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【闘病アドバイス】ヘルプマークをご存じ?

この赤くて長方形のマークをご存じでしょうか?
コレは『ヘルプマーク』と呼ばれております。

パッと見ただけでは、病気などの困難を抱えている事は伝わりませんよね。
特に初期の妊婦さん、精神疾患、体内に病気を抱えていたりする場合など。
『何らかの援助を必要としているので、もし困っていたら助けて下さい!』
という意味を持つ、病人/障害者用のお守りのような物です。

コレは日本でしか効果の無い物です。
他の国で使っても、『オシャレな赤い何か』としか認識されません。
いえ、日本でもまだ、100%浸透している訳ではありません。
だからこそ、こうして広めたいのです。

わたしも去年、日本のサイトを見ていて、このヘルプマークを知りました。
こんな有難い物を創り出してくれるなんて、さすがは親切な国、日本です!
アメリカ人のわたしから見ても、コレは良い物だと思います。

『日本へ行った時用に、わたしも持っていたい/使いたい!』と思い、
去年、日本在住のお友達に頼み、アメリカまで郵送してもらいました。
日本人の皆様のお心遣いは、ちゃんとアメリカにまで届いておりますよ!

しかし、そのお友達も、最初はヘルプマークの存在を知りませんでした。
わたしが説明したら、『それは良いね!』と、取りに行ってくれました。
しかも、ワザワザ車を出してまで……本当にありがとう!

肝心の入手法ですが、とっても簡単です。
駅や役所などに行けば、誰でも無料でもらえるそうです。
以前は、障害者手帳などの『証明』がないともらえなかったらしいですが、
障害者はそんな手続きが出来る状態にありませんので、廃止されたらしい。
でも、一部の場所ではまだ証明が必要だそうですので、ご注意を!

日本国内の一部の場所によっては、郵送してもらう事も可能らしいので、
対人恐怖症などでお外に行けない人でも、安心して申し込めるのだとか。
それは素晴らしいですね!

裏側はこんな感じです。
紙を貼れるようになっており、自由に書き込めます。
病名、呑んでいるお薬、緊急の連絡先、その他の大切な情報など。

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バッグの外側になど、パッと見て判り易い場所に着けるのが主流ですが、
最初は心配だったり、心地悪かったり、恥ずかしく感じるかもしれません。
わたしも日本で初めてコレを使った時、最初は不安でした。

日本ではまだ、精神疾患や他の困難に対する理解が少ないからです。
それに、わたしの場合、日本では完全に異国からの外国人ですからね。
『なんか見慣れない赤いマークを着けた変な外国人が居る!』と、
石でも投げ付けられるのではないかとビクビクしておりましたが、
変な目で見られる事も無く、大丈夫でした。

最初は色々と不安でしたが、慣れれば問題ありません。
日本では、このヘルプマークを着けていると、電車やバスなどで
席を譲ってもらえる事があるらしいですが、わたしは外国人だからか、
話し掛け難いイメージがあるのか、そういった経験はありませんでした。
わたしは精神疾患以外にも、体の病気もいくつか抱えておりますので、
もし見かけたら、席をお譲り頂けますと有難く感じます……。

しかし実際に日本で使いましたが、あまり認知されていないと感じました。
『なんかどっかで見た事あるような赤いマーク。』ぐらいにしか思われて
いないように感じましたので、もっと広まって欲しいなと思います。

という訳で、目には見えない病気や困難を持つ人達へのアドバイスでした。
ヘルプマークを着ける事は恥ずかしい事ではないので、病人/障害者なら、
どんどん着けて広めましょう!

皆様もどうか、この赤いマークを着けた人を見かけて、その人が何かしら
困っていたり、苦しんでいるような感じだったら、助けて上げて下さい。
1人の病人/障害者からの切実なお願いです。 お願い致します。

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■オマケ■

以下の写真、Note内の『みんなのフォトギャラリー』に出品しておきます。
記事のヘッダーとしてご自由にお使い下さい。

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