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J.M.Weston 641 Golf(ジェイエムウェストン・ゴルフ)をオススメする理由

今回熱く語りたいアイテムは『J.M.Weston 641 Golf』です。お好きな方も多いかと思います。

ウェストン 641 Golf

画像引用:TOMORROWLAND公式オンラインストア

この素晴らしさ是非知ってもらいたいと思い、この記事を書かせていただきます。

1. J.M.Westonとは

まずは、ブランドの概要をご説明させていただきます。

J.M.Westonは、1891年にエドゥアール・ブランシャールによって創業されたフランスのシューズブランドです。創業者の息子ユージェーヌがアメリカのマサチューセッツ州ボストン近郊のウエストンでグッドイヤーウェルト製法を学び、フランス靴に落とし込んだことでブランドとしても飛躍しました。

代表作としては、今回紹介する『641 Golf』美しいコインロファー『180 シグニチャーローファー』などがあります。

作りの特徴として、リブテープで接着しないグッドイヤーウェルト製法にこだわりがあり、履けば履くほどオーナーの足に最高のフィットする点も、このブランドが支持され続ける理由です。

マッケイ・グッドイヤー

画像引用:化ノ靴

グッドイヤーウェルト製法とは、複雑な仕組みをしているのですが、簡単にいうとシューズの上部分(アッパー)と底(ソール)がそれぞれ独立している作りでそれらを縫い付けて作られる製法です。

シューズのおりだす雰囲気や、履き馴染みもよくなり、ソールの交換も基本何度でもできることから、良い靴を長く履くことができる点が大きなメリットです。靴づくりの分野では最強とも呼ばれる製法です。

2. 『J.M.Weston 641 Golf』のデザイン

デザインの魅力として取り上げたいものが、フランス靴独特の美しさが宿っているという点です。イギリス靴よりカジュアルで、イタリア靴ほど気取っていなく、アメリカ靴ほどカジュアルすぎない、この独特のフランス顔の品の良さがあるという点です。

絶妙に中間をとっている。ということですが、そこが唯一無二のデザインに昇華されている最大の魅力だといえます。

この絶妙な品があることでコーディネートの幅として合わせやすさ、汎用性の良さを生み出し、更に、1足でコーディネート全体の雰囲気をワンランクアップしてくれることが間違いない1足です。

あえて合わせられないコーディネートを上げるとすると、ウールのドレッシーなスーツなどの、フォーマルなシーンではちょっと違和感が出るくらいだと思います。かっちりしすぎないドレススタイルでしたら相性は抜群です。

なぜその魅力が出るのか、この後で解説していきたいと思います。

3. 『J.M.Weston 641 Golf』のディティール

ゴルフは革靴の中では比較的カジュアルなディティールでまとまっている1足です。

前提として革靴なのにカジュアルなディティールというアイテムは、カジュアル目のアイテムにも相性がよく、カジュアルにさせすぎないことだったり、カジュアルアイテムとドレスアイテムのつなぎ役としていい仕事をしてくれます。

『外羽根』『モカシンUチップ』『シームの見え方』などがそのディティールといえます。

素材はスエードなどももちろん良いのですが、キメの細かく美しいボックスカーフを使うことで、カジュアルなディテイールと見事にマッチして独特の品の良さを生んでいます。

靴単体で見てももちろん美しいのですが、他のアイテムを合わせたときのかっこよさが1番の利点であると思います。

ウェストン複数

画像引用:FORZA STYLE

4. 『J.M.Weston 641 Golf』の作りのポイント

これまで見た目の良さを書いて来ましたが、機能性も抜群であるという点をアピールしたいです。

まずアッパー部分に使用される革へのこだわりの強さがあります。

革の選定の際にも、傷やシワなどがある部分などは一切使わずに、最高の状態のものを選択します。その上で、職人の手仕事によってなめされた革があることで、最高のきめ細やかさが生まれています。革のこだわりによって、足に馴染みやすく、雨や雪などのバッドコンディションでも耐えうる耐久性を生んでいます。

ソール部分は『リッジウェイソール』というソールを採用し、グッドイヤーウェルト製法により、耐久性が高くタフな作りとなっています。

経年変化を楽しみながら、普遍的に一生付き合っていける1足だと言い切れます。

5. コーディネート例

ウェストン 641 Golf②

J.M.Weston 641 Golfをコーディネートするコツは、あまり難しいことはありません。それほどまでに、あらゆる服と合うという強みがあるからです。

フランス顔なため、綺麗めなリジットデニム、ニットなんかでシンプルに合わせても良いです。私のお勧めはカジュアル感の強いラギットなアイテム、例えばLevi's501や、古着のカーゴパンツやチノパンなどと合わせたときに本領発揮してくれると思います。

J.M.Weston 641 Golfが最大限に力を発揮するシーズンは、秋冬だと思います。

ソックスが見えない状態で履くのもかっこいいのですが、決してボリュームがないシューズではないので、ソックスを入れて合わせると雰囲気が出ます。

冒頭でも少し触れましたが、あまり相性がよくない組み合わせとしては、ビジネススーツなどフォーマルスタイルには、少しカジュアル要素とボリューム感に違和感が出てしまうことがあります。セットアップやコーデュロイ、フランネルスーツなどは比較守備範囲といえるかと思います。

後はスキニーパンツなどの、極めて細すぎるパンツに合わせるスタイルは全体のバランスが取りづらく印象として違和感を与えてしまうかと思います。

NGも紹介しましたが、特段話に上げたもの以外には本当に相性がよく、高い汎用性が見込まれますので、購入して間違いないアイテムだと強くおすすめできます。

6. 購入の際の注意点

J.M.Weston 641 Golfを購入するときに覚悟する必要があることが、なれるまでの足の痛みです。

もちろん全くなかったという方もいらっしゃるのですが、この痛みに耐えられず履かなくなってしまう方も少なくありません。

本場のフランスではこの痛みを『修行』というそうです。ソールの作りが少し硬いことが特徴にあり、そこが耐久性や独特の雰囲気を生み出しているといえる反面、新品である最初は自分の足に馴染むまである程度履き込む時間が必要となります。

修行というだけ合って、痛い期間を乗り越えると履き心地は抜群ですので、是非乗り越えて、自分の足にあった1足を手に入れていただきたいです。

【最後に】

大好きな靴なため少し長くなってしまいました。ここまで読んでくださりありがとうございます。

J.M.Weston 641 Golfは正真正銘の歴史的名作だと思います。他にもピックアップして紹介したいアイテムがたくさんありますので、今後の記事もご期待ください!

Instagramでコーディネート例など配信してますのでそちらもよろしくお願いします♪

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画像引用:Instagram


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