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時には身を任せることも大事

運命を変える出会いは

偶然の出会いや運命を変えるほどの出来事は、ほとんど物事の流れに身を任せている時に起こるものです。

僕の夢は、料理人として一流になることでした。成功するために必死になって頑張りましたが、思うように上手くは行きませんでした。寝る間もなく働いて、自分を追い込んでしまいました。精神を病んでしまうまで、ボロボロになってしまい、とても夢どころではなくなってしまいました。

そんな僕が流れ着いたのは、今の仕事である、給食や病院食、施設での食事提供する仕事でした。しかし、入ったばかりの僕は、歪んで腐りきっていました。それとも、まだ夢を捨てきれなかったのか、この仕事に本気になることが出来なかったのでした。

何かと過去と比べて優越をつけては、やる気になれないと嘆いていたものです。

こうして書いてみれば分ることですが、当時の僕は、物事の流れに、必死に抵抗したのが分かります。当然、そんな調子では、仕事の成果はたかが知れているのは目に見えていたのす。だって、積極的ではなく、消極的な姿勢なんですから、例えどんなに才能を用いたとしても、上手くいくはずはありません。

次第に、長く勤めていくうちに、そこにいる方たちの優しさに触れて、お世話になっているという感謝も生まれました。それと、同時に、もう料理人には戻れないというあきらめもついたのか、今の仕事を本気でする覚悟が持てるようになりました。と、言うよりは、やり続けるうちに、やりがいを感じたのです。

その心の変化の矢先に、僕のことを気にかけてくれた方が、自分で会社をやってみないかと声をかけてくれたのでした。そうしたら、物事が一気に進んで、起業することが出来たのでした。

僕の、この経験からは言えることは、これまでどれだけ、物事の流れの変化を受け入れられずに、あらがって来たのだろう。自分はこうであるべきだ、こうしていなくてはいけないんだって、自分の理想を並べてばかりいて、誰かとの比較でいかに自分の在り方を決めていただということ。

そして、そうしているうちは奇跡や運命を変えるような出来事には出会えないものだということを実感したのです。

どうするのかは自分で決めていい

将来のことを考えた時に、理想の未来を夢みるものです、しかし、現実は思うようにはいかないことばかり、過去の出来事が強く足を引っ張ってくるし、社会は他人との評価で正しさを押し付けようとしてきます。そんな狭間の中で自分の運命は定まっていると思っていました。

だけど、本当は過去と未来は繋がっていないもの。過去の延長戦に、みらいがあるのなら、僕の将来には未来は確実になかったものになる。辛い経験うをしたから、失敗だらけの過去があるから、未来の可能性を失ってしまうのだとすれば、とうに人類は滅んでしまっている。未来は絶えず新しく作り変えられている。僕らの細胞は新陳代謝を繰りかえしながら、新しい細胞に埋めれ変わっていくのと同時に、僕らの過去も古い順から、用済みとなって排出されるものなんです。

物事の流れに乗るにしても、理想の未来を夢見て抗うことも、どれを選ぶかは、全部自分次第。自分がどう選んでいくかどうか過ぎません。捨てられた過去を拾い上げ、運命のせいにしながら、殻に閉じこもっているのも、自分自身が選んでいるものなのです。これを実感するのかどうかが大事であると考えています。

決め手は自分がコントロール出来る範囲と出来ない範囲

自分の人生だからこそ、全て自分次第であるし、全部自分で選んでいいものなのです。ただ、それをどう判断していいものか悩ましいものでもあります。

こういう風に考えてみてはいかがでしょうか。今の僕は、こういう風に考えています。

例えば、風邪をひかないことを普段、僕らは望んでいます。病気にならないために、必死になって、運動したり、睡眠をとるようしたり、食事にも心掛けてしまいます。しかし、風邪をひいてしまえば、そこは抗わずに、風邪をひいたことを認め、しっかりと休むようにするものです。そこで、風邪をひいていないと認めずに、仕事にいったり、遊びにいったりすると、風邪の症状は悪化する一方になってしまいます。

人生もこれと同じだと考えられないでしょうか。自分に出来ることや、自分の意思で変えられると判断できることは、できるだけ、自分で判断するように決めていく。しかし、自分の意思ではどうしようもない流れになったときや、どう考えても自分ではコントロール出来ないと感じた時には、抗わずに受け入れていく。

こういう風に、主体的な部分を残しつつ、物事の流れとのバランスをとりながら、人生を歩んでいけると、人生の波に上手く乗ることが出来るから、豊で前向きなものになっていけるのだと思うのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー


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