見出し画像

干渉

痩せ細った街に現れたアイロニーの保管場所、ヴァイキングたちが徘徊する星空の下、墓場に埋葬された北欧神話の夜や、空爆から隠れるための塹壕、太った線路を走る汽車の群れ、トナカイを狩るヒグマや、カントが提唱する存在の行末が、フレキシブルになり、担う意味などに、価値なんてものは無く、ただ、有るのは、ここで、有するというものに、浮遊したり、扶養したり、定めもなく切り取られたり、凝り固まったり、集まったり、まったりとしたりなど、なぞる事により、そこに有るものなどが、強調されたり、誇張されたりして、更なる支配を、自らに植え付け、くくり付けたりして、くたばるだけの、可能性を加速させたり、枷を嵌めたり、がんじがらめになったり、肝腎要のものですら、勘違いでしたなどと、促す君たちにそぐうものなどは、所詮は、偶像にすぎず、偶然であったのかと、可動式の今に、アンニュイとしたり、弛緩したり、進化を否定したり、普遍的なものにより、惰性で生き続けるほどに、息継ぎを忘れ、今にチグハグになり、頼りなく、謳われる原理などに、原因を奪われ、今に煩わしくなり、習慣的なものや、因習的なものがもたらす、敵愾心により、拠り所が、憎しみだけになり、絶えず生まれる憎しみにより、誰彼構わず、敵意を剥き出しにして、自らを傷つけるように、他者を傷つけ誤魔化す辺りから、現れた気配が、更なる苦しみを生み出し、散漫になった存在が、自らの存在理由を確かめるように、他者に依存し、自らの存在が、曖昧になり、担う意味すら邪魔になり、ただ、絶えず現れる自らの不自然さに、苦しむばかりであり、そんな、苦しみから解放されるために、自らを繰り返し繰り上げ、操られる事も、操る事からも解放され、自らに向けられる、数多の猜疑心を葬り、確かな、自らを、確立して行く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?