へびいち

妻と猫三匹と暮らす普通のサラリーマン DQXとFFXIVを愛するオンラインゲーマー

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60歳手前で都内に狭小住宅を建てる08:「住宅の性能」を決めるワケ

以前の我が家は、断熱も気密も取れていない築40年の住宅であった。 漠然と「建て替えれば、今より良くなるだろう」程度にしか考えていなかった。言ってしまえば、施主側が、本来あるべき住宅の姿をイメージできていなかったのだ。 住宅は、長期の資産である。 また、住宅の性能は簡単にリカバリーできないと考えるべきだ。 断熱も気密も換気も施工の際にするのがもっとも安価だから、このタイミングを逃してはならない。 住宅の性能を決めるにあたり「10年から20年後の最低基準」を意識しても良いので

    • 60歳手前で都内に狭小住宅を建てる07:「住宅の性能」って何?

      今にして思うと発注先を決定する時点で大きな見逃しをしていたと思う。 発注先を選ぶ上でいちばん大事な要素を考慮して選んでいないからだ。 我が家については、発注した工務店が「当たり」であり、結果オーライであったが、それは単に僥倖としか言いようがない。 住宅番組や雑誌では、間取りや収納の工夫や内装の豪華さが、取り上げられる。 建て替えの理由が間取りと動線であったので、違和感を感じていなかった。 間取りや内装は重要であるが、家の性能についてもっと深く考えるべきであった。 住宅の性

      • 60歳手前で都内に狭小住宅を建てる06:「お客様は神様ではない」

        住所や氏名、連絡先。 こちらの希望。 教えて欲しいこと。 想定している予算。 最後に、私たちが発注先に望むことや予め伝えておくことを書いた。 ①住宅建築は施主と建設担当社との「共同プロジェクト」という認識。 ②複数社の相見積もりを取る。 ③競合企業の情報はお伝えできない。NDAの締結も可能。 ④有料の初期提案や調査も検討可能。 ⑤各社の比較を行うので私のスケジュールに従って進行する。 ⑤切迫した理由で建て替えを検討していない。 ⑥急いではいないが、短い期間で集中的に完成させ

        • 60歳手前で都内に狭小住宅を建てる05:「お金はどれくらい掛かるか?」

          こういう情報はとても重要だけれどセンシティブなことでもあり、具体的な記載はあまり見ない。 ある意味、この連載記事でこの部分が一番読まれるかもな…という気もしている。 年齢も年齢なので、この年からローンを組むのは考えていなかった。 「手持ちの現金の範囲で」というのが、私の条件であった。 はじめは、ざっくりこんな感じで考えていた。 ・どうやら木造家屋の坪単価って90万円/坪もあればそれなりの建物が建てられるんじゃないか? ・取り壊しは150万円みたいだぞ。 ・建築期間は半年ぐ

        60歳手前で都内に狭小住宅を建てる08:「住宅の性能」を決めるワケ

        • 60歳手前で都内に狭小住宅を建てる07:「住宅の性能」って何?

        • 60歳手前で都内に狭小住宅を建てる06:「お客様は神様ではない」

        • 60歳手前で都内に狭小住宅を建てる05:「お金はどれくらい掛かるか?」

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる04:「どんな家に住みたいか」を考える

          物理的な条件が分かったので、今度はふんわりした希望を書き出すことにした。 ここまでの文書では、私の妻も飼い猫も登場しないが、それなりに相談して進めていた。 しかし「どんな家に住みたいか?」に関しては、二人の意見を事前にすり合わせておく必要がある。 ここをしっかり纏めておかないと、施工を依頼する先にも迷惑だしロスが多すぎる。 分かり切ったことも含めて書き出してみた。 ・現在の住いを解体し建て替えしたい。 ・夫婦2名と猫3匹が暮らしやすい家にしたい。 ・3階建てにしたい。 ・

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる04:「どんな家に住みたいか」を考える

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる03:まずは「己を知る」建築条件を調べる

          今の立地は建替するにはあまりにも過酷な条件の土地だった… 発注先にアプローチする前に、こちらの要件を整理する必要があった。 条件を書き出すことにした。 同じことを短期間に話すのはしんどいし、抜け漏れがない様にどこの検討先にも同じレジメを渡すと決めていた。 伝えるべき要素はこんな感じだろうか。 ・今の住まいについて ・建て替えをする理由 ・どんな家にしたいか/事情と条件 ・スケジュールの希望 ・予算(資金計画) ・ポリシー <現在の住まいについて> 住所、敷地面積、隣接す

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる03:まずは「己を知る」建築条件を調べる

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる02:最初は「誰に頼むか」を考える

          住宅の立替を行うための最初のアクションを考えてみた。 ・予算を決める ・スケジュールを立てる ・パートナーを選ぶ ってことになるんじゃないかな。 予算は後述するとして、スケジュールは単独では決められない。 ざっくりした言い方になるが、パートナー選びが最初のアクションになるだろう。 注文住宅作りは、受発注の関係ではない。 どういうことかと言うと「お金を払ったので、対価をください」という取引にはならない。 どんなウチを作りたいかを明確に伝え、相手の意見を聞き、お互いの予算と技

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる02:最初は「誰に頼むか」を考える

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる01:建て替えの理由は「間取り」

          2022年の春、数年前から漠然と考えていたが、自宅を建て替えることにした。 私は都内のゲーム制作会社に勤務する50代後半の会社員。 妻と猫2匹と暮らしている。 我が家は築40年の江戸川区にある狭小住宅。 土地は14坪ほどしかない。 今から26年前に中古住宅を購入し、大掛かりなリフォームは何度かやった。 和室をフローリングに変え、押し入れをクローゼットにしたり、 トイレを最新のものに替えて、クロスや廊下の床板の張替えをするなど。 元々の間取りは4DKであったが、現在の間取りは

          60歳手前で都内に狭小住宅を建てる01:建て替えの理由は「間取り」