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洋書で学ぶ習慣づくり「なりたい自分から考える」“Atomic Habits”

私の記事では【洋書から得た学びを行動に移す 「読むからはじめる英会話スクール」 ソフィー・ジ・アカデミー 】の洋書テキストや英語の学び方、クラスであったことなどについて書いています。

こんにちは。
ソフィーの三浦友美です。

「習慣」で検索すると、日本のAmazon.co.jpでは20,000件以上、アメリカのAmazon.comでは50,000件以上、と表示されるほど、習慣に関する本はたくさん出版されています。

ソフィーの洋書テキストにも、習慣に関するものが結構あります。

ソフィーの習慣関連の洋書テキスト。

先日noteに書いた"Mini Habits"は、そんな小さくていいの!?というくらいの小さな習慣(行動・ルーティン)を続けていくことで大きな成果につなげていくというものでした。

小さな習慣、という切り口のテキストは他にもあって、そのひとつが"Atomic Habits"というテキストです。

この本は2018年の出版以来、売れ続けている本で、日本の書店でも洋書コーナーに必ずといっていいほど置いてあります。

Books Kinokuniya Tokyo 洋書専門店さんの洋書ベストセラーコーナー。
撮影許可いただきありがとうございました!

"Atomic Habits"というタイトルには、
1)原子(atom)レベルの小さな習慣をつくり(”Mini Habits"と同じ部分)
2)原子が分子を構成し、それらがやがて一人の人間を構成するように、習慣があなたという人間を構成していく
という意味が込められています。

他の習慣関連の本との違いはなにか、それは、「どんな習慣を身につけたいのかを考える前に、自分がどんな人になりたいのか、まずは アイデンティティ から考えよう」と言っているところです。

習慣を考える時、私たちは「outcome:成果、達成したいこと」→「process:習慣、ルーティン、行動」→「identity: アイデンティティ、なりたい自分」の順番に考える。しかし、そうではなく、「なりたい自分」から考え始め、習慣を積み重ねることで変化していくことをすすめている。
("Atomic Habits" by James Clear, p.30-31)

アイデンティティを選ぶ、ということについて、"Atomic Habits"では、タバコの例でわかりやすく説明してくれています。

タバコをやめたいと思っている人が、タバコをすすめられて断るときの言い方を比較してみると・・・

1)No, thanks. I'm trying to quit.
2)No, thanks. I'm not a smoker.

1)の人は、まだタバコを吸う人というアイデンティティを持っているのに対して、2)の人は、もうタバコを吸う人というアイデンティティはなく、タバコを吸わない人のアイデンティティになっている、という違いがあります。

英語に関して言えば、「英語を勉強している人」ではなく、「英語を使う人」とか「英語を使って変化を起こす人」のようなアイデンティティを持ってみると、そうしたアイデンティティを持っている人はどんな習慣(行動・ルーティン)をするのか、が見えてきます。

(英語とアイデンティティについてくわしくは、よかったらこちらのブログ↓ も、お読みになってみてください。)


☆ あなたが達成したいことについて、アイデンティティを考え、それから習慣を書き出してみましょう。(習慣はなるべく小さく!)☆

①【アイデンティティ(なりたい自分)】
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②【習慣(行動、ルーティン)】
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習慣というのは、ある程度たつと飽きることもあるので、いくつかルーティンのパターンを考えておくのがおすすめです。バリエーション、変化があると、飽きずに続けやすくなります。


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おまけ 
🐾 "Atomic Habits"は、習慣づくりの仕組みがわかりやすくまとめられているので、「このテキストを読んだら、英語を読むレベルがあがった感じがした」という感想を教えてくれる生徒さんも多くいます。(薄い本や絵本などではなく)少し洋書っぽい洋書を読んでみたい、という場合の1冊目におすすめです。

🐾 英語は耳からインプットするのが好き!という人には、"Atomic Habits"のオーディーブックもおすすめです。著者のJames Clear本人が読んでいるのと、Jamesの声がとてもすてきで、目を閉じて聴いています♡という生徒さんも。



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