うつ病かな、と思ったら読む話 自分で作る人生復活劇 ② ~南国でボケよ~
犯罪以外の方法で得た30万円で、東南アジアに旅立とう。
それまでに、身の回りは綺麗に。実家があるなら一度今の一人暮らしを引き払い、実家に戻るのも手だ。それは今だけだと割り切ろう。
さて、東南アジアに着いたら、ひたすら堕落しよう。
ベトナムなんかが良い。
カフェで、おっさんらに混ざって将棋みたいなやつをやるのも良い。
ひたすら、ゲストハウスなり、ホテルにて、維持費は安くしながら、一日中何もしなくても良い。散歩に出るのも、泳いでも良い。酒を飲みまくるのも良い。とにかく自分の欲望のままに動こう。
こうしているうちに感じてくるはずだ。
ある日、いつものようにベトナムのカフェで地元のやつと将棋をしてるとこう思うのだ。
「あれ、なんでこいつらそもそも働いていないんだろう…?」
そう、東南アジアの男は働かない。
ひたすら、朝からカフェでベシャリ、将棋をうち、そして1日を過ごす。
労働してるものももちろんいるが、普通に仕事して稼ぐのは女性だ。
東南アジアの女は強い。
まず、君は観光客だ。
そして、そいつらは地元民で、そのルールが暗黙にある。
男は働かず、ひたすら女性のために「主夫」をしてる場合が多い。
子供の世話もあまりしない。それが東南アジアなのだ。
そこであなたのように、「なんでこいつら働かないんだろう…?」と思ったら、少しでも希望がある。
「帰国したらやりたいこと」をノートや、携帯のメモでも良い。書いていこう。
日常の日本語を忘れ、少し辛いものを食べ汗をかきながら、思うことも出てくるだろう。
日本という国の国民性、堅苦しさ、加えて清潔さ、ご飯の美味しさ。
「そろそろ帰ろうかな…」と思うくらいまでいたら良い。
帰って「俺、何か〜がしたい!」と思い出すとGood。
単純にそうとも思わず、そのまま移住しても良い。
君は自由なのだ、そのためにも家は綺麗にしてるはずである。
最悪、現地で日本人向けにHPやサイトを作成してガイドでもすれば良い。
パソコンがあればなんとかなるものである。
幸いどこの国でもノービザで三ヶ月ほどは可能だ。
以下では、帰国バージョンを書いていく。
さて、もしあなたが帰国したらその「帰国したらやりたいこと」を、忠実にやっていこう。
重要なのは、「実行すること」だ。
いいか、もう一度いう。
実行することだ。
大半はこれができずに終わってしまう。そしてまた潰れてしまう。
しかし、人に金を借り、東南アジアを漫遊し、「勤労の素晴らしさ」に気づいたかと思う。
正直、
「金を稼いでやるぜ!」
という気持ちよりも、
「これ、本当に楽しそうなんだよな」
という気持ちの方が大切だ。
あなたが辞めた仕事と同じ過ちを繰り返してはならないのだ。
人間は、「自分が楽しい」と思えることをやろうとする。
それで良い。今後は楽しいこと以外しなくて良い。
楽しくない、稼ぐためにやる、ということはあまり考えなくても良い。
なぜなら、別にあなたのことは前回でも触れたが「誰も気にしてはいない。」
金を貸してくれた友人だけだろう、それも「本当に返してくれるのか?」ということしか実際考えちゃいないぜ、安心しな。
そして行動に移そう。
住居は、すねをカジれるならかじれ。
まず、東南アジアで覚えたと思うが、
「月額、及び日常の固定費」
は、最低限にしろ。そこに親や転がり込める女、男がいるなら転がり込んで良い。
そこに見栄を晴る必要性は一切ない。
携帯も格安シムにすぐ変更せよ。
要は、好きなことをやるために、最低限のコストで、最大限のパフォーマンスを上げていくことだけを考えていけば良い。
とにかく、
「ストレスをためないこと」、これが重要で、そのために「好きなことしかやりません」というスタンスを作る。
で、
ここでまたくじけたら東南アジアにいけ。それで挫けなくなるまで繰り返せば良い。
良いか、人生とはそんなもんだ。
往々にして、「自分」や「人」に期待しすぎるな。
それはいつか「自分」や「人」が「できなかった時」に、「裏切り」という言葉に書き換えられ、そのパワーに変わった時の破壊力は凄まじい。
そして、精神科、国の手当て、出来る限り使用、利用しろ。
使えるものは医者でも国でも使えば良い。
自分のことしか、今は考えなくて良い。
とにかく、尾崎じゃないが「自分」が「自分」であるために、ここまで来たら少しは楽になってるだろう。
単純なものならここまでだ。
この先は、③の「起業編」に続く。
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