ママを意のままに動かす次男のパワーワード

公園でTくん(幼稚園の同級生の弟、3歳)がブランコしてる。まだブランコから地面に足が届かないからママに押して欲しいみたい。
「マ、マー⤴️」
疑問形じゃないけれど二音節目の最後が上がり調子になり、これからお願いするって意味になる。そこにいた人は私を含めて3人いて、顔を見合わせた。すべて2人兄弟のママたち、みんなでピンときた。
「うちの次男もそうだ」
これらの家族の次男たちはすべて「マ、マー⤴️」を使うことがあるという。不器用でまっすぐ親にぶつかっていく長男を見て育つから、希望を叶えるための別の戦法を次男たちはあみ出すのか。「マ、マー⤴️」と言われたママはお願いを聞いてあげちゃいたくなる。二文字だけで、お願いごとをほぼ叶えてしまうのだから、次男たちが扱うこのパワーワードは恐ろしい。

加えて、この三家族の次男たちがランダムに発してくる母への気遣いがまた共通していた。道ばたの小さな花を見つけて「ママぁ、おはなきれいね、あげるね」と持ってきてくれる。「ママは○○してくれたよねー」など随所でねぎらってくれる。そのように、日常からやさしさの伏線を惜しむことなく与えていき、頻繁に希望を実現していく次男たち。

やさしさって大事よね。やさしさが生み出すパワーって大きいなあ。

長男と私(長女)は次男から学ぶことが多そうだ。

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