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3人展の感謝と記録

まずは我々3人を支えてくださった皆様、来場者の方、DMを置いてくださった方、情報の拡散をしてくれた方、ギャラリーのオーナーに心よりのお礼を申し上げます。

展示は予想のずっと上をいく素敵な空間になりました。展示の様子が少し分かる動画はこちら⬇︎

安松の作品解説はこちら⬇︎



キチジョウジギャラリー入り口

私たちなかなか頑張ったのでは?!


そもそも3人展で来場者が193人(数え忘れた人もいるから200認識超えたかもしれない)はかなりすごくて、私が過去に展示した大規模な展示も16人でやって500人超、普段田舎でひっそりやれば50人ちょいって感じだったのでこれは大健闘だったのでは?と思っております。
それもこれも、皆さんが情報発信を手伝って下さったおかげです。たくさんの人に出会い、温かい空間で時間や感覚を共にできたのは1人1人が少しずつ気にかけて下さったからに他ならないと思っています。感謝の言葉が尽きることがありません。

ソトギャラ

今回お借りしたキチジョウジギャラリーの仕掛けとして面白い部分が「ソトギャラ」といって、ギャラリーに入らなくても誰でもあの道を通りかかれば作品を見られるスペースがあることが挙げられます。
これが、とても効果的でした。
初めてギャラリーに入ります…失礼だったらすみません…とおずおずでも入ってくれる人。
外にある作品が好みだったから、自分と技法が似てるからと入ってくれる方。
子どもたちが、外の作品をみて好奇心をくすぐられる声。
最初は親が入りたがっており、子どもが嫌々するも、中に入ればかわいい空間が広がっており見るのを楽しんでくれる。
ギャラリーをオープンな場所にする工夫の1つであることに間違いなかったように思います。

お互いの作品が全く違うから、卒業後違う道をそれぞれが頑張って歩んだから、ソトギャラをみてもっと作品を見たいと思ってもらえたんだろうなと。

素敵な人たちと過ごす時間(安松視点)

鈴木さんとmizoregumoさん

鈴木さんの切り絵

今回の展示は改めて2人とできて良かったなと思っています。別の人が参加してたら会えなかった人もいるし、あんなに優しい空間にも仕上がりませんでした。
それに2人はある程度穏やかでいつつ、内側にはもっと制作したい、あれもこれもやってみたいというアクセル搭載型の人たちで。お互いがあれやってみたいと言う話はとりあえず全肯定、まずやってみよう!やってみたらあの展示空間もっとよく出来るな…明日までにあれこれを付け足そう、アレンジしようと動いてくれました。
実は毎日少しずつ成長していた展示空間でした。
私はちょっと目の前以外のことがすっぽ抜けがちなので、きめ細やかな部分も2人にはたくさん助けてもらいました。本当にありがとうございました。

mizoregumoさんのミニチュア作品にお邪魔する安松の粘土うさぎ


優しい人たちに囲まれた空間(皆さんの感想紹介)

来る人来る人みんな優しくて。人間の温かさを作者らはたくさん分けていただきました。
毎日なんでこんなことばかりなんだというニュースや日々を見聞きし、人間に対する嫌悪は氷点下。そんな心を温めてもらい、今後も展示や制作を頑張ろうというやる気にも火を焚べてもらいました。
私に関してはもう私の作品の前で何人の人と一緒に泣いたか分からないくらい涙してました。
正直、私の取り組みは人間のヤバめの部分が色々垣間見えるので叩かれる覚悟をして展示に挑んでました。でもそんな不安に思っていたことは一切なく。

安松の実家の石や土で描いた絵

・作品を見て思い出した故郷のこと
・その人の中で関連づけられたエピソードとそれに対する想い
・大切な存在との想い出の数々
・人が共に暮らす生き物に対する底のない愛情
・亡くなった後も大好きで仕方がないこと
・亡くなった事を受け入れられない現状
・可愛くて、自分の中心に来てしまうことが分かっているからこそ、一緒に暮らすというハードルは高すぎるいうと苦しみ
・動物と一緒に暮らしたいけど、人間のために生まれさせる申し訳なさと、それがなければ大切なこに出会えなかったというやるせなさ
・その気持ちを昇華して創作したものを終活で捨てていること
・幼いころの残虐な行為の告白
・ゆるくだけど私が即興でかいた大切なこの絵を大切にして下さってること

叩かれるどころか、共感やあたたかな日々を、悔いを、罪を思い出し、言葉をこぼす人たちがいて。忘れかけてた大切な時間を浮上させられるきっかけになれたのなら本当に良かったなと思います。
かといって、画材欄にある「骨」ってまさか人じゃないですよね?みたいに少しビビられたりもしました。(浜松で増えすぎた鹿さんよ)

安松の様々な試みが分かるエリア

他にもテーマには触れずに、私の取り組みの一部に関心を持ってくださる人も多数いました。
・その辺の石が絵の具になってることへの驚き
・その岩絵具を焼き物にも使ってるのかと技法を跨いで色々していることへの感心
・紙も作ったの、え、これも編んだの?
・葛布なるもの初めて知った
・七輪陶芸をどうやったら成功させられるか
・科学がもっとできたころなら、もっと多くのことを思いつきそうなのに!悔しいーー!と知識の活用場所を知る人

あらゆる会話が楽しく、来た人たちが自分の生きる世界に関心を持ったり、自分にある知識の面白さを再認識する様子が見られたのも私にとって非常に嬉しいものでした。

鈴木さんとmizoregumoさんも毎日のようにあったかい、感謝がつかないと話しておりました。

面白い人

東京を魔窟だと思っていた私ですが(告知の記事参照)、期待していた人間も来てくれましたね。浜松の片隅で展示しててもまず会えないタイプの人間ですね。
具体的なことは今後の活動方針や個人の特定に関わるからめちゃくちゃぼかします。

私の作品を見て、「これは江戸時代以降の絵だね」って言う人は初めてでした。「透明の水槽を作る技術が出来る前は魚をこの視点で描かないよ」
歴史に詳しいですね、初めて言われましたーなんてお声かけしたら、有名な大学で教鞭をとったりしてる方でした。?
3人にそれぞれにアドバイスだったり、こんなことしてみたら広がりそうだよね、考えるのはタダだよとたくさんの知識という種を蒔いていった。

これよこれよ、東京ってこういう方がわんさかいるんだろーー?!って思いながら聞いていましたね。(わんさかではなかった)

他にもギャラリーに勤務する同級生にも10年以上ぶりに再会し、今後も情報交換しよう、頑張ろうという話になったり。
各地のギャラリーや美術館に行くのが好きな人が、こういう更なる発展がありそうだよねと話して下さったり。
こんな場所をあなたは見るといいかもと、素敵な土地を紹介して下さったり。
名前を検索すれば実績と共に色々凄い!となるお仕事の方もいらしたり。様々なバックグラウンドをもつ人々に見ていただけたのはやっぱ嬉しいことこの上ないですね。
新鮮で楽しい刺激をいただきましたね。

こんなことをしてみては?という話はとりあえずやっていこうかと。また試行錯誤の様子は動画やSNS等で報告いたします。

またいつか

展示に来た人たちから、また関東でやってください!これからも応援してます!SNSも楽しみにしてます。
中には握手を交わした人もいる。
またいつか、試行錯誤をさらに重ねた私たちたちをみてもらえたらいいね、そう3人で話しました。

その時は何卒またよろしくお願いいたします。またいつかみなさんに新作を無事お見せできるよう今後も制作致します。

関連記事やサイト

mizoregumo:X,Instagram@mizoregumo25
鈴木麻友:X@my_kirie



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