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元JA職員による労働環境の告発。

へー…農協も中々闇が深いんだなぁ…と思ったのでnoteにしてみることにしました。

こちらの30分のYouTube動画のゆーけーさん(動画主)が6年でJAを辞めた理由をぎゅっとまとめると

社員ノルマ(共済)があり未達成だと上司から問い詰められる。
ゆーけーさんは営業ですらなく窓口担当なのにノルマがあった。
結局 自爆(自分で共済に加入)することに。
しかも自分で入った場合は3年間解約できない縛り付き。
6年目に人事異動で部署移動したらパワハラ上司がいた。
身内の不幸も重なりノルマも50%の状態で鬱になり自殺も考えた。
ぐるぐるする思考の中、何となく入った転職サイトにより転職が決まる。
JAを辞める際に残りの50%のノルマどうするんだと最後まで詰められてその圧力に負けて残りの50%も自腹で達成して退職することになった。

共済きょうさいとはJA(農協)や企業や学校組織などが参加しているみんなでお金を出しあって助け合っていこうリスク分散しようというまぁまぁ固めの保険のこと。一部 労災に近い役割もあります。

なんでノルマがあるのかというと上部組織から奨励金を貰うためみたいです。
普通の会社なら個人のボーナスや進退に影響するのでしょうが、JA(農協)の支部からすると無理やりにでもノルマ達成とした方が旨味があるようなのです。闇が見えてきました。

しかも先輩職員に話を聞いたゆーけーさんは驚きます。
JA就職1年目はみんな自分が共済に入ってノルマ達成した…と。
共済に入れば人にも良さを紹介しやすい…と。
しかもゆーけーさんは入社前から他の保険に入っていました。
周りも既にJAに入ってたり都会に行ってたりして自分しか残っていなかったので上司に詰められて結局入ることにしたそうです。

これ、同調圧力ですよね?
ゆーけーさんは5年勤めたそうですが、1年目にしてすでに結構 闇に突入しています。
2年、3年と契約が取りづらい地域に配属されたがために自爆を続けて4年目にして担当エリアが変更された時は簡単に契約が取れたとのこと。
でも5年目に人事異動でパワハラ上司がいる職場に配属となり厳しい1年を過ごしました。
最終的に5年半くらい勤めて転職することになりましたが最後までノルマ達成を強要される始末。
ノルマしか考えていない会社…闇が深すぎます。

………

……

JAに入る前のゆーけーさんは数年ニートだったそうです。
このままじゃヤバイと感じて祖母も加入している理念がしっかりしているとされるJAに就職することにしたけれど、現実には地域との繋がりとかみんなで助け合おう、人の役に立つ優良なお仕事である…という綺麗な飾り言葉よりもノルマ達成して奨励金を得ることが重要視される支部ばかりだった現実に打ちのめされました。

ひょっとしたら順当に毎年ノルマを達成している人からすれば良い会社に見えるのかもしれません。
でも持たざる者への配慮が鬼ひどいという実態の放置は気持ちの良いものではありませんよね。

ゆーけーさんは窓口担当でしたが、ノルマの本体ともいえる営業社員には窓口担当とは比にならないくらい多くのノルマが課せられているそうです。

もちろん支社の中には社員向けの相談窓口とか労働組合がしっかり補助してくれるところもあるとは思います。

ゆーけーさんは組織のトップ中のトップの人たちは農家の所得向上とか地域の繋がり、相互補助など立派なことを考えているでしょうけれど、末端のエリアの人たちは自分のノルマ達成のことしか考えていないと断言しています。

JAの闇は深い。
実際に5年以上 務めた人の生の声だったので興味深く聞かせて頂きました。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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