見出し画像

【第1章① スポーツ心理学会で感じた違和感】 〜自分が目指していたものとの相違〜 至高のスポーツ心理学レオン

【信じ抜く力】
〜武器としてのスポーツ心理学〜
(Kindle出版原稿)

第1章 関係性の中のスポーツ心理学

① スポーツ心理学会で感じた違和感

僕は大学院生の時、必死でスポーツ心理学について勉強をしていました。

その目的は、ただ一つ。


「もっとバレーが上手くなりたい」


画像1





その一心でした。


どうしたらもっと試合中、堂々とプレー出来るのか…?
深い集中状態に入るには?
なぜ、良いプレーが出来る時と、全然うまくいかない時があるんだろう…??



様々な疑問の全ては、僕自身が上手くなる為の、切実な「問い」でした。



理論を学んでは、実際の現場で自分で試行錯誤する日々。


その中で、大学院生の活動の一つとして、『学会』というものにも参加していました。


『学会』に馴染みのない方もいるかもしれません。
そこは、その分野を専門としている大学の先生が集まって、最新の研究を発表したり議論したりして、研究を更に進める為の活動が行われる場です。


そんな、知の最先端と思われる、スポーツ心理の『学会』に僕がはじめて参加した時の感想は…ここだけの話、


「この人達は、本気でパフォーマンスを上げるために、この研究をしているのだろうか?」



というものでした。

自分の研究業績のために、既存の方法に則り、無難な着地点の発表をしているだけに感じてしまったということです。



少なくても、「どうやったらパフォーマンスを上げて、少しでも競技者として上にいけるか?!」を本気で追い求めている人には、全くと言っていいほど出逢えませんでした。



そこで、学術や権威としてのスポーツ心理より、実践に資する「ホンモノ」を追い求めていくことになっていきます。

この記事が参加している募集

#熟成下書き

10,586件

#スキしてみて

526,651件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?