見出し画像

世界はみんなそれぞれ違う

先日、おススメで読んだ本に、はっとさせられてました。「目の見えない人は世界をどう見ているのか」という本で、視覚障害者の方の世界の捉え方がいくつかの例を挙げて説明がされていました。

僕自身がいかに情報を視覚というものに頼って生きているのかと感じました。そして何より、目が見えている世界と目が見えていない世界は同じものをみても、全然認識しているものが違うものなのだということを学んだのです。

僕は自分の認識がいかに主観的であるのかということ。その情報に僕自身の感情を貼り付けて意味として捉えているのだということが理解出来たのでした。


世界はそれぞれ違う

この話を読んで、僕は友人3人で話した時のことを思い出しました。

友人A君は、いつも彼女が出来てはすぐに別れ、いつも長く交際は続かないものでした。A君は恋愛は辛いものだといいました。その一方でB君はというと、10数年以上寄り添い交際してきた彼女がいました。彼は、いつも彼女とあちこち出かけていたので、恋愛は楽しいものだというのです。恋愛に対してこうも捉え方がちがうんだというのが、面白く感じて3人で笑ったを覚えています。

更に僕自身の例をあげると、これまでの僕の中で仕事というものは、辛くても我慢してするものだと認識していました。その仕事に芽が出るまでは、修行と同じなんだと。そう教え込まれていたからです。つまり、僕の世界の中でのお仕事は、我慢が必要で辛いものだということです。

ところが、時代はどうでしょう?好きなことを仕事にしたほうが、モチベーションも維持できて能力も発揮できるよね。だから、会社というものに縛られる必要もなく。我が道を進んでいこう。そういった流れが色濃く鮮明になってきています。

僕の認識とは正反対といっても過言ではないでしょう。これまでの僕の認識していた世界では、どんなに時代が変っていても、仕事は辛いものだと認識していたことでしょう。仕事に対しての認識はこうもズレてしまっていたことになかなか気付くことができませんでした。

ところが、本やコミニティの中での話を聞いてからは自分はその認識が書き換わりました。働くことは楽しんでいいものなんだと。やりたいことをやっていいものなんだと。

つまり、自分の世界というものは、人それぞれであって、その世界は過去の経験から生まれたもので変えることが出来るというものなんです。


自分の世界の変え方

自分の世界がどうやって出来たかというと、何か過去の出来事が起きて、その事象から偶然自分の中で意味づけが出来上がりました。

いつの間にか、「ああ分かった。」「そうだよね。」「それは知っている。知っている。」そういった経験が積み重なって、深い意識の中に刷り込まれていく。

それは、真実ではなくても良いものなのです。思い出にも残ってないちょっとしたことが、これまでの自分の世界の大きな意味だったりします。しかも、それは10歳までに大方出来上がっていくそうです。

これはひとつの例ですが、子供が今日のテストで100点がとれて嬉しかった。お母さんにも喜んでもらおうと帰宅してすぐに100点のテストを見せようとしました。しかし、ちょうどその時お母さんが夕食の準備で揚げ物を揚げていた。お母さんは、とっさに危ない。あっちに行ってなさいと注意しました。ところが、その子は、愛されていないと認識しちゃうのです。それくらいの偶然で自分の世界は出来上がっていきます。

こういった認識の積み重ねがセルフイメージを作っていきます。セルフイメージとは自分のことをどう認識しているのかということ。先ほどの例から出来るセルフイメージは、お母さんに愛されていない自分。

そういったセルフイメージが設計図となって自分の世界を作り上げているのです。

このセルフイメージを動かして、自分の世界をかえていこうというお話です。それは、これはこういうことなんだと認識することなんです。世界は新しいものを認識した地点でブロック解除できるからです。

知らない間に偶然セルフイメージが書き込まれ、今日の自分の世界になっている。これを意図的に仕組んでいき、意図的に変えていくのです。

新しい認識。それは、夢を持って生きるということではないかと思っています。

どんな自分になりたいのか。どんな10年間にしたいのか、どんな一年間、どんな3ヶ月、どんな一週間、どんな明日にしたいのかということを明確にしていくこと。

未来の自分を信じて確実に一歩一歩進むことで、過去の経験を超える経験を味わっていけるから。

夢を描き夢に向かうことで自分自身が成長していく。その過程の中で認識が書き換えられていく。

自分の世界は夢を持つことでがらりと大きく変わっていくものになっていく。そう思えてなりませんでした。

最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?