世界史と旅~coten radioの面白さ~
1.世界史を学び始めた
前にnoteで、旅はいつ始まるのか。という記事を書いた。
要するに、
「世界一周に行くんだ!」と決めた時点で、
旅は始まっている。
世界の歴史知ってたら、絶対に旅楽しいよな・・・
世界史の勉強してみようかな・・・
ってことで読み始めた『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』
学校の社会は地理選択。日本史は中学受験で学んだだけ。大学受験では点数の取り易い倫理政経を。高2まではやってたはずなんだけど、高校で世界史を勉強した記憶は全くない。。
そんな自分でも、
おもしろ!なるほど!
こういう流れがあったのか!!
と、引き込まれてしまった。
この本のいい点は、まず無駄な年号が出てこないこと。情報を削ぎ落とすことで、要らない頭のスペースを使わずに済む。そして、「主役・主語」が変わらないこと。ひとつの地域(例えば、中東地域)を主役にした時には、その他ヨーロッパや中国を脇役として語り続ける。ひとつのストーリーで歴史が語られていくのですっと頭に入ってくる。
人類の誕生
↓
4つの地域史
(ヨーロッパ・中東・インド・中国)
↓
一体化する世界史
(革命・帝国主義・世界大戦)
↓
現代史
宗教の発祥と分化の流れを知れば、今の宗教分布に合点がいく。植民地支配を知れば、バインミーがフランスパンで挟まれていることに合点がいく。知識がつながっていく感覚、もっともっと世界史を学びたくなった。
これも、旅の効用のひとつ。
2.地政学と世界情勢
世界史を知ると、歴史は地理(地政)にとても影響を受けていることが分かる。所謂、チョークポイントというやつである。
チョークポイント:世界に影響力を示せる地点
ジブラルタル海峡、ボスポラス海峡、スエズ運河、ホルムズ海峡、マラッカ海峡、パナマ運河、マゼラン海峡etc…
たとえば、
ロシア→黒海→ボスポラス海峡→ダーダネルス海峡→地中海→ジブラルタル海峡→大西洋というルートを取りたかったロシアだったが、ベルリン会議の末に破談。地中海への進出を諦めて、東アジア方面に進出することにした結果日本と争いになる。
とか。
このように、歴史が動く時はいつも地政学的要因が強く関係している。
トルコ(イスタンブール)らへんは、地理的にも歴史の変換点に関与していることが多い気がする。その視点で、旅の行き先を見つけるのも面白そうだ。
これも、旅の効用のひとつ。
3.coten radioのコンテンツ力
世界史をきっかけにSpotifyで見つけたCOTEN RADIO
人物・戦争・地域・出来事にフォーカスを当てて、歴史を深掘りしていく。
正直、全部オモロい。
『老いと死の歴史』『障害の歴史』『社会福祉の歴史』
というように横断的なテーマで語る会も秀逸。歴史を学ぶ面白さってこんなところにあるんだなーと思うとともに、歴史って説明可能な事象だけじゃなくて、”なぜかそうなっていた”こともあるのが不思議でまた良い。
個人的にはチョコレートの歴史が好き。
チョコレート世界各地で食べたい。
これも、旅の効用のひとつ。
p.s.
次は、旅と発信について考えようと思います。
旅×〇〇。
お楽しみに!
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