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おうち図工室03 ここのドアがあいたら

先日twitterに載せたドア。友人らから、どうやって作るのか聞かれたので、作り方を。

今回も美育文化ポケットで工作アイデア探し。娘が「これ作りたい!」と熱望した、34号の『ここのドアがあいたら??』を参考に、ここではない世界につながるドア作り。
※美育文化ポケットについては、おうち図工室01で紹介しています。

子どもたちが作るドアはどれも魅力的。
画用紙とカッターと絵の具で違う世界につながる。なんて楽しそうな授業なんだろう。

ドアって、新しい空間が続いているというイメージがあるからインスピレーションがわきやすいのかな?などと思う私の横で、「このドアいいね~!あっ、このドアもいいね~!」「丸いドアにしよう。丸ってなんか良いよね」とか言いながら、ドアの形を考える娘。
紙に形を描いて、ハサミとカッターで切り抜いていく。

まずドアを作ってから場所を決めたいと言うので、どうやってドアを作るのか考えてもらう。掲載されているのは画用紙と絵の具で作られたドア。切り抜いたこのドアに直接色を塗っても良いけど、学校だと授業時間しか飾っておけないようなものもしばらく飾っておけるのが、おうちで工作するメリット。
娘に、せっかくだからできるだけ飾っておきたいんだけど、丈夫につくれるか聞いたら、「木で作る?でも糸鋸苦手…」との答え。
苦手なら、練習になるから一石二鳥だよ!とホームセンターの工房で板を切り抜いて作ることにした。
(ホームセンターによってだけど、板を買えば無料で工房を利用できる。今回はカインズホームで。糸鋸の刃は購入する必要があります。持ち込みもOK。※時間制限あり。)

糸鋸はミシンと一緒で、刃(針)と下描きの線がまっすぐになるように動かせばOK。つい焦って板を動かしてしまうけど、自分のペースで板を動かして切ればキレイにカットできるから落ち着いて板の向きをコントロールしよう!と伝えたら、難しい円形もなんとかカットできた娘。次に図工の授業で糸鋸機械を使う時には落ち着いて使えるようになるかな?

カットしたら、紙やすりで切断面をやする。ガタガタになった形もやすりで整え、ドアとドア枠に色を塗る。
娘は、『森の中にある妖精の国』につながるドアにする、とリースのようなデザインを描いていた。

ドアを開けたときに見える世界をドアより一回り大きく描いて切り抜き、ドア枠に貼付ける。(絵の具で描く予定だった娘、力を使い果たしたと言ってペンと色鉛筆で描いていた。)

今回は、リアルさを追求した娘が蝶番を希望したので、ドア枠とドアに蝶番を接着。
画用紙はドアを切り離さず折るだけで◎、段ボール・厚紙・薄いベニヤ板なら、マステや革の端切れとかでも良さそう。

接着剤が乾くまでの間に、どこにドアをつけようかな~、と家の中をウロウロ歩き回る娘。
最終的にリビングのドア付近の梁(壁?)にすると言うので、どうしてここなのか聞いたら、「いつもここ通るときにハリー・ポッターが駅で壁をすり抜けて魔法界に行くシーンが頭に浮かぶから」と言っていた。
ちょっと通り抜けるには幅が狭すぎやしないか?と思いつつ、コマンドタブで貼ってもらう。

このドア違う世界につながってるんだ…と思うと、大人でもほんわかした気持ちになるなぁ。

娘がもう一つドアをカットしていたので、私もドアを作ってみる。イメージは中近東。結局ドアをデコって力尽き、中の世界は娘に託した。

そしたら、『おふとんやさん』を作ってくれた。お布団や働く人は包装紙などを切って貼って。
このおふとんやさんには色々なお客さんがやってくるそうで、今はクモ・おばけ・割れやすい人が布団を求めて来店中。小さな人たちが接客していた。
割れやすい人にはフワフワの泡ふとん、クモにはクモの網のようなレースのふとん、おばけはまだ迷い中。などと話す娘。ドアは、娘が自分の部屋の本棚の本と本の間に置いた。

「今使っているお布団に飽きたら、このドアをノックして、新しいおふとんを探そ~」と楽しそうにドアを開け閉めしている。

ドア作りにハマった娘は、100円ショップで買ったフォトフレームもドアに変身させていた。マステでくっつけてたドアを開けたら、娘が好きなマイクラの世界が広がっていた。

海の中につながるドアも作ると言っているので、我が家は色々な世界とつながる家になる予定。
「ドアがいっぱいの、ハウルの動く城みたいな家になっちゃうね」と嬉しそうな娘。どこにどんなドアが出現するのかな。楽しみにしてるね。

でも、壁にボンド直貼りはやめてね。↓前科

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