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5. 手術翌々日に病室内でバレエのプリエができた!(動画)

2019年夏に40歳でステージⅠ期乳がんが見つかり、計3回の手術(局所麻酔2回・全身麻酔1回)および放射線治療を経てホルモン治療期間に入りました。 私はピラティスインストラクターをしておりますので身体操作に制限が起こることが最も心配でしたが、術後約4ヶ月(2019年年末時点)で大きな問題はございません。 特に運動が生業の方やスポーツをされている方は「術後どれくらいで動けるのか」が懸念事項となりますでしょうから、参考までに治療の経過を記します。病態は千差万別となりますので、あくまで個人の例としてご覧ください。

【手術翌々日 病個室内でバレエのプリエやダンスのアップ動作ができました!】
一晩睡眠を取り手術翌々日の朝、胸部のぼんやりした痛み以外は運動できる程度の状態と判断し、個室内でレッスン用伴奏曲をかけバレエの基本動作やダンスのアップをしてみました。腫れた右胸が振動しないよう片腕で抑えながらでしたが問題なく行うことができ、同日(術後2日目)退院しました。
(3割負担医療費 172,550円)
(差額ベッド(個室)代 73,440円)
(食事代 2,760円)

術後の運動状況は下記の通りです。最短と言えるほど順調な回復だと思います。術式等によっては全く異なる結果になっていた可能性もありますので、侵襲を最小限に抑えてくださった主治医には感謝しかありません。
術後1週間のバレエレッスンではグランワルツ(大きなジャンプ)のみ見学、他は全て参加しました。

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術後一週間の動画(8秒)があります。一曲を通した踊りの動画も撮ったのですが誤って削除してしまい、先生が指導してくださっている場面になります。バレエ動画を人様にお見せするのはとても恥ずかしいのですが、乳がん患者さんのご参考までに。

【言い訳】
・術後1週間でフラついている
・バレエは積み重ねが大切で毎日「昨日の身体操作の記憶を翌日に繋いでいく」作業だが、入院と全身麻酔手術により一旦その記憶が断ち切られた
・乳がんに忙殺され精神的にもショックを受け少ない練習量
・私はバレエを大人から始めました
(2012年末35歳になる頃から始め、2019年8月40歳時点で約6年半の経験です)

↑術側右、周囲にいる方々は病気や手術のことを知りません

この通り経過は順調で、先述した通り傷口(2箇所となりました)を引っ張らないよう「右腕を挙上したままの脊柱伸展および左方向への脊柱側屈」動作は控えめにしつつ、仕事をこなすことができました。

傷口は乳輪に沿った小さいもので、少しだけ乳輪下縁が欠けたのですが腫れが引けば手術をしたことはほぼ分からない見た目です。腋窩・乳房の皮と肉は少量とは言え切除されているので、その分は可動域が狭くなるはずです。無理せず時間をかけて動きを戻していくつもりでした。






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