メッシュワーク的なロゴの生まれかた
メッシュワークのロゴがついに決まりました。
私たちがロゴをデザインしていくプロセスも「メッシュワーク的」になりました。そのプロセスの一端を皆さんにも共有したく、ここから数回に渡って、メッシュワークメンバー比嘉夏子・水上優とデザイナーの高橋真美さんによる往復書簡をお届けします。
第1回はメッシュワーク比嘉がロゴを作り始めた経緯をお伝えします。
メッシュワークというチームを立ちあげ、noteやtwitterなどを介して情報発信をしていくなかで、私たちにもロゴがあったほうがよいのではないかという話になりました。
しかし残念ながら私たちはグラフィックデザイン等の方面には大変疎く、どなたにお願いしたものかという話になりました。さて、誰にお願いすればよいのだろう...?
私たちはグラフィックに関するさまざまなプロフェッショナルの方を思いうかべ、サーチしながら、結果的に高橋真美さんにお願いしようという話になりました。真美さんは比嘉が顧問を務めるImpact HUB Tokyoでコミュニティビルダーとしてお仕事をしていらっしゃったほか、グラフィックデザインやコミュニティデザインの経歴もお持ちでした。
ただ正直なところ、真美さんにどのように依頼をすればよいのか、メッシュワークのフィロソフィーや形にしたいイメージをどのように伝えればよいのか、そこからすでに疑問でした。私たちの側の主な道具は「ことば」でした。一方で真美さんは「視覚的な情報のやりとり」を得意とする方です。両者はどのようにして重なりあい、そこからひとつの形が立ちあがっていくのか。
先の見えないプロセスに戸惑いがあったのは事実ですが、一方で私たちには大きな期待もありました。他のデザイナーの方とは異なり、元々の知り合いであった真美さんとは、ある種の関係性があり、さらに彼女とは密なコミュニケーションをはかりながら「ともに」デザインワークをしていくことができる可能性を感じていたからです。
メッシュワークの目指す、人びととのとのコミュニケーションのありかたは、あくまで双方向的なものです。それは一方通行でないばかりか、分業体制でもない。異なる分野の、さまざまな思考や志向をもった人びとと私たちがどのように協働できるのかを、手を動かしながら模索し考えていきたい。それが私たちの重要な思想であり実践です。今回のロゴを作るというワークも、その一歩になればよいと考えました。こうして私たちの共同作業ははじまったのでした。
(メッシュワーク・比嘉夏子)
つづき
第二回:デザイナー高橋真美さんによる記事
メッシュワークのロゴデザイン連載一覧
第1回・今回(メッシュワーク・比嘉)
第2回(デザイナー・高橋)
第3、4回(メッシュワーク・水上)
第5回(デザイナー・高橋)