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ブランディングに携わるデザイナーの1年振り返り

こんにちは!マネーフォワードでコーポレートブランディングを担当しているBX(Brand experience)デザイナーのてらおです!

マネフォに入社して、1年と3ヶ月が経ちました。

大きな組織に慣れるので一杯一杯だった最初の3ヶ月とは変わって、
2022年は今までのキャリアの延長線上では見えなかった能力や強みを発見したり組織で働くことの醍醐味を見出しながら、楽しく成長することができました💪

久々に記録に残したい!と思える1年だったので具体的に振り返ってみようと思います👀

担う仕事の範囲が一気に広がった1年

今年の仕事をざっくりカテゴリーに分けると下記3種になるかなと思います

  • リーダーシップ

  • クリエイティブ

  • コミュニケーション

さらに細かく分けるとこんな感じ

グラフィックデザイナーとしてキャリアを重ねてきた自分にとって、可能性が大きく広がった一年だったことが、整理して改めて見えてきました。
(同時に、それまで培ってきたものはしっかり活きているとも思います。)

大カテゴリーごとに、一つ一つ振り返ってみたいと思います。

リーダーシップ

今年はこのカテゴリーの追加が大きな変化につながりました。
企画をまとめたりコンセプトとして言語化したり、会議のファシリテーションをする機会をたくさん頂くことができました。
このきっかけとなった10周年企画では、入社して間もない自分がこんな大事なこと進めて良いのか!?と、正直ビクビクしながら進めておりましたが、メンバーみんなの助けでここまで形にできました。

コーポレートブランドガイドラインを策定するプロジェクトでは、企画やコンセプトの設定はもちろん、社内のプロジェクトメンバーの意見を引き出すために、「ワークショップの設計/運営」にも初挑戦。経験のあるメンバーの進め方を参考にさせてもらい、ブランドガイドラインも無事形に落とし込むことができました。

ブランドガイドラインについてはまた後日ご紹介しますね!

問いを立て、意見を引き出し、議論の内容を整理して、可視化するのがワークショップの運営スキルだと思いますが、これは抽象度の高い議題のミーティングを前に進める力として応用できるのも嬉しいポイント。

議論を構造的に、可視化することができる
Miro最高

今年の下半期の全社総会ではクリエイティブチームのリーダーをさせてもらったり。12月からは本格的にチームのマネジメントも始まりました。

2023年も学びながら、仲間と協力し合いながら、自分なりのリーダーシップのスタイルを模索したいと思います💪

クリエイティブ

イベントのメインビジュアルやノベルティなどのグラフィックデザインにも携わりました。マネフォのグラフィックの進め方はチームメンバーのエリーが丁寧にまとめてくれています!

8月にはチームでは楽しみながら最高のグラフィックを探究する「クラフト部」を発足。シルクスクリーンで思い思いのグラフィックを表現しました。

継続中のプロジェクトですが、初めてWebデザインにもチャレンジ。
この延長線上でイラストレーターやカメラマンなど、外部のコラボレーターを集めてプロジェクトを共創するクリエイティブディレクションを担いました。

また、名古屋拠点のオフィス立ち上げにも関わらせて頂き、拠点長の長島さんを中心とするメンバーの想いを集約して、コンセプトのライティングにも携わりました✍️

当然、ライティングは専門家に頼るべきものもあります。ブランドの語り口(トーンオブボイス)を設計する際にはコピーライターの方に力を借りました。

この経験を経て実感したのが、自分で言葉を発案する経験は提案されたコピーにキメを入れることにも応用が効くということ。

会社もグローバル化に向かい、よりローコンテクストなコミュニケーションが求められますし、引き続き言葉の解像度も意識的にアップデートしていきたいと考えています🔥
(英語も頑張らねば、、)

コミュニケーション

ブランドのチームではコーポレートブランドの価値を高めるため、価値計測の指標を策定するプロジェクトを進めています。この一環として、コーポレートブランドやサービスがどのように認知されているか現状把握をするため、サービスのユーザーインタビューを実施しました。

インタビューの設計をしたり、インタビューアーを務める経験も今までなかったため、インタビューの経験豊富なUXデザイナーのayaneさんにアドバイスをもらい、無事有意義なインタビューにすることができました。

そして新しいチャレンジとして、6月から月に一度の全社朝会のCEO辻さんパートの資料作成を担当しています。ここでストーリーテリングの力を磨きはじめることができました。

デザイナーの担う資料作成といえど、登壇資料を視覚的に整える仕事ではありません。辻さんの考えや今伝えたいことを言葉やグラフィックを用いながら、どんな順番でどう表現するとメンバーに深く伝わるかを考えてスライドを構成します。

量としては大体15〜20スライドくらい

最初は経営への理解が全く及ばず(今でこそ勉強中ですが)なかなか打ち合わせの場やスライドの構成で提案もしきれず、自分が参加することによる価値を見出せずにいました。

それでも打ち合わせの時間が楽しく、回を重ねるごとに経営の動きや視点の理解が進んだことで最近では社長室の田平さんと一緒に、話題の提案をする事もできるようになってきました。

上記のnoteでも少し触れて頂いていますが、今後はもっと個人的にも勉強を続けて、経営の視点や考えの理解をもっと深め、経営にインパクトを与えるブランド観点のアクションを提案できるようになりたいと考えています。

情報を整理して一つのストーリーとしてまとめる力はブランディングそのものにも活きると思います。
今年の「Japan Branding Awards 2022」受賞に僕が貢献できたポイントはこの部分なのではないかと思います。


これから先やりたいこと

他にもここにも書ききれない、いろんなチャレンジができた1年でしたが、まだまだ半端者。同時にいろんな反省があり、弱みも浮き彫りになっています。

来年は下記をやりきって、可能性を広げながらもっと前へ前進していきたいと考えています。

・関係者とのコミュニケーションをもっと"丁寧"に
・自分で定めた指針やマイルストーンを必ず"守る"
・抽象的な仮説を"具体の成果"、"具体の行動"に落とし込む
・個別事案の"全体最適"を図る

なんだか、文字にすると当たり前のことすぎて恥ずかしいな…

もちろんこれらは1人で抱え込むものではありません。得意な人にアドバイスをもらいながら、手を取り合いながら、マネフォらしくみんなで協力し合いながら進めていこうと思います。

登壇資料のために作った三苫選手の「1mm」の絵
1本のシュートもチーム1人ひとりの想いを繋いで決める

これからグローバル化をはじめ、どんどん多様になる組織。
ブレない軸を持ちながらも、可能性を柔らかく捉えることが、前進するための鍵になる気がしています。

2023年は、2022年よりもっと成長して、楽しい1年にしていくぞ!
まずは年末年始をしっかり楽しみたいと思います。皆さん良いお年をお迎えください🎍

おまけ:今年自分を鼓舞してくれた音楽Best10!

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