MERI

子育てとか夢とか仕事とか未来についての頭のなかのあれこれ。プライベートなエッセイ。 子…

MERI

子育てとか夢とか仕事とか未来についての頭のなかのあれこれ。プライベートなエッセイ。 子育ても仕事も遊びも楽しみたいので配分を再考中。

最近の記事

没頭食カロリーメイト

自分や一緒に住む家族に区切りがないと、ただぬるま湯のように桜を見ながら過ぎ去ってしまう春。今年は、次男が幼稚園を卒園して小学校に入学した。たくさん笑って、思いきり泣いて、多くに感謝して、前に進む子どもを見て心臓がキュンとして。どこかで養老孟司先生が以前、心で処理しきれなくなった感情が涙として出てくるのだというようなことをおっしゃっていて本当にその通りだなと思う良い意味で情緒不安定な春だった。そういうとき自分の目に入ってくるもはエモーショナルなものが多い。 大塚製薬カロリーメ

    • 頭頂冷水

      給湯器が急に反応しなくなり、お風呂のお湯が出なくなった。その日は家族皆があきらめて翌日、ガスの人が来てくれた。古い給湯器なので新調しないといけない一週間くらいかかるかも。と言われた。 なんとか水で さっぱりしたかったので、しかたがないから水で頭を洗うことにした。暖かくなったとはいえまだ肌寒い。首周り生え際への冷水シャワーはゾワワとするのでやめておいた。頭頂に人差し指を置き頭のカーブに合わせて下部に親指がくる範囲を冷水で洗う。少し冷たい感覚が伝わるのが鈍い。とはいえ当たり前

      • 無限ループ胃腸炎のしんがり

        1月、「おなかいたい」と次男が言い、その日の夜中から何かしらが始まった。胃腸炎だった。3日ほどして次男は治り、その翌日から「キモチワルイ」と、こんどは長男の胃腸炎が始まった。合計7日間ほど胃腸炎はウチのなかをはしごして、どこかに行った。 翌週、次男が通う幼稚園が休園になった。インフルエンザだったかなコロナだったかが多かった。お休み中の4日間の昼間は元気な次男と二人で仲良く過ごした。それが終わると、こんどは長男の通う小学校で学級閉鎖があった。インフルエンザやお熱が急増だった。

        • 新聞の四分の一読み

          最近、新聞を買うようになった。日経朝日読売毎日東京産経英字新聞。コンビニ入ってから見出しをチラ見した印象で選ぶときもあるし、最近の経済見た方が良さそうだなってtwitterのタイムライン見て思って経済新聞買うことも多い。 中学生高校生くらいの頃、通勤時間帯に電車に乗れば新聞を四分の一のコンパクトなサイズにして読むサラリーマンが何人もいた。わたしの記憶が正しければ、テレビ欄側に縦半分に折りさらに上下に折ることで四分の一のコンパクトなフォーマットで新聞を読むことができる。今は電

        没頭食カロリーメイト

          パラレルワールドの公園で100人鍋食べて共生について考えた

          とある水曜日、どろんこ公園で幼稚園のママたちが集まり、鍋の会が催された。水曜日は幼稚園のお弁当がなくて昼前に子どもたちが帰ってくるので一緒にごはんを食べて遊ぼうということになったのだ。鍋に集まったのは学年とびこえて約50家族100人以上。 大鍋と大釜 大鍋でつくられていたのは豚汁。公園ごはんが得意なママたちが鍋番長を買って出てくれ、数人で鍋の準備もしてくれた。おまけに大釜で炊かれたほくほくの白米も仕上がっていた。(ちなみにこの場所でごはんするときは薪を割り火を起こすところ

          パラレルワールドの公園で100人鍋食べて共生について考えた

          DUPLOからLEGOへ

          家のおもちゃをリニューアルすることになった。小さい子向けの一つのパーツが大きなLEGO DUPLOから、小さなサイズのLEGOに統一しようということになったのだ。部屋に置けるおもちゃの量には限りがあるから仕方がない。それに伴い、長男が3歳のときに始めた、アートプロジェクト『mamama』が終わることになった。 mamamaのはじまり長男は小さな頃からLEGO DUPLOに親しんだ。わたしたち夫婦は家に置くおもちゃの種類を少なくしたかったので、おもちゃはLEGO DUPLOに

          DUPLOからLEGOへ

          キャンペーンと我が家

          冷蔵庫にあると安心する牛乳。牛乳パッケージにプレゼントキャンペーンのお知らせと集めたら良いらしい切り取り式のポイントが。しばらくそのブランドの牛乳を買うことにした。 同じブランドの同じ商品はなるべくいくつかの種類でまわす。牛乳だったらある日はM牛乳で、ある日はJ牛乳だしある日はY牛乳というように。これは幼い頃から母がそうしてきたことにならっている。何かがあったときに身体に溜まるものが少ないように、ということだった。安ければ良いというものでも高ければ良いというものでもなく、い

          キャンペーンと我が家

          ママを意のままに動かす次男のパワーワード

          公園でTくん(幼稚園の同級生の弟、3歳)がブランコしてる。まだブランコから地面に足が届かないからママに押して欲しいみたい。 「マ、マー⤴️」 疑問形じゃないけれど二音節目の最後が上がり調子になり、これからお願いするって意味になる。そこにいた人は私を含めて3人いて、顔を見合わせた。すべて2人兄弟のママたち、みんなでピンときた。 「うちの次男もそうだ」 これらの家族の次男たちはすべて「マ、マー⤴️」を使うことがあるという。不器用でまっすぐ親にぶつかっていく長男を見て育つから、希望

          ママを意のままに動かす次男のパワーワード

          心地よさの正体はアナログであることか

          年の初め、日帰りでスキーに行った。東京から新幹線駅に降り立ち徒歩5分くらいの小さなスキー場。5時に起床して8時半には到着してた。スキー場のには食堂兼スキー一式レンタルのお店があり、おそらく一番乗りだったらしい私たち。子どもが履くスキーについてやサイズを合わせてくれたりとても親切にしてもらった。 長男は初めて、次男は2回めのスキー。 支払はすべて現金で、クレジットカードもは使わなかった。電子マネーの表示も一切見かけなかった。スキーもウエアも最新ではないかもしれない。ホームペー

          心地よさの正体はアナログであることか

          シャノアール、ありがとう、さみしいよ。

          シャノアールが全国から姿を消した。 物語が毎日頭の中にあふれてきた時期があって、よくシャノアールで小話を書き留めてた。混みすぎず、広い座席で、ウエイターの方々もゆったりしていて、追い出される感じもなく、人感をほんのり感じながら集中することができた。朝8時頃から夜22時くらいまで営業していたので、仕事前やあとによく立ち寄った。価格設定と客層を選ばないノーブルな雰囲気がそうさせるのか、老若男女問わずジャンルレスな人びとが出入りしていた。そしてそこではいくつものドラマが繰り広げら

          シャノアール、ありがとう、さみしいよ。

          ヒヤシンスの永遠性とか環世界

          球根を植えた状態でもらい部屋で育てていたヒヤシンスが白赤紫と3つ咲いて、一番最初に咲き始めた白ヒヤシンスが枯れ始めた。朝、居間に入ってくると鼻の良い長男は「今日も(開花しているヒヤシンスの)においが!」と言って目をやり白ヒヤシンスの枯れ始めに気がついた。 ヒヤシンスは花が枯れてきたら種ができる前に摘み取るらしい。そうすると球根に栄養がいって翌年も花をつけるらしい。そのことに驚いた長男とわたし。「ヒヤシンスって永遠に生きるのか?」手入れをしながら何タームか花を咲かせるとして、

          ヒヤシンスの永遠性とか環世界

          たらこスパゲティの価値観

          ときどきたまらなく食べたくなるたらこスパゲティ。子どもたちは魚卵を食べない。以前たらこスパゲティを試食した肌が弱めの長男は「のどがイガイガする変な気分」と親としては怖い反応をしたのでなんとなくやめている。つまり家族で「今日はたらこスパゲティにしよう!」という機会は今のところなくて、私か夫かが在宅での仕事の合間に個人的に食べたくなる嗜好品という位置付け。また急にたらこスパゲティが頭に浮かんだそのときは珍しく家に私だけだったので、しかも打ち合わせと子どものお迎えの合間の15分ほど

          たらこスパゲティの価値観

          ものがたりと焚き火

          次男の幼稚園が冬休みに入ったある日の午前中、どろんこ公園に出かけた。もうすぐ引っ越ししてしまうお友達がいる。幼稚園のみんなで遊ぼうってことになったのだった。午前中に行ったけれど既に焚き火の準備を誰かがしてくれていた。もう火がおきていた。アルミホイルに包んだサツマイモを火の下にもぐらせ、四方に散らばり遊ぶ子どもたちを見ながらおとなたちは代わる代わる火の番をした。炎の1/nのゆらぎのせいだとか、太古からのDNAに寄るものだとか、臭覚が懐かしい記憶にアクセスさせるのだとか、いろんな

          ものがたりと焚き火

          『桃太郎』についての次男の解釈

          湧いてきた哲学 哲学にふつふつと興味が湧いている。ソクラテス、プラトン、高校で学んだような、でもそれは概要というか考えの系譜のようなものだったような。哲学に再び触れてみている最近。 有名な昔話に沿って有名な哲学者とその考えがとてもわかりやすく書かれていて、まさにいま欲しい本だった。出会えて嬉しい。またイラストもストーリーも楽しくて小2の長男とキャハキャハいいながら読んだ。もしかしたら次男もそぞろに話を聞いていたのかもしれない。ある夜、寝しなに桃太郎の話になった。 "桃太

          『桃太郎』についての次男の解釈

          そうだった子育てコピーこれだった

          児童館のイベントが終わった。小学生以上のこどもが開催するお化け屋敷大会。子どもたちは、チームをつくり、児童館に集まっておばけを制作し、当日は黒子となり会場で自分で製作したおばけを操作して皆んなを怖がらせ驚かせた。いくつかのチームで大きな会場を区切り、それぞれが持ち場を担当して、全体として大きなお化け屋敷にする。低学年が集まったチームはアイデアもまとまらず、計画通りにすすむわけがないのだけれど、児童館の人がうまくサポートしてくれた。秋になったとたん日が暮れるのがぐんとはやい。1

          そうだった子育てコピーこれだった

          Nirvanaと死のちがいそして咳とミシン

          命は欲望 色即是空 起点のエピソードを書き始め、留めておく。するといつかその結びとなるようなエピソードが現れて、ようやく着地する。そんなスタイルが最近好きだ。 座禅会に参加した。 お線香に合わせて前半20分5分休憩を挟み20分ほどの後半。しんとした中で頭を空っぽにしようとするもうまくいかない。そのうち喉に埃や花粉のほんのひとつぶほどが喉の粘膜におそらく着地した。マスクしていたけどたぶんそんな、ミリもないくらいの小さな異物が入ってきたんだろう、喉が喉に異変だと身体に号令をか

          Nirvanaと死のちがいそして咳とミシン