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一次面接者として大切にしていること

面接、緊張しますよね。
私も、営業としてお客様先で話すのとは全然平気なのですが、面接はいつまで経っても苦手です。
今回は、入社した際の上司になる人間がどういう点を見ているかと、攻略のコツについて書いていきたいと思います。

どんな人物像を望んでいるか?

私の会社は、大半が中途入社です。
私自身も、全く違う業界の営業職から、今のSaaS営業職に転職しています。

一応、会社HPに中途入社の募集フォームはあるのですが、そこから問い合わせてくる猛者は中々おらず、大半は転職エージェント経由で募集が来ます。

転職エージェントには、
・ 組織の体制/年齢構成
・ 今回の募集は欠員補充なのか、成長投資としての増員なのか?
・ どのようなポジション想定なのか?
を伝えているので、聞けば教えてくれるはずです。

中途面接で大切なのは、欲しい人物像と自身が話すキャリアプランが一致していることです。

・ チームリーダー候補を募集しているのに、
  受け身な姿勢を感じるような言い回しをしてしまったり…
・ 最前線で動く人員で行動力のある人員を募集しているのに、
  これまでのチームマネジメント経験を強調してしまったり…

せっかく、その会社で活躍できる能力があったとしても、ミスマッチのように感じてしまって、お互いに不幸な結果になることは少なくありません。

面接の最初は職務経歴書の内容を追っていくことが多いので、序盤で掛け違いが出てしまうと中々挽回が難しくなります。

 採用募集を出している会社 = 欲しい人物像に合う人を採用したい
 転職エージェント = 採用されて初めて、売上に繋がる
 応募者 = 自身に合う会社に採用されたい
のため、この入り口を合わせにいく考え方は全員の利益に繋がります。
(逆に、今後リーダーを目指していきたいのに募集要項がそれに合っていないといった場合は、そもそも「応募しない」のもアリだと思います。)

QとAが合っているかが大事

現職でどれくらいすごい実績を残しているか…は、実はあまり見ていません。
面接の最中に気にしているのは、質問したことに対して、適切な情報量で回答が返ってきているかです。

面接慣れしていない時にやってしまいがちなのですが、聞かれたことへ簡潔に回答することを意識し過ぎて一問一答のようになってしまったり、考えながら回答することで必要以上に長く話し過ぎてしまったりします。

このあたりは、面接する側にどれくらい予備知識があるかによってどれくらいが適切かが変わってくるので、
 質問されたことに、一言で回答する
 そのあとに、背景となる内容や理由を述べる

ようにすると、ボタンの掛け違いは起きにくくなるかと思います。

最終的な判断は、カルチャーフィットできるか?

面接ではきちんとやり取りできていたのに、お祈り連絡が来た…といった時は、これが理由だったりします。
(最終的に面接を通すかどうかは、直感/フィーリングによる部分があることは否めません。。)

カルチャーフィットできるかは、転職エージェントからの情報や、採用HPの雰囲気等を基に寄せにいくことはできるのですが、それで通過してしまうと実際に入社してからが大変です。

きちんとできたのにダメだった際は、「合わない会社に入らなくて良かった!」と開き直ってしまって良いと思います。

面接官も1人の人間なので…

見た目が9割!というつもりは全然ないのですが、「きちんとしようとしている」かは見ています。

それだけで落とすことはないのですが、1つ1つの動作が雑だったり、質問に対して食い気味に話し出す回数が増えてきたりすると、少しずつ不安が積み重なってきて、最終的な直感/フィーリングに影響していきます。

私が営業マネージャーとして行っている中で、採用面接はシステム化やAIで置き換えられない業務の1つです。

募集してきてくれた人の運命に多少なりとも触れる立場として、一期一会を大切にしていきたいと思います。

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