見出し画像

マーメイド侍的2020年パ・リーグ順位予想。2020.06.18

お世話になります。マーメイド侍(@Fan526Hawks)です。

今回は、順位予想のパ・リーグ編を行っていきたいと思います。
各チームを分析しつつ、Numberの見出しにありそうなフレーズを付けてみたいと思います。(笑)
ちなみに、昨年の予想はこんな感じでした。

画像1

2位しか当たらず・・・全く見る目なくてびっくりですね。笑
さて、気を取り直してやってみましょう。

1位

北海道日本ハムファイターズ

「日本での先駆者となったショートスターター・オープナー制。その投手起用の経験が、異例のシーズンで大きな優位性を持つ。」


実はこれ、2年越しのラブコールなんです。(笑)
昨年も日本ハムを優勝予想にさせていただきました。見事沈没でしたね。(日本ハムファンではありません、どころかソフトバンクファンです。)

単純な戦力、選手層では、他のチームよりもさみしいのは確かです。しかし、このチームには何にも代えがたい「異例の戦術」の経験があるのです。そう、他のチームでは異例とされているある戦術を、このチームは昨季取り上げました。「ショートスターター・オープナー」です。

なにも、「ショートスターター・オープナー」自体が勝利に直結する戦術かは保証できません。ただ、この経験こそが、今季を戦う上で必要となってくる「柔軟性」に大きくつながると思います。それはどういうことか。今季の日本ハムの投手陣を考えてみましょう。

まずは開幕投手の有原航平ですね。昨季唯一チーム内で規定投球回に到達し、見事最多勝を獲得。今季もエースとして君臨してくれるはずです。昨季は彼に続く投手を欠き、8月に急失速してしまいました。ただ、実は7月末までは首位と0.5差の2位につけていたんですよね。単純な計算にはなりますが、優秀な先発有原1人でも、4か月は戦えた。

それが今季は開幕から、上沢直之、マルティネスがローテに入ってくるんです。むろん、上沢は特に本来の調子とは離れていると思いますが、それでもいるといないじゃ大違いではないでしょうか。ここに、こちらも2年越しのラブコール・バーヘイゲンとルーキーの河野竜生という新戦力が脇を固めます。ここまでがある程度先発として、期待される選手たちです。

さて、以降は少し先発投手の層が薄くなってくるのが日本ハム。しかし、ここからが本領発揮です。ショートスターターの経験が豊富な加藤貴之や村田透に加え、上原健太や鈴木遼太郎、立野和明もこの枠組みに入れるはず。浦野博司や井口和朋、西村天裕などは中継ぎを主としつつ、1番手をこなせる素質もあると思います。吉田輝星北浦竜次といった期待の若手たちに加え、ベテランの吉川光夫などもショートスターター的考えで、たとえば「3回まで全力投球」のような起用ができれば上でも十分通用し、幅が広がるはず。さらに今季は、経験豊富な金子弌大をジョーカー的な切り札として起用する方針とのことです。

じゃあそれを支える中継ぎの駒数はどうなんだという問題。秋吉亮がクローザーとして1年持つかはちょっと心配ですが、出遅れている石川直也を交えた2人で1年間クローザーというイメージでどうでしょうか。セットアップには、盤石の宮西尚生を中心に、左に公文克彦、堀瑞輝、福田俊。右には玉井大翔に先述の選手たちをうまく回しつつ、変則の鈴木健矢も面白い。

これほかのチームもやろうと思えばやれる戦術かと思いますが、このチームだけが昨季に経験済みという強みがある。そこから得た反省がある。これは初年度の昨季と異なり、起用される投手たちはもちろん、起用する監督、コーチも戸惑いなく運用ができると思います。

まあそれだけに、ショートスターターの2番手として重宝されたロドリゲスの離脱は本当に痛いんですよね・・・正直、彼がいないのはかなりきつそうですが、今季も栗山起用を信じてみます。

さて、もうひとつこのチームを今季に推す理由があって、それは一定レベルの捕手の駒が多いことです。つまり、捕手起用の柔軟性があるということです。

同一チームとの6連戦に同じ捕手を固定してしまうと、どうしてもリードが偏ってしまう傾向があると思います。これ、連勝中ならいいのですが、ひとたび連敗が始まると、打者としては配球が読みやすくなり、大型連敗につながりかねません。加えて捕手は、肉体的にも精神的にも負担の大きいポジションのため(まあ捕手に限らないのですが)疲労蓄積による著しいパフォーマンス低下を及ぼしかねません。今季は特に、1番手捕手と2番手捕手の力の差が少ないところが優位になってくると思います。

日本ハムの1番手は、6年目の清水優心でしょう。昨季チーム最多の98試合に出場し、盗塁阻止率も.345の高水準。バッティングでも、打率.259 5HRとパンチ力を発揮しました。少しブロッキングに課題がある印象ですね。

これに続くのが昨季途中に巨人から加入した宇佐見真吾。持ち前のバッティングは不振に喘いだものの、盗塁阻止率は4割近い数字を残し、シーズン途中からは有原とのコンビが目立ちました。今季もその傾向は続いていて、どうやら開幕マスクの座を手中に収めることになりそうです。

3番手は、7年目の石川亮でしょうか。昨季はキャリアハイの46試合に出場。打撃も守備もそつなくこなせる印象で、まさに優秀なリザーブ捕手。これに今季は4年目の郡拓也ユーティリティ性を武器に食らいついています。

そして、忘れてはならないのがベテラン2人。コーチ兼任となった鶴岡慎也はもちろん、33歳を迎える黒羽根利規も経験は豊富で、困ったときに併用できる体制があります。

このように、確固たる正捕手はいませんが、一定以上の働きを見せてくれそうな面々が揃っています。登板投手との相性も兼ねて、適材適所で起用していきたいところです。

その他野手陣では、中田翔の活躍が大事。練習試合ではいい感じでとらえているシーンが目立ちました。近藤健介も好調で、夢のシーズン4割が現実のものとなるかもしれません。まあ、出塁率は折り紙付きですからね。懸念される長打力は、王柏融のパワーアップと清宮幸太郎の覚醒に賭けましょう。

もひとつ懸念は三塁手ですね。ビヤヌエバが離脱し、横尾俊建、野村佑希などの起用が予想されます。ここはシーズン通して調子次第で平沼翔太杉谷拳士などで併用していくのがベターでしょう。個人的には野村くんをたくさん使ってほしい。彼は本当にロマンある。将来のハムを背負って立つ。

さて、それでもかなりの博打かとは思いますがいかに。(笑)

2位

福岡ソフトバンクホークス

「チームの核を欠いた開幕で3年連続日本一に黄信号。救援陣のフレッシュさを圧倒的な野手力でカバーできるか。」


もちろん、全体的に選手層は厚いんですよ。
千賀滉大、デスパイネ、グラシアル、中村晃を欠いても、チームとして戦える体制は整えてる気がする。
ただね、どうしても開幕ダッシュは不可能だと思います。

まあ野手陣はさすがの布陣ですね。キューバコンビがいなくとも、バレンティンの加入に上林誠知の復調。さらに栗原陵矢が楽しみですね。鷹ファン的には去年いや2.3年前からブレークの予感漂わせていた彼ですが、ようやく出場機会にも恵まれ、一気に飛躍のシーズンとなりそうです。また彼の台頭のおかげで捕手は甲斐拓也一人頼みの状況も脱せるかもしれません。本職の捕手に加え、一塁・外野もこなせ、足も速いというポリバレント性も素晴らしいですね。さらに柳田悠岐のコンディションは絶好調で、破格の成績を残しそうです。春先にインパクトを残したリチャードなんかも松田宣浩の後釜として積極的に起用してみてほしいし、栗原の陰に隠れた谷川原健太もいいセンスしてます。さらに周東佑京を筆頭とし、明石健志、川島慶三、三森大貴、西田哲朗といった控え選手のユーティリティ性も素晴らしく質が高い。新人の佐藤直樹やベテランの内川聖一、長谷川勇也も織り交ぜつつ、トップクラスの野手陣です。

ただ、意外と投手陣は心許ない。

先発はまだ大丈夫な方かな。東浜巨、石川柊太の復帰組に加え、ベテランの和田毅、左では大竹耕太郎の奮起に期待したいですね。ムーア、バンデンハークの外国人もうまく使いたいし、武田翔太だって忘れちゃいけない。そして当初は、高橋礼や松本裕樹を第2先発として起用するみたいですね。彼らもじきに先発の機会が出てくるはず。ですが、やはり開幕ローテに千賀の不在は痛いんですよね。エース力という面はもちろん、ソフトバンクは、イニングイーターといえる先発が彼以外いないため、昨季より一層中継ぎに負担がかかってきます。これ開幕当初は仕方ないのですが、シーズン見据えるとその中継ぎが意外と心配ですよ、とファン的には思うのです。

モイネロ、嘉弥真新也という左腕コンビに守護神・森唯斗は問題ないかと思いますが、次に来るのが故障明けの岩嵜翔なんですよね。昨季ブルペンを支えた甲斐野央、高橋純平、松田遼馬といった名前がメンバーになく、どうしても不確定要素が増えてくる。

泉圭輔津森宥紀、古谷優人、尾形崇斗にその分フル回転の活躍が望まれますが、彼らは1軍経験が浅く、過度な期待は禁物です。いや、ポテンシャル的にはすごく良いものを持っていると思いますよ。特に泉と津森は個人的には安定して活躍できる能力を持っていると思います。しかしね、それが本当にその通りいくか、そして序盤から登板数を重ね、シーズンフルで調子を維持できるかははちょっと不安があるかなあ・・・

もっとも、練習試合好調の川原弘之高橋純平など実績ある選手たちが、彼ら若手が疲れてきた時に救ってくれればいいんですがね。ちょっと勝ちゲームを、接戦を落としてしまうことが多くなるかなあと考え、2位にしました。

3位

オリックス・バファローズ

「アダム・ジョーンズが植え付ける『成功者のメンタリティ』でBクラス常連からの脱却へ。西村監督の柔軟思考も新時代の幕開けを予感させる。」


新しい取り組みを行おう。今季は特別な戦い方をしていこうという意欲が見えます。今年こそは、面白い存在になると思うんです。

その最たる例がT-岡田の起用法ですね。1番や2番など、上位打線に起用するオプションを試しています。オフにはプエルトリコに単身で武者修行を行い、今季いよいよ15年目。心機一転、ここ数年の不振から脱却することができるでしょうか。これ新外国人のロドリゲスを2番に起用したりもしていて、さまざまな選択肢を試しているんですよね。これまでは割と堅い印象だった西村監督ですが、なんだか今季は柔軟性が感じられます。

投手起用にもその傾向は見られて、山岡、山本のWエースを6連戦の後半、つまり金曜日と日曜日に起用するプランだそうです。これつまり6連戦の頭3戦にエース級を出さないっていう強気の作戦なんですよね。もしかしたら火曜日から3連敗してしまうかもしれませんが、ひとたびこの3戦で勝ち越せれば、さらに山岡、山本が残っているという大きなアドバンテージ。これが功を奏するかはやってみなきゃわかりませんが、一か八か、Aクラスではなく優勝を狙うというのが伝わってきます。

ジョーンズの加入も多大な影響があると思います。詳しくは、こちらの記事でも書いたのですが、彼がプレー以外の面でどれほどチームにいい効果を与えてくれるかというのは非常に大切。

オリックスは、最後にAクラスになったのが2014年の2位と6年前。その頃の主力はかなり少なくなり、どうしても選手たちに「負け癖」のようなものがついてしまっているかと思います。彼らに「成功者のメンタリティ」のようなものを植え付けることこそが、彼が日本に、そしてオリックスにやってきた所以だと思います。

さて、そんな中、全体戦力も整ってきました。先発陣では山岡、山本の2本柱が盤石。ここに今季は田嶋大樹、アルバースという復調を目指す左腕コンビが続きます。他、開幕ローテに入った村西良太K-鈴木に加え、竹安大知榊原翼、張奕といったところも上積みが期待できそう。漆原大晟本田仁海などフレッシュな面々も控えています。

ブルペンは少々不安ですが、どうやら柔軟な起用も視野に入れているよう。神戸文也の台頭が心強く、吉田一将、比嘉幹貴、海田智行のベテラン勢も健在。澤田圭佑山田修義といったビハインド要員も悪くなく、出遅れた近藤大亮も控えています。抑えディクソンへの絶対的信頼感は欠けますが、開幕メンバーを外れた新加入のヒギンス、そしてベテランの増井浩俊とうまく併用したいところ。

野手は先述の選手たちに加え、吉田正尚はもちろん、中川圭太という優秀なバランサーの存在が貴重ですね。競争も激しく、太田椋宜保翔勝俣翔貴、西浦颯大といった活きのいい選手たちがレギュラーの不調時にバックアップできる体制が整っています。宗佑磨といった出塁率高水準かつユーティリティという優秀な選手も控えています。捕手も若月健矢だけでなく、松井雅人、頓宮裕真を併用していきたいところです。「来季こそは優勝争いに─」その足がかりの1年になる気がします。ジョーンズがプレー面で活躍してくれれば、優勝も見えます。

4位

埼玉西武ライオンズ

「今季も変わらず打高投低の辻軍団。リーグ3連覇へのカギは『山賊打線』と『若獅子』のフュージョン。」


まあこのチームは分析しやすいというか、チームカラーがはっきりしてますよね。(笑)

圧倒的な攻撃力は、もう言うまでもないでしょう。秋山翔吾という中心選手が抜けましたが、なんだかそれを感じさせないほどの猛打っぷり。昨年までのメンバーに加え、スパンジェンバーグが好調をキープしていますね。彼の場合、打撃はもちろん、外野・三塁・二塁をこなせるフレキシブルさを有しているのが非常に心強い。球界屈指の外崎修汰というユーティリティプレーヤーがいるだけでもかなりの心強さなのに、さらに一人同じタイプが加わりましたからね。過密日程の今季は非常に大きい。

これに若獅子も元気なんですよ。川越誠司を筆頭に、鈴木将平高木渉、愛斗山野辺翔、佐藤龍世、西川愛也、呉念庭・・・魅力的な選手たちがこんなにたくさん。ぜひ使ってあげたい。

そう、彼らを起用してあげられるかがキーポイントなんです。

辻監督は、これまでスタメンをがっちりと固定し、2連覇を達成してきました。多少調子が悪くても、打順は下げようとスタメンは落とさない。レギュラーの選手に全幅の信頼を寄せていくような起用法が監督のやり方でした。実際、今季もオープン戦から練習試合までそのような方針が見られますね。

ただ、今季はもう少し柔軟性が必要になってくるんじゃないかなあと思うんです。中村剛也、栗山巧は今季で37歳木村文紀32歳を迎えるんですね。彼らと先述の若獅子たち、あるいはメヒアなどを併用することができるでしょうか。森友哉が絶対的な捕手なのはわかりますが、同一チームとの6連戦で同じ捕手がマスクをかぶり続けるのはやっぱりどうなのかなあと感じます。たまには森をDHに回し、岡田雅利という優秀な2番手も起用していく必要があるかと思います。

投手起用においても柔軟性が欲しい。まあ、昨季平井克典81登板ですからね・・・(笑)これでは、平井は今季いつ離脱してもおかしくないと思います。さらにオフには、ヒース、マーティンの両外国人が抜けてしまいました。それでも、悲観するほどじゃない。宮川哲、浜屋将太という優秀な新人がやってきました。ここに昨季後半鮮烈デビューを飾った平良海馬がセットアップとして君臨する形がひとまず理想でしょうか。これにギャレットや左の小川龍也、野田昇吾、齊藤大将などが状態を上げていければいいですね。

もっとも、先発陣はちょっと光が見えますから。今井達也はエースの自覚が芽生えそうな投球を披露していますし、ニールと柱になるでしょうか。高橋光成松本航も上積みは期待でき、與座海人も西武打線がバックなら勝てそう。ここに実績ある内海哲也なんかが救世主として活躍できると面白いですよ。

まあ挙げた懸念要素はお構いなしに、圧倒的すぎる攻撃力を有しているともとらえられるのがこのチームの本当に恐ろしいところ。「山賊打線」は今季もなお、リーグ優勝へと導けるでしょうか。


5位

東北楽天ゴールデンイーグルス

「充実補強魅力だが、高梨頼みの左腕事情と捕手陣の経験値に大きな不安。三木新監督は、野手陣、ブルペン陣のアドバンテージで戦いきれるか。」


補強の成果で戦前の評判が高い楽天ですが、異例となる今季を戦う上では少し不安要素があるように思えます。

まずは捕手ですね。太田光を軸に、山下斐紹堀内謙伍、強肩が武器の石原彪なども併用していきたいかと思いますが、経験の浅さがどうしても心配。長年チームの精神的支柱としてけん引し続けた嶋基宏の退団が実は響くのではないかと思います。逆に、ここが固定されればかなり大きい。それだけ今季の楽天の命運は捕手が握っているかと思います。捕手としての復活を目指す岡島豪郎が帰ってきたら面白いかも。

それと先発陣の駒数がしんどいかなあ。まあその分則本昂大、岸孝之というダブルエースがいて、松井裕樹の先発転向、涌井秀章の獲得という策も講じたのですが、ちょっと数が足らない不安のほうが勝る印象。弓削隼人の上積みに加え、安樂智大藤平尚真釜田佳直などの奮起が大事になってくる。

中継ぎ左腕の層の薄さも致命的で、高梨雄平一人頼みの状況が続いています。そしてメンバーから高梨が外れたのですが、開幕当初どうなるんでしょうか・・・昨季終盤のように辛島航がブルペンに入るのかな。鈴木翔天や渡邊佑樹などの飛躍が待たれます。

もっとも、それ以外のブルペン陣は盤石の体制。森原康平、ブセニッツ、青山浩二、宋家豪に加え、アンダースローの牧田和久が加わってバリエーションも豊富。これに津留崎大成、酒居知史などビハインド要員も揃ってます。

野手もいいですね。もともとレギュラー選手は高水準でしたが、キャプテンシーのある鈴木大地の加入でさらにまとまりが生まれそう。同じくユーティリティ性を有する小深田大翔とともに、フル出場が厳しい茂木栄五郎の故障、成績低下を防ぐスペアとして、お互いにいい影響を与えそうです。2年目を迎える辰己涼介は体がゴツくなってパワーアップ。出塁率も優秀な数字を残しており、個人的に今季の飛躍を推している選手のひとりです。ロメロの加入も大きく、内田靖人が練習試合の絶好調を維持できるとさらに幅が広がりますね。いや、めっちゃ充実してるなあ(笑)

あとは、パ・リーグでは唯一就任1年目の三木監督の手腕にかかってきますかね。野手陣、ブルペン陣というアドバンテージを有しつつ、懸念材料も多くみられるチームをどう率いてくれるか、注目ポイントです。


6位

千葉ロッテマリーンズ

「大きな穴は見られずも、チーム全体として最大値不足は否めず。新世代を担う若手野手への世代交代も視野に。」


大きな穴があるわけではないのですが、総合出力が足りない気がします。
優勝、最低でも2位に入らなければならない今季の戦い方においては、大きな強みのないチームはちょっと厳しいかもしれません。

先発陣では、ローテを守ってくれそうな投手もいますが、絶対的なエースを欠き、それをカバーできるほどの駒数がいない印象。それだけに、復活の気配見えた西野勇士の離脱は非常に痛いと思います。種市篤暉二木康太が好不調の波を減らし、石川歩の復活がカギになりそうです。岩下大輝佐々木千隼の成長、そして佐々木朗希の動向にも注目ですね。
中継ぎでは、ハーマン・ジャクソンの新加入コンビがセットアップ。これに続くのが東條大樹、チェンなど。練習試合では、石崎剛、小野郁、東妻勇輔などのアピールもありました。ただ、幅という意味では少し不安。先述の通り、右の速球派は豊富ですが、左腕が穴かなあ。松永昂大の出遅れと成田翔の伸び悩みが心配です。ここ最近好調の山本大貴やロマンある永野将司などが穴埋めできるか。まあそこらへんは、吉井コーチがうまくやりくりしそうな気もしますがね・・・

野手陣では、レギュラーが中堅~ベテラン選手が多く、控えの選手との差がまだまだある印象です。
火力不足
も否めず、レアード、マーティンが4,5番というのは少し物足りないかなあ。井上晴哉はもちろん、安田尚憲のブレークに期待。FAで福田秀平が加入し、荻野貴司とともに待望の俊足コンビなのですが、過密日程の今季においては、どちらの選手もケガがちな点が心配。代わりに岡大海藤原恭大和田康士朗といった選手が力を発揮してくれるでしょうか。
内野手も層が厚いわけじゃなく、中村奨吾藤岡裕大をバックアップする二遊間の控えが薄い。ここは出塁率も高水準でユーティリティ性も備える平沢大河が台頭したいところです。
もちろん明るい材料もあって、ルーキーが元気ですね。佐藤都志也は自慢の打棒を示し、守備も悪くなさそう。シーズン中も田村龍弘、柿沼友哉との併用ができるでしょう。ヒットメーカー・高部瑛斗は玄人好みの選手になりそうだし、福田光輝の思い切りの良さも注目。先述した平沢、安田、藤原とともに、これらの世代の台頭を待ちたいところですね。


またまた長くなってしまいました。セ・リーグ編間に合うかな。(笑)

それでは、また。


2020.06/18「マーメイド侍的2020年パ・リーグ順位予想。」


この記事が参加している募集

すごい選手がいるんです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?