「復活の呪文」を書き溜める
「復活の呪文」
言葉だけは聞いたことがある…という方もいらっしゃるかと
思います。
「復活の呪文」は、『ドラゴンクエストシリーズ』で
中断したゲームを再開するためのパスワードの呼び名です。
特定のひらがなの羅列を入力することで、
パスワードさえ覚えていれば、好きなところから
やり直すことができます。
最近の『ドラクエ』では、裏技でもなんでもないのですが
「復活の呪文」さえ知っていれば、
いきなり強い状態でスタートすること
も可能です。
ビジネスにも「復活の呪文」がある
「復活の呪文」は、言い換えれば
「先駆者の知識」をショートカットで手に入れるもの
です。
何かに似ていると思いませんか?
そう……「読書」です。
経営者になりたいと思ったとき…
何の知識もないまま挑めば、人生が何周あっても足りません。
エンジニアになりたいと思ったとき…
ゼロから規則性を見つけ出していては、
きっと投げ出してしまいます。
ショートカットは「ズル」ではありません。
得た知識を土台に、その分野が発展していくことが
著者の本懐につながります。
ショートカットだけしても、勝てない
ショートカット自体は「ズル」ではありませんが、
前提知識なしにショートカットしても、ボスは倒せません。
「ポーター」や「バーニー」
「競争戦略論」や「企業戦略論」
という言葉だけGoogle先生に教わっても、
時代背景と、最低限エッセンシャル本に載っている内容を
理解していなければ、自分の言葉にできないのと同じです。
原書ならではの面白さがあるので、
後々ぜひチャレンジしていただきたいのですが
「まず、今の業務に活かせる内容を知りたい」
ということであれば、
Amazonでワード検索して、
直感的に「これなら読めそう」と思った2~3冊
を読んでみることをおススメします。
1冊ではなく、複数冊読んでみましょう。
「同じ内容」を「違う表現」で読むことで、
理解度がグッと高まるはずです。
最低限知識が身に付くことで、
ショートカットしたときの負荷に耐えうるベースが
出来上がることが期待できます。
「復活の呪文」はいくつあっても良い
一般的な「セーブ」では、
「やっぱり、こっちのルートの方が良いかも…」
と思っても、やり直すことはできません。
「復活の呪文」では、
「違う」と思ったら、別の「復活の呪文」を試してみる
ことができます。
また、「復活の呪文」は書き溜めておくことができるので
「Aに行こう」
「やっぱり、Bの方が良いかも…」
「最初のAが正解だった」
となったときでも、同じルートに戻ることができます。
「読書」で積み重ねたものが、なくならないのと同じです。
「読書」によりショートカットできる「選択肢」が増えることで、
余裕を持った決断をすることにもつながります。
「選択肢」は、大いに越したことはありません。
ビジネスにおける「復活の呪文」にあたる「読書」
を積み重ねることで、「チート」スタートできるはずです。
強いステータスの「復活の呪文」が揃ってきたら…
今よりもっとワクワクする気持ちで、
色々なことに挑んでいけるのではないかと思います。
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