

これから外国語を学ぶ皆さんは、ぜひ最初に文化や人を知って興味を持ってみてください。きっと覚えが早くなります。

私の場合、興味のわかない国の言語は勉強しても身につきませんでした。それが今いるドイツです。いいとこも沢山あります。でも無理なんです。今までで1番学校に通い、お金をかけました。でも脳に留まってくれません。

ドイツ語で気づいたことは、数学の式みたいな構造なので理数系の人には向いていて、アート系の人(自分含む)、ラテン語の人たちには難関であるということです。そりゃ解読不可能な暗号も作れるわと思います。ドイツ人の計算の仕方は日本人の習うやり方とは違うらしいです。

ちなみにロシア語はもっと複雑だそうです。私はその暗号みたいな形のロシア語を読んでみたくなりアルファベットを覚えました。読めた時の感動は今までで1番でした。ウクライナに行った時も読めたのが楽しかったです。意味はもちろんわかりませんが。

こちら、初めて読めたロシア語икраイクラ(魚卵)です。友達がモスクワからのお土産でくれました。ロシアにもし行くならロシア語話せると逆に怪しまれるから使わない方がいいと言われました。お国柄ですね。

私はまだアジアの言葉にそこまで興味がありません。昔タイ人の友達にこれもまた暗号のような字が可愛くて、自分の名前を教えてもらったくらいです。これがMiaだそうです。記念に書にしました。

そして興味深いのはヨーロッパの言語ですね。国が隣でも歴史的背景から話す言語の元が違ったりしています。なので私の好きな言語はラテンがベースでゲルマンが不得意ということですね。でも英語はゲルマンの簡略化みたいなものなのでそこは大丈夫みたいです。

イギリス英語にはフランス語が混ざったりもしているのでラテンとゲルマンの間といった感じなのでしょうか。だから世界共通語になったのかなあと思う今日この頃です。

イタリア人とスペイン人はなんとなく言ってることがわかるとか、スウェーデン人とデンマーク人もわかるとか聞いたことがあります。だからヨーロッパの人たちは何ヶ国語か話せるようになるのは簡単なのです。話さないだけです。

ルクセンブルクでの話ですが、神奈川県くらいの大きさしかなく金持ちしかいないこの国では、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語が公用語です。公共で主に使われるのはフランス語だそうですが、普段みんなは好きな言葉を使ってるっぽかったです。

バスの中で、前にいた子供たちは3ヶ国語で会話してました。スーパーでも、こんにちははフランス語、値段はドイツ語、さようならはルクセンブルク語でした。だいぶ羨ましい環境ですね。

でもそれだけの言葉を使う理由は、小さい国だから近隣の国とのやり取りをスムーズに行い国として生き残るためだそうです。

最後に、勉強の仕方がわからないと思っている方はまず現地に行くのが早いと思います。今は行けないのでYouTubeなどでもいろいろ知ることができます。なかなか手につかないのは興味が足りないからだと思います。勉強としてではなく、趣味としてできるのが一番です。言語は科目ではなくその国の文化ですからね。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

もし質問、知りたい事などありましたらお気軽にお声がけくださいね。文章は下手でも会話は好きですので。

次は各国の仕事の話を予定しています。

では、楽しい１日を！

Mia