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自分の美学を持つ

『美学』というと なんだか難しく聞こえますが
オリジナルの美の哲学を持つという事でしょうか。

お洋服のご相談を受ける時によく感じるのは
皆さん 何かしらのマイルールはお持ちなのですよね。

それが正解か不正解かを確認しにきている。

そんなことを感じます。

正直にいうと 正解か不正解かは スタイリストにはわかりません。

無責任に聞こえますか?

コレは 何のお仕事でも どんな事でも きっとみなさんも同じ事を感じてると思います。

それはどういうことか⁉️

人は 同じものを見てないからです。
同じものを見ていたとしても 認識は違います。

私が良いと思っても あなたには そうはうつらないこともあります。

コレは子育てでも同じですね。
子どもの見ている世界と
親の見ている世界は違います。 
だけど大人の都合で一律にしようとするから難しくなってくる。

子どもの将来を 親が決めようとする。

コレは今に始まった事ではないかもしれませんが 子どものことへの悩みって 
相手も同じ人間であるから 思い通りにいかない 子どもがいうこと聞かないなどと 現実にわかりやすくおきる。 
子どもの見てる世界を ねじ曲げるから反発もされる。

それでも相手を変えようとするんです。
自分を変える方がスムーズに進むのに……

お洋服などの場合は 相手は物です。
しかし その物からもいろんな情報が出ている。
わかりやすいモノに 色や形があります。
丸いものは丸いように扱うと 収まりが良い
しかし 丸いものを三角にしようとするから難しくなる。 

あら? 子育ての話しに似てきませんか?

自分軸、他人軸と 最近よく言うようになってきましたが 自分の美の基準はどこで決めてますか⁉️

自分軸で生きることの大切さを 
口にする人は増えてきています。
しかし、美しいかどうかの基準は 
まわりの情報で判断している現状はまだまだ多いです。

そのため いつも不安がつきまとう。
人の作ったものに 合わせようとするから 
間違うことが怖いのです。
人の目が氣になる。

自分にとっての 美しいを 美学を持ちましょう。その基準は自分自身です。

ファッションであれば 現状を受け入れる。
まず ダイエットと考える方が多いですが 

怖いことでもあるけど 現状を知る そこがスタートです。
よくお金の話でも同じこと言われますよね。
収入と支出のバランスを 現状をまず確認すると…  ファッションなども同じです。

今の自分に似合うように着るにはどうするか⁉️  

そこにフォーカスすることができれば 
どこをどのように見せたいかがわかります。
ダイエットもどのくらい必要か 検討がつきます。
それにより 痩せたとしても太ったとしても 美の基準はかわりません。

美しいの基準が ファッションじゃなくても良いのです。 
お料理や絵やスポーツなど 
得意とするものは人それぞれ‼️
それを表現するために どんなものを着るのが良いのか?とか どんな身のこなしをすると良いのかなどなど 自分の型ができていきます。

これこそが美学です。

確固たる型を持つ人は 揺らぎがありません。
そして 外見だけの貼りぼての"美"ではないから
内面の輝きが魅力として まわりに映ると感じます。

私は娘に こんな話をしたことがあります。
『今の時代は外見を変えることは簡単にできる。
アプリなどをはじめ メイクや整形などでも……
しかし 性格など自分の中にあるものを変えることは なかなか難しい。
だからこそ ちゃんと自分に目を向けることが大切。自分の見る世界は自分にしかわからないのだから』


コレは 
内面は必ず表に現れるというメッセージでもあります。

よく "周りの人のためのファッション"
というようなお話をききますが
コレも 捉え方次第で意味合いが大きく変わります。

TPOやマナーを守るという観点から まわりの方への氣配りや配慮の大切さを話していると思うのですが……  
『相手が喜びそうなスタイル』と勘違いされている場面もよくお見かけします。

どんなに綺麗に着飾っても 
着慣れない装いにソワソワとしていたら 
お相手の方にも伝わってしまいます。

私たちは周波数で交流していますからね。
どんな場面でも 自分らしいエネルギーでいる。
それはわがままに過ごすのではなく 
美という哲学を持つという事なのです。


YUKIKO

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