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おうち図工室01 コロコロゲーム

こんにちはnote。はじめまして。
ふだん、Twitterで娘の工作や自身のものづくりについてつぶやいているけど、新しくnoteを始めることにしました。
作り方や材料などを聞かれることが多いので、より詳しく伝えられる場があると良いなと思ったのと、娘にも感想やポイントを書いてもらえば、キーボード練習と発表や作文の練習にもなるかも!?と思ったから。
親子でnoteデビューです。よろしくお願いします。


最初のnote、何書こうかな~って思っていたら、娘が工作にしようと言うので『美育文化ポケット』をぱらぱらめくる。
『美育文化ポケット』は造形・美術教育雑誌。季刊誌で年4回発行されている。教育者向けのガチ雑誌か…と一瞬敬遠しそうになるけど、幼児から小学生までの実践がいろいろ掲載されていて、「これ子どもとやったらぜったい楽しいな」と思うものばかり。
保育園・幼稚園・小学校での実践を紹介する『カリキュラム・デザイン』が私のお気に入り。毎号テーマに沿った実践例が紹介されていて、先生方はもちろん、子どもたちのクリエイティビティに驚かされる。

そして、年齢・学年ごとに紹介されているから、自分の子どもの年齢と照らし合わせることができるのがすごく良い。
娘がもっと小さいころに一緒にいろいろやっておけばよかったなぁ…と思いながら誌面を眺めていたら、娘が隣から覗いて「これ作ってみたい!」とぺージを指さしてきた。
え~でもこれ小さい子がやってるやつだよ、と言ったら「なんで?大きい子がやってもいいじゃん!」だって。!…ほんとだね、誰がやってもいいよね。

娘が指さしたのは、35号に掲載されていた『コロコロゲーム』。

保育園でこんな楽しいことができるなんてこの子たちがうらやましい

コロコロゲームをつくってみよう!

ちょうど、家には巨大な段ボールがある。
数か月前に買い替えた、新しいテーブルが届いた時の段ボール。
秘密基地をつくりたいからと言われてずっと取っておいた、壁に擬態した巨大段ボール。これで特大サイズのコロコロゲーム作ろう!と娘が引きずってきた。

横たわる巨人

図鑑を床に置き、載っている写真のように斜め置きしてみた。寝かせるとさらに大きく見える。
大きすぎる…と、躊躇し始める娘。すっごくジャマだな、と思う私。
ベランダへの通り道だしな…と本棚に立てかけたら、作業しやすそう、と娘のモチベが上がったので、立てかけて制作開始。

「上から転がすだけだから楽ちんだね~」「ここはあぶない道」「ここは橋」などと言いながら、上から下にジグザグにコースを下描きしていく娘。あぶない道ってどんな道?絵も描いたら楽しいね、とか話していたら、「深海のコロコロゲームだ!」と突然娘が大きな声をあげた。

深海をテーマに道やしかけを作っていく

ちょうど、探究学舎の広げるコース『深海』を受講し始め、ウィリアム・ビービの潜水艇バチスフィアを知ったばかり。どんどん下に転がっていく様子が深海に潜るイメージと重なったようで、深海魚をところどころに描き始めた。ダイオウイカは潜水艇を襲ってくる感じにしたいと言って画用紙に描き、ハサミで切り抜いて貼ることにした様子。

家にあるダイオウイカのぬいぐるみをまねして描いたよ

コースには、トイレットペーパーの芯や梱包材、クリアファイルを丸めて作ったトンネルなどを作って貼りつけていく。

本当はチョウチンアンコウに食べられておしりから出てくるようにしたかったけどむずかしくてできなかった。改良する予定。

時々バチスフィアを転がして軌道を確認、コースを修正したり壁を追加したりして作っていく。
『あぶない道』は、爪楊枝をぶすぶすさして作ったでこぼこ道、チョウチンアンコウに襲われそうになる道、くるりと回転して落とされる橋、ダイオウイカとマッコウクジラが戦うそばをすり抜ける道、二本のレールでドキドキの道、の5か所できた。

ようじが鍵盤だったらキレイな音がして良いのにな
くるっとひっくり返るにはどうすればいいかむずかしかった。いろいろ実験してストローと竹串をつかったよ。
ダイオウイカの吸盤のあとも描いたよ
ダイオウイカの耳のところにある階段は一段ずつ降りるようにしたかったけど飛ばして降りてた
細いレールの道。下が見えてドキドキしちゃう。

転がる球もつくる

深海を探検するウィリアム・ビービを載せたバチスフィアも作りたいと言うので、材料コーナーを漁る。見つけた木のビーズ(?)を油性ペンで青く塗りつぶし、穴の部分に画用紙に描いたビービさんを貼りつける娘。
なんでもセロハンテープでつけようとする娘にも成長が見られてうれしい私。

バチスフィアに乗り込むウィリアム・ビービ。深海の生き物をみつけてびっくりしてる顔を描いたよ

ウィリアム・ビービの深海大冒険、完成

そんなこんなで2日間、休み休み作った深海のコロコロゲームが完成した。

転がり落ちるバチスフィアは、私から見たら大事故だけど、工作という形で学んだことをアウトプットするのはやっぱり面白いし娘には合っているな、と思った。
毎回ゴールにたどり着くわけではなく、コースから飛び出したり、途中で止まったり。アクシデントが起きるのも、ビービと、このバチスフィアを設計したオーティス・バートンがたどった挑戦の過程のようだ。(コロコロゲームと比較してはいけない)

娘はチョウチンアンコウに飲み込まれておしりから出る道と、バチスフィアが最後は紙コップのリフトに乗って引き上げられる工夫を今後改良して付け加えるらしい。

つまり、今日もこの巨体がリビングに鎮座している我が家。

今回参考にした『美育文化ポケット』は35号
娘は、ここに掲載されている『おばけやしきを作ろう』と『いろいろうつして』や、他の号のものも作りたいと言っている。
誌面や表紙の写真をnoteに掲載しても良いか、美育文化ポケットの人(言い方)に連絡して聞いてみたら、OKをいただいた。ありがとうございます!
カリキュラム・デザイン、小学校までじゃなくて中学校までに広げてください!と、どさくさに紛れて言ってみる。

今回は、娘が写真のキャプションを一本指打法で入力しました。そのうち、作り方や感想も書けるようになると良いな。期待してるよ、娘よ。

さあ、次は何を作って遊ぶのかな。


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