見出し画像

ゼロコロナ政策の経緯と中国の止まらぬ崩壊

中国だけがやっていたゼロコロナはいつから始まって今どうなっているのか。
軽くまとめてみたいと思います。

去年の年末は急にゼロコロナやーめたっと中国トップが言い出して騒ぎになっていましたよね。
でも中国の一般市民はもっと前から騒いでいました。
その流れをざっと書いてみたいと思います。

ゼロコロナいつから?


そもそもゼロコロナ政策っていつから始めたのかと言うとコロナが発生した2020年からずっと中国が続けている厳しい行動制限のことです。

PCR・抗体検査強制。
感染者は隔離しろ。
感染した人がいる地域の人は動くな。

そんな感じ。
自由を強制的に奪うので民主主義国家ではできない政策です。
限りなく社会・共産主義に近い韓国もこれに近いこと(K防疫)をやろうとしていましたが、コロナ拡大で失敗しました。

経済に致命的ともいえるダメージを負いながらも抑え込みに成功していましたが、一時的に水道の蛇口から出る水を力技で せき止めていただけで他国に1年遅れでドバーっとコロナの感染爆発が起きてしまいました。

コロナは変異を続けデルタ、オミクロンと変容していきました。
それでも中国はなぜかずっと同じ政策を続けていました。
国民から追及されないように綺麗な言葉を並べてただ同じ政策を続けるだけ。
経済悪化と不動産事業の低迷で300か所を越える場所で不動産オーナーによるデモが発生。
2022年11月には封鎖していた建物で火災が起きコロナ規制でバリケードを作っていたために逃げ遅れた人が焼け死ぬという悲惨な事件をきっかけに全国で大人だけでなく大学生なども躍起となって大規模なデモが発生。

政府は一方的な制圧はSNS拡散の現代において無理と判断して人民からの大反乱を恐れて今度はゼロコロナ政策を全面的に廃止。
代案もなくただ極端にやめただけ。
PCR検査も抗体検査もやめて解放しただけ。
感染者数や死亡者数すら公表をやめてしまいました。

異常な無責任なほっぽりに中国人民もぽかーんとしてしまい、逆に感染拡大が怖くなって町に人が戻らず経済悪化。
勝手に動く人もいるのでその人たちから感染拡大。
まるで貯めて一気に放つことで感染拡大させたかったみたいな現状となっています。

そして中国当局は言うでしょう。
「ほら、ゼロコロナやめたから感染拡大しちゃったでしょう…」と。

中国人口14億を束ねるトップが自分の防衛や支配力維持のためだけのためにやっているのだから本当に中国に生まれてなくて良かったと思ってしまいます。

事ここに至ってもアメリカからのワクチン援助も断ってしまっています。
中国製のワクチンは著しく効果が低いとされています。
ワクチンには消費期限があるのだから捨ててしまうよりかは中国に送った方が中国からの欧米への感染拡大も防げるので合理的です。

でも欧州に借りを作りたくないからなのか中国トップ習近平首席はワクチン供与を断り続けています。
自国民を助けるとか頭にないのでしょう。
PCRとかも有料になっている地域が増えています。

国民のために効果の高いファイザーやモデルナワクチンを譲ってもらうという考えはないようです。

今年(2023年)も中国当局に振り回される中国国民が追い込まれていくかと思います。

アメリカは中国が下手に復活してまた大金を使って兵器を作って台湾やアメリカに対抗してくることを恐れているので対中戦略をやめません。
お互いにWin-Winで経済アップすれば良いじゃないかというトランプ氏がアメリカの議会や有権者の間であまり歓迎されていないのもそういう理由だと推察できます。

中国はゆっくり崩壊していっています。
この流れが変わることは今のところ想像しづらいですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,262件

応援頂けると嬉しいです。 毎日書いてもっとスキ・フォローしてもらえるよう頑張ります(*'ω'*)