性格は変えることが出来るのか
自分の性格を変えたい
ずっと、僕は自分が嫌いでした。その理由のひとつに、この自分の性格がとても嫌だと思っていたからでした。すごく内気で消極的であるのに、人一倍プライドが高い、すごく真面目な振りをするズルい一面も持っている。そして、なによりも意気地なしで弱気になってしまうのです。だから、この性格が災いしていつも損をしているような気がしていたんです。消極的でプライドが高いものだから、すぐに嫉妬しては嫉んでしまうのです。そのせいで、人付き合いも上手くはありませんでした。
自分の性格を変えたい。それは、子供の頃から思い続けてきたわけです。これまで、自分の性格を変えようと何度も試みてきたのは間違いありません。もしも、自分の好きなようにこの性格を変えることが出来たのなら、どれだけ、生きることが楽になるし、楽しいものに出来るのか想像することが出来たからです。
でも、これまでの経験上、自分の性格を変えられたと思う部分もあれば、まるで一貫しているかのように、どうしても変えられない部分があったのでした。ましてや、勇気を出して積極的な性格になれた時もあれば、ある時は、急に恐ろしくなって、逃げ出してしまうほど極端に消極的になってしまうことだってあるのです。僕は、その度に一喜一憂していました。
ある時、無理やり自分の性格をかえようとしたことがありました。性格は明るくあるべきだと自分に言い聞かせたのです。人前では、どんな時も明るくいようとしました。自分の素が出てしまったときは、激しく自分を叱りつけたり、否定していたんです。自分らしくいられないことに、強い違和感を感じてモヤモヤしました。次第に、生きづらさを感じては、極端に気分が下がってしまい、極度に疲弊するようになったのです。自分の感情が、もうぐちゃぐちゃになってしまっていました。その苦しさに耐えられなくなってしまいました。
結局のところ、自分の性格は、根底からは変えることが出来ないと思い、人生に希望が持てないと、すごく憂うようになってしまうのでした。
性格は変えることが出来るのか
そもそも性格は変えることが出来るものなのか、色々と調べてみたことがあるのです。そうすると、性格を変えることができるのかどうか、心理学者の間でも議論されていて、実際のところ分かったものではないのでした。
確かに、自分の過去を振り返ってみても、変えられたと実感することが出来た部分もあれば、全く持って変わらない部分もあります。先ほど、お伝えしたように変われたと思っていても、元に戻ってしまったこともあるように、状況によって変わる部分もあるのでした。
人生の中で起こるいろんな経験によって性格は変わっていくものだということ。そう思う部分は確かにあるのだと思えたのでした。
心理学者でも分からないものであるとするのなら、どう捉えることが良いのか悩むものでした。
自分の都合よく捉えていく
その後も、この性格をどうにかしないといけないと思い、何度も自分の性格を変えようと試みては、変えられないとか変えられたということを繰り返していました。そうしているうちに、まるで開き直ったかのように「結局のところ、自分がどう信じるかどうかなんだ。」そのことに気が付けたのでした。
信じたもので世界はいくらでも変えることが出来るのです。
自分は性格を変えられると信じてみると、色んなことにチャレンジしていくことが出来たし、性格は変えられないと思うと、人生に希望がもてずに嘆くばかりだったんです。
ですので、自分にとって、都合よく捉えていく方が良いのです。
この性格を変えることが出来ると思いながら生きていく。それが思うようにいかなかったときは、性格は変わらないものだと言って、その性格を受け入れていくのです。そうした、自分を否定しないように都合よく解釈していくと、思いの外、気持ちが楽になれたのでした。
自分の性格によって生きづらさを感じているのに、性格は変えられないのだとしたら、それは、ずっと生きづらさを抱えて生きていかないといけないということになります。ましてや無理に変えようとしてしまい僕のように自己否定を繰り返し、心を壊してしまう危険性もあるのです。
そうならない為にも、自分の性格を正しく捉えていくこと。それを知った上で受け入れていくこと。つまり、周囲の人との人間関係を良好にするために、自分に折り合いを付けていくように、自分の性格も上手に捉えていき、折り合いを付けていくことが大事なんだといことなんだと思うのでした。
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