お城

詩を描いたり、歌ったり。雑多な記録。 いつか1冊にしたい。

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詩を描いたり、歌ったり。雑多な記録。 いつか1冊にしたい。

最近の記事

人生は、超じゃがいも……

    • 創作とは、悲しみへの執着

      曲を書く。 居なくなったバカたちを思い出す。 泣けてくる。 虚勢をはる。 カタルシス。 馬鹿馬鹿しい。 こんな気持ち悪い私から離れて。 そう言われて掴もうとした時には、 もぬけの殻。 思い出さないように、 その隙間を埋めるように、 人に幸せを分け与えてもらう。 でも1人になった途端、 あり得ない密度の思い出が ぎゅうぎゅうに押し寄せる。 悪魔だ、許さない、 でもどこかで幸せならそれでいい だいすき うそ あたしのそばで幸せ それがいい、だいすき

      • 人生は、じゃがいも!

        • 詩:発芽

          発芽 骨董品の中、埋もれているの 骨董品の中で、もがいているよ 今でも寸分違わない 適当な人生の道を なんとなく、なんとなく、歩いている 朝日が血を乱反射 密度の濃い緑が蠢く 1日を、1日を、歩いてるね 月見草が咲いている この道通るの3回目 寄り道さ、3回目 臆病な僕の3回目 がらんどうの心の真ん中は 積もる日々の熱だけで 恋の花を咲かせるように 覚えている 僕はここで生きていく

        人生は、超じゃがいも……

          歳も、名前も、同じ女の子に出会った。

          自分の勘が、いずれこの子に辿り着くんだろうと、なんとなく予期していた。 今日は、一緒に初めてご飯を食べた日。 想像してた場所で、想像してた位置に座って、想像してた自分のまま向き合った。そしたら、想像してた反応が返ってきた。 歳が同じだからか、好きなカルチャーやバイブルは共通項だらけで、凄すぎる…と感動しながらも納得。 根拠は無いが、そうだと思ってたんだ…自分の嗅覚を誇らしく思う。 きっと、何か、ある。 自分の直感は、自分がちゃんと信じてあげること。 上手くいくいかないは

          歳も、名前も、同じ女の子に出会った。

          【時計じかけのオレンジ】を見て号泣した若者は、

          私です。思いっきり喰らってしまった。 彼がなんとなく私に見せてきて、なんとなく見ていた夕方。 サブカルチャーの教科書だー!とかネットが言ってるのは知ってたけど、まさか。苦しすぎて号泣。 冷静に客観的に語れる余裕はなく、なぜこれを私に見せたのだ?!と今にもキレそう。そして自分を顧みて情け、キューブリックの思う壺なのだろうと余計悔しくなるのだ。 女性の尊厳をグチャグチャに踏み躙る表現に悪寒が走った。これが社会風刺であり、世の視線ならば、私たち相当バカにされてんだなーと、どうしよ

          【時計じかけのオレンジ】を見て号泣した若者は、

          1人で暇なら風呂に行け

          今日もひとりなので。 久しぶりに、連休が来た。 休みの日の雨は、サラサラしている。 午前8時、カーテンを開けて思った。 嫌味のない湿度は、いつもより心地良いと、あの時ハッキリと感じたのだが。 私は仕事柄、平日休みがほとんどだ。 友人、恋人、家族、みんな土日休みが多い。 周りとの予定は通りで噛み合わないわけで、休日は毎度の如く1人の時間を過ごしている。 まあ、1人は気が楽で好きだからいいのだけれど。 と、言いたいところだが、私は人と話すのが特段好きな女である。 だから、

          1人で暇なら風呂に行け

          寂しさと僕らは永遠の関係だった。

          寂しさと僕らは永遠の関係だった。

          何にも変え難い、繰り返しある日々を想って

          何にも変え難い、繰り返しある日々を想って

          芸術は、僕らを見下したりしない

          以前、谷俊さんの絵本★百貨店に行ってきました。 率直に言って、最高でした。 奇想天外で心くすぐられる展示の数々にわくわくドキドキが止まりませんでした。 作品は、生死のテーマが多く、心掴まれました。 それは、くだらなく面白いことでありながら、とても力強いなにか。 思考が、色々な柵から解放される感覚。 解釈に、空間に没頭できることが本当に嬉しく感じました。 谷川俊太郎さんは、 子どもを、大人を舐めていないところが好きだなといつも思います。 全くみくびっておらず、平等な姿勢

          芸術は、僕らを見下したりしない

          スーパーカーを感じる私。

          6月のこと。とにかく暑かった。 続く猛暑によって、クールダウンさせてくれる曲が聴きたくなる。 そんな時のスーパーカー。 繊細なロックで夏の朝(なぜか電車内は特に)聴きたくなる。 スーパーカーの繊細さは、 私の場合、心に余裕のある時しかついていけない。 だから穏やかな時、ちゃんと聴いておくべきなのだ。 スーパーカーの電子はオーガニックな感じがする。 時折、レイハラカミさんを思い出す時があった。 共通してとても優しい。 加えてポップだから聴きやすいのがスーパーカー。 特

          スーパーカーを感じる私。

          詩:今朝、東京にて

          みんな、ここがどこだかさっぱりわからないというような目をしている。 右左キョロキョロ何かを探している人、スーツケースを片手にスマホを凝視する人、ビルの高さに圧倒されてとりあえず写真を撮っている私。 電車に乗ると、広告と暇つぶしに流れるニュースが人より列車よりうるさく続く。ガタゴトガタゴト… なぜか地元の山を思い出した。 いつも通勤の車から見るその山は私の存在を丸ごと包んでくれる。甘えられるだけ甘え続けたいな。 私の街にいなくとも、私は何も変わらない。 指定の駅に着いた

          詩:今朝、東京にて

          ちゃんと傷つけてくれたロックバンド。

          はじめまして。 これから何気ない日常で考えたことや思ったことを つらつらと書いていきます。 今回は好きなアーティスト 『鈴木実貴子ズ』 について語ります。 大学生の時、このバンドに出会いました。 人生の分岐点。 あの時は本当に何もなかった。 毎日がただ空虚。期待していた生活の何一つも味わうことなく、時間だけが擦れていく。 希薄な人間関係と、空洞な自分の心。 もう何がしたくてどうなりたくてとか、さっぱり分からなくなっていて、それを求める力もない。 ただ生きてるだけの、

          ちゃんと傷つけてくれたロックバンド。