メキシコをもっともっと好きになる!笑顔と彩り溢れる、死者の日パレード
毎年11月にメキシコシティで行われる、死者の日パレード(Desfile de dia de muertos)をご存知ですか?
実はこのパレードの歴史は浅く、2016年が初回。映画「007 スペクター」の中で、死者の日のパレードが描かれていたものの、実は当時パレードは実在しませんでした。放映後、どこで見られるのかという問い合わせが多く、それならば新しくパレードを作ってしまおう!と始まったイベントです。メキシコのこういう勢い、いいですよね。
歴史が浅いとはいえ、約50組の団体による8キロにも及ぶパレードは見応えたっぷり。2023年は125万人の観客が来場したそうです。
今回は2023年の死者の日のフォトアルバムと、開始前の混雑の様子などをまとめてみました。
見たら行きたくなる!パレード、フォトアルバム
今回私は、滞在先のホテル(Fiesta Americana Chapultepec)から徒歩圏内の、スタート地点周辺(Puerta de los Leones周辺)でパレードを見ました。
大きくてカラフルなガイコツ(カラベラ)などの台車たちはとても迫力がありました。観客の声に応えて、近くに来てくれたりもします。
台車は大小さまざまですが、これをパレードのスタートからゴールまで約8キロの距離を押して歩くのかと思うと、ただただ驚きです。
パレードは、各団体ごとに、異なるテーマの衣装やメイク、演出で、まるで歩く芸術のよう。
カメラを向けると笑顔で手を振ってくれるダンサーさん、子どもたちを見かけるとハイタッチしてくれる出演者さん、歌って叫んで大盛り上がりの観客たち。
死者の日パレードでは、メキシコ人の底抜けの明るさや熱気、そしてこの時を思い切り楽しもうという気持ちを、肌で感じることができました。
2023年のルート
ルートは年によって多少変わるようですが、2023年はチャプルテペック公園(Parque Chapultepec)のPuerta de los Leonesからスタートし、Zocaloまで、約8キロのパレードでした。
パレード前の混雑の様子
2023年のパレードは14時からの予定でした。13時にはスタート地点周辺にはすでに多くの人が。動物園帰りの私たちはレフォルマ通りの南側にいたのですが、そこからPuerta de los Leones側に(東に)行く道は閉ざされていて、さらにレフォルマ通りの北側に行こうにも、柵があり道を渡れない状態に。少し焦りましたが、西側(公園方面)に一度戻ると、レフォルマ通りを渡ることができ、なんとか北側へ行くことができました。
ここで、暑い中、息子が昼寝をし始めてしまったため、私1人でパレードを見てきていいよと、夫が息子とホテルへ。夫には感謝です。
1人になった私は、小走りでレフォルマ通りを東に(独立記念塔方面に)向かいましたが、すでに人が3〜4重に並び、パレードは見られなさそうな様子。下の写真は13:20頃のレフォルマ通りです。
急いで引き返し、スタート地点のPuerta de los Leonesに戻ると、2人の子どもの後ろ、2列目が会いていたので、そこでパレードを見ることに。そのご家族たちと少し話したりして待っていたのですが、14時開始予定のパレードはなかなか始まらず。結局1時間遅れの15時スタートになりました。
メキシコでは、こうした遅延はよくあること(逆にパレードが早く始まった年もあるそうです)。待ち時間が長くなるので、パレードを鑑賞する場合は、お水、食べ物を持参して、日焼け対策をしっかりしていくことをお勧めします。小さな椅子を持ってきて待機している方もいました。
私はスタート地点で見ていたので、出演団体の間隔も狭く、テンポよくパレードを見られましたが、それでもスタートから1時間ほどたっても、まだまだパレードは続いていました。パレードのゴール付近で見ていた方の話では、団体の間隔が開いていて、より時間長く、夕方〜夜になって寒かった、というお話も伺いました。見る場所によっては防寒具も必須です。
また、とにかく混んでいるので、将棋倒しにならないか、スリはいないかな、などは常に心の片隅に置いておいた方が良いと思いました。
とはいえ、本当にぜひたくさんの人に見に行っていただきたいと思える素晴らしいパレードでした!声を大にしておすすめします。来年行ってみようと思う方、ぜひ万全に準備をして見に行ってくださいね。
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