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助け合える距離こそが至高

昨日、大学で対面授業が始まって同級生たちと1年ぶりに顔を合わせるのに少しだけ怯えながら講義室に入った。

なぜなら僕には「友達」と呼べる関係の人がいないから。

そもそも僕の中での「友達」という関係は、休み時間になったらいつもおしゃべりをして、教室を移動する時には一緒に行動して、テスト期間は協力して、恋愛相談やお悩み相談をしたり、旅行に一緒に行ったりするというようなものであり常にくっついているイメージ。

それに周りの人たちはいつも同じ人と行動したり、出かけたりしているからなおさらそのイメージが強かったんだけど、昨日久しぶりに同級生と顔を合わせてわかったことがある。

それがタイトルにもあるように、助け合える距離こそが至高ということ。

多くの人は友達と会えなかったこの1年間で連絡を取って、「今度○○行きたいよね」みたいなやり取りをたくさんしたことだろう。しかし僕はこの1年間、プライベートに関して連絡を取っていた人は誰もいない。だからラインに通知が来るのは家族からの連絡か、クラスメイトと授業に関するやり取りをする時だけ。

だけど昨日1年ぶりに会った同級生と教室を探して迷ったり、履修がどんな感じになったかを話したりした。

すると1年間直接会っていなかったり連絡を取っていなくてもこうやって助け合える関係もあるんだと思って、今まで抱えていた「友達」に関する悩みが少しだけ消えて楽になった気がする。

たぶんこれからも1人で行動をするスタンスは変わらないだろうし、一緒に旅行に行ったり、どうでもいい会話を休み時間にするような関係の「友達」が出来ることはほとんどないと思う。

ただ、自分には困った時に助け合える距離くらいの方が性に合っていることに気づけたから、前みたいに「友達」がいないと嘆いて苦しむようなことは減るはず。

といってもこの考え方は昨日の夜お風呂に入っている時に自分の中に降りてきたものだから、まだ自分のモノにはできていないんだけどね。それでもこの考え方を発見したことは僕にとっては大きな一歩かもしれない。

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