私の目指す母親像、家族の形とは。②

この記事の続きです。

友達みたいなお母さんで、でもベタベタした異質な関係ではないAちゃんの親子関係に憧れを抱いてた中学生時代。

Aちゃんのママは「普通は中学生に許容しない」事を許容して、「越えてはいけないギリギリのライン」を自然と子供達に超えさせないようにしている人だったように思う。  

中学生とおしゃれ


中には全く興味を抱かない子もいるとは思うけど、思春期になるとやれメイクだお洒落だと殆どの子供達が一度は通る道で、その一方で大人たちの多くはそれを嫌悪する。

子供らしくないだとか、まだ早いだとか、
学校の規則だとかなんだとか。

ぱっと見で分かる服装や髪型髪色ならまだしも例えばピアスの穴なんかですら「不良」や「ヤンキー」の定義に値する事には当時ですら理解に苦しんだ。

穴の有無で結局イヤリングと同じでは?
何やら外国では文化で開ける国もあると聞いた事があるけど…?ではその人等はみな不良なのか?

???

遠い幼い日の疑問(笑)

多くの女子が外見をあれこれしたくなるのは決して素行不良からではなく、単純に可愛いものやキラキラしたものへの憧れからで、しかしながらいざそれを実行してしまうと年齢が低いほど「いけない事」とされてしまうのが現実である。

おしゃれに寛容だったAちゃんのママ


だけどたまにそれを許すような家庭がある。
それがAちゃんの家庭だった。

親の意向を無視して子供が勝手に変身してしまうのではなく、Aちゃんの家庭はママがおしゃれを楽しむ傍ら子供達も同様に楽しんでいる様子が子供ながらとても羨ましかった。

髪の毛を染めるのを手伝ってもらったり、一緒に美容室に行ったり。

1番覚えているのは臍ピアスを一緒に開けに行ってた事。

毛染めもピアスも一般的な親は許さないから。
多分これは現代もそうだと思う。

(ちなみに私の両親は当時私の毛染めやピアスを許す許さないそれどころではなかったので(本人たちが他の事で手一杯)ある意味それに対して特に大きく触れられた事なかった。)

「子供はまだそんな事しなくていい!!」

多くの大人が言うこのセリフ。
確かにしなくていい事もある。
でもいつならいいのだろう?

「高校デビュー」という言葉があるけど
たった1、2年そこらで何が変わるのか。
「大学デビュー」も然り。

大人がやってる事をしたくなる時期なんて
人それぞれタイムラグがあって当然だし
それが早いか遅いかに優劣はない。

特に誰に迷惑かけるわけでもない外見に関しては本来他人が口を挟む権利などないはずがない。


Aちゃん家族のように親子でおしゃれを一緒に楽しんでしまうその関係性は子供達にとって決して悪い事ではないと思うし、実際第三者の私の目にはとても羨ましく映っていたわけで。

何でもかんでも許す甘やかしてる親じゃないのを知っているからこそ余計に。

ここではおしゃれを例に挙げたけど要は何かに対して子供と同じ目線で楽しむ事ができる親は子供達からの信頼を得る事ができると思うという事を伝えたい。

私は今娘を育てている。
まだまだ幼いものの、意思や自我が明確になってきてるし好みもはっきりしてきたように思う。

彼女の好きなものを肯定し、子供だけでは不可能な事なら出来る限りサポートし、何より親の自分も楽しむ。


それが今の子育てのモットーになっています。










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