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【就活生向け】3年間でOB・OG訪問300名以上体験して分かったこと

こんにちは。めんたるよわよわです。

今回は、就活生&社員の立場で累計300名以上のOB・OG訪問を行った中で感じたことや学んだことについて率直に書き記していこうと思います。

私は基本的にOB・OG訪問には肯定的な立場なのですが、中には危ない社会人と出会ってしまうケースも0では無いため、注意喚起の意味も込めて記載をしていきます。

1.就活生側で感じたこと

私が新卒で就職活動を行なっていたのは2018年の春-夏にかけて。
当時はコロナウイルスの影響も無く、「OB・OG訪問=対面で会って話すこと」が前提の時代でした。

私はもともと人と話すことがそこまで得意ではなかったので、OB・OG訪問を始めた際はめちゃくちゃ緊張してました。
事前に面談の目的や質問事項を整理して、どうやったら印象が良くなるかなどネットで調べて実践していた気がします。

就活生としては、2018年の春から夏にかけて約100名以上の社員の方にお会いしましたが、様々な業界・業種の社員さんとお会いしたことで、自分の視野が広がりました。

地道にOB・OG訪問を続ける中で、世の中には本当に様々な人がいるんだなあと感じまして、大別するとOB・OG訪問を受けてくれる社員の方は以下の4タイプに分かれるんじゃないかなと考えております。

⑴恩送りがしたくて就活支援をしている人
▶︎自分が就活時に苦労した分、後輩達には苦労して欲しくない等の気持ちを持った方々。
新卒就活に対して熱い思いを持っている等、ボランティア精神が高い。

⑵人材エージェント
▶︎人材紹介会社の営業。OB・OG訪問で来た就活生を企業に紹介し、利益を得ることを狙っている人。
強引に企業紹介をする人もいるが、有益な情報をくれたり自分にマッチする企業を紹介してくれる場合もあるので目的による。

⑶マルチビジネスの勧誘
▶︎
「フリーランスで自由な生活」「お金に囚われない生き方」を謳い文句に、情報商材を売り付けてくる鼠講の人。稀に宗教勧誘のパターンもある。

⑷恋愛目的で利用している人
▶︎少し前にニュースにも出ましたが、下心満々で女子大生を狙う輩も一定層います。強引に恋愛方面の話題に持っていこうとしたり、対面で会いたがったりする場合は注意しましょう。


多くの就活生の場合は、⑴のような方を想像してOB・OG訪問を行う場合が多いかと思いますが、私が100名ほどお会いした中での感覚値としては、
恩送り(7):エージェント(1):マルチ(1):恋愛目的(1)という感じですね。

それぞれの見分け方としては、
⑴恩送り系
OB・OG訪問を行なっている目的に、過去の実体験が強く結びついていることが多い。
就活生にとってためになる情報を積極的に収集&発信している場合が多いので、就活事情に詳しかったり、本質的なアドバイスをくれる場合が多い。

⑵エージェント
プロフィールに人材エージェントと記載している場合が多いため分かりやすい。
たまにベンチャー企業の社長と表記しているが、実際は人材エージェントをしている方もいるのでその際は要注意。

⑶マルチ
「自由な働き方を実現しませんか?」「会社員はもう古い!」というような一見魅力的なキーワードを語っている人が多いです。
プロフィール欄に「実業家」「ビジネスオーナー」と記載しているものの、具体的に何をしているのか話さない人が多いので、仕事内容について聞いてもはぐらかされる場合はだいたいマルチです。
また、こういった類の方は✌️とか😁など携帯絵文字を多用してくることが多いです。

⑷恋愛目的
プロフィール写真がキメキメの写真だったり、話題の中心が恋愛の話だったりするのでこちらも分かりやすいです。
こういう方々は最初から就職活動を支援することには興味がないので、
就活系の相談に対して薄っぺらい情報しか持っていない可能性が高いです。
そういう方にエンカウントした際にはすぐ逃げましょう。

2.社員側で感じたこと

上記では社会人側のタイプを類型化してみましたが、今度は社会人側で200名ほどOB・OG訪問を受ける際に感じた学生のタイプについて考えてみたいと思います。

⑴明確な目的があって相談に来た人
自己分析やES・面接対策など、就職活動の悩みを解決するために相談に来た人。現状の課題を解決するためにOB・OG訪問を実施しているので、何かしらの努力や行動をしている人が多い。

⑵とりあえず周りがやってるから来た人
OB・OG訪問に目的は無いが、周りの学生がやっているから興味本位でOB・OG訪問やってみました、というタイプ。
こういう学生は自分が何がしたいのか、その時間でどんな課題を解決したいのかが明確でない(そもそも無い)ことが多いため、フワフワした着地になることが多いです。
社会人が親身に向き合っても暖簾に腕押し状態のため、こういう学生にエンカウントしたら程良い頃合いで面談終了した方が良いでしょう。

⑶コネ作り
総合商社や広告代理店志望など、OB・OG訪問によるコネクション作りが大事だと思っている学生。
こういう学生は既に精力的にOB・OG訪問をしていることが多いため、社会人慣れしており元気な学生が多い。
彼らの目的は「選考を通過すること」であるため、選考通過の際に意識したことや実施したことについてアドバイスをしてあげると良いと思います。

⑷恋愛目的
割合は少ないですが実際存在します。
OB・OG訪問半分、彼氏or彼女作り半分といったタイプです。
こうした場合も話題の中心は恋愛関係のことが多いので、話していけばすぐに分かります。

3.OB・OG訪問をお勧めする理由

私はOB・OG訪問推奨側です。
なぜOB・OG訪問をお勧めしているかで言えば、

⑴就活生側のメリット
・相手の視点に立って質問する練習が積めるため、質問力が上がる
・社会人と話す練習が出来るため、面接通過率が上がる
・自分の悩みについて整理でき、ネクストアクションが生まれやすくなる

⑵社会人側のメリット
・最新の就活事情や学生の悩みについて知ることが出来る
・人の相談に乗り、課題を整理する経験が積める
・就活生とのコネクションが出来、将来どこかで繋がれる場合がある

など沢山あります。
また、最近はコロナウイルスの影響もあり面談をオンラインで行なっているケースも多いため、気軽かつ安全にOB・OG訪問をできるのも良い点ですね。

4.最後に

「学生時代に頑張ったことはなんですか?」と聞かれたときに、私ならこう答えます。

「OB・OG訪問です。社会やビジネスについて知見を深めるために、半年間で100名近くの社会人の方からお話を聞きました。」

実際はその中で感じたことや学んだことについて話すことも多いのですが、
OB・OG訪問を通じて自己理解や企業理解も深めていたため、その後の面接通過率がかなり向上した記憶があります。

学生時代に頑張ったことがない方で、一定の時間を割ける方はOB・OG訪問を頑張ってみても良いのではないでしょうか。
(ただし、OB・OG訪問をすること自体が目的化しては本末転倒ですので、実施する際には「何を解決したいのか?」「何を質問したいのか?」ということを自分なりに言葉にして整理してから行きましょう)

また、社会人の方々へのお願いですが、就活生が緊張していたら、どうか優しい対応をしてあげてください。
OB・OG訪問が初めてで萎縮しているかもしれませんし、最初は結論から分かりやすく話すことが出来ないかもしれません。

そんな時は、ご自身が就活生だった頃を思い出して、一緒に寄り添ってあげて欲しいです。

初めての就職活動は分からないことだらけで大変だと思いますが、応援してくれる人は両親や友人だけではありません。
1人でやれば苦しいことも、周りの人に相談しながらやれば負担も軽くなります。

誰かに悩みを相談したいと思ったら、まずはOB・OG訪問でアポイントを取り付けてみてください。
この記事を見てくださった就活生の方々、応援しています!


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