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「心の揺らぎは悪いこと?」猛暑と、揺らぎと、水出し緑茶

こんにちは。MENTの坂田です。

連日、猛暑が続いていますね。

暑い。暑すぎる。

体調を崩していませんか?

私は、一日に3~4Lの水分を摂りながら、何とか元気に過ごしています。

夏に飲みたくなるものといえば、「水出し緑茶」です。味もおいしいし、水出しだとカフェインが出にくいため、身体にもやさしい。緑の色合いも、氷の「カラン」という音も涼しげで、大好きな飲み物です。

まだ、飲まれたことのない方は、ぜひお試しください^^


「揺らぎ」っていう表現、いいですよね。

先日、スタッフゆみやんとの会話の中で、こんなやりとりがありました。

「『心の揺らぎ』っていう表現、いいですよね。」

私たちは、仕事柄、周囲の人から相談を受けることが度々あります。そんなとき、私は、よく「今、揺らいでるんだね」「揺らぎの時期なんだね」と口にします。

新卒で入社したての頃、自社サイトのオウンドメディアの担当をしていました。ある日、「産後うつ」について記事を書き、チェックしてもらっていた時、先輩が「心の揺らぎ」という言葉を使いました。

心の不安定な様子を表しながらも、どこかやさしく、ネガティブな印象を受けにくい、この言葉を、私は気に入りました。

以前は、「病んでいる」「病み期」といった言葉を使っていましたが、それ以来、私は「揺らぎ」という言葉を、使うようになりました。

先日、友人たちから相次いで、不調についての相談があった時も、「みんな揺らぎの時期なのかな」と思っていました。猛暑の影響で自律神経が乱れたり、リモートワークによって孤独を感じたり。「そりゃあ、揺らぐよね」と妙に納得してしまいました。

かくいう私も、ここのところ、育児と仕事の両立に悩み、大きく揺らいでいました。「さすがにこのままではいけない」と思い、少し心と身体を休めたら、揺らぎを乗り切ることができました。


揺らぎとは?

「揺らぎ」という言葉を辞書で引いてみると、「ゆらぐこと、ゆれること」とありました。

私は、心の揺らぎを感じると、海が波打つ様子をイメージします。普段は、小さくゆらゆらと波打っていますが、時には天候の影響などで時化ることもあります。そのため、揺らぎを感じたら、大きく波打つ様子をイメージして「なかなか揺らいでるな~」と思ったりしています。実際に渦中にいるときは、そこまで考えられないことも多いのですが(^^;)

先日、堀江昭佳さんという方の「血流がすべて解決する」という本を読みました。その中で、「人間は、もともと海から始まった。血液は海に由来する。」といった内容があり、ますます、私のなかにある海のイメージは明確になりました。

当然のことながら、海に向かって、「波打たないで~」と叫んでも、止むことはありません。ただ、海は自然の摂理に従って、波打っているだけです。

人間も海に由来しているのであれば、同じなのではないだろうか。「私の心、揺らがないで~」と思っても、揺らぎを感じることが自然の摂理ならば、しょうがないのではないか、と思えてきました。

私たちは、つい自分を頭でコントロールできると思ってしまいます。しかし、自分という人間も自然の一部だと思えば、それが難しいことだと理解できます。そう考えると、心が揺らぐのは、全て自分のせいというわけではない気がして、少し気持ちがラクになります。

私の友人も、揺らぎを感じたら、天体観測をしたり、宇宙についての本を読んだりすると言っていました。宇宙や自然といった、壮大なもののことを考えると、自分の考えや悩みが小さなものに思えてくるので、ついつい考え込んでしまう方には、おすすめの方法です。


揺らぐのは悪いことなのか?

私が以前使っていた「病んでいる」「病み期」といった言葉のように、心の不調には、マイナスなイメージが付きまといます。実際に、不調は本人を苦しめてしまうため、そういう言葉を使うのは、ごもっともだとも思います。

しかし、「揺らぎ」とは、本当にマイナスなのでしょうか?

猛暑日が続くのは、とてもしんどいことです。しかし、私たちは、暑い夏を乗り切る方法を知っています。住まいを涼しくする工夫をしたり、暑くても食べやすいものを選んだり、水出し緑茶でのどを潤したり。毎年、記録的な暑さを更新しながらも、涼しくなる方法をアップデートしながら、夏を乗り切ってきました。

私は、揺らぎを感じると、自分の気持ちに寄り添う「セルフコンパッション」という方法を行っています。これを行うことで、揺らぎに対処しながら、新たな学びを得ることができます。

揺らぐのは、自然なこと。夏を乗り切るのと同じように、対処の仕方をアップデートしていくことで、様々な揺らぎに対応できるようになります。そう考えると、揺らぐことは、決して悪いことではないように思えてきます。


「揺らぎ」は自分を大切にする方法を教えてくれる

揺らぎを感じると、「自分は弱くなったのではないか?」と思うことがありました。「子供の頃は、これくらいのこと、耐えられたのに…」と思うことも。

最近、「それは違うのではないか」と思うようになりました。当時の幼かった私は、つらいことがあっても、どうすればいいのか、分からなかった。だから、見て見ぬふりをして、他のことで気持ちを紛らわせるしかなかった。そんな「心に蓋をする」という対処しかできなかったんだと思います。

しかし、私たちは、生きていく中で、たくさんの経験を積み重ねていきます。幾度となく自分の心と向き合い、また周囲の人との関係性の中で、多様な生き方を学んでいきます。

そういった経験を通して、少しずつ自分の「心の声」に気づけるようになっていきます。弱くなったように感じてしまうのは、心の声よりも「こうあるべき」というものを、優先させてしまうからではないかと思います。「べき」という他者基準の評価を、いったん横に置いて、心の声に耳を傾けることで、私たちは「自分を大切にする選択」ができるのだと思います。

新型コロナウイルスの影響で、例年と多くのことが異なる今年の夏は、私たちの心を大きく揺らがせていると思います。そんなときこそ、「べき」をいったん横に置いて、「自分はどうしたい?」と素直な心の声に耳を傾けてみる。

この揺らぎは、きっと私たちを成長させてくれると信じています。

「少し疲れているな」と感じたら、水出し緑茶でひと息ついてみませんか?そして、ゆっくりと深呼吸をして、自分の心の声に耳を傾けてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

まだまだ、暑い日が続きそうですので、くれぐれもご自愛ください。

MENT 坂田

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