不幸という言葉

あの時の夜景のように
汚いものは
見えなければいいな
世の中は
うまくいかないことが多いね
だから涙というものが
あるのだろうけど
ここから見る景色のように
遠くに何があるのか
見えないから
行ってみたいと
思うのだろうか
たいして今いる所と
変わらないのに
わざわざ確かめるかのように
ため息ついて引き返す道も
わからなくなり
後悔がないよりいいと
思えるようになるまで
人は迷い続けるのかもしれない
つまずく小石が見えて
その一歩手前で
その小石をけることができれば
傷つくこともないのに
たいらな人生より
いいかもしれない
痛みを知れば知るほど
優しくなれるって
本当なんだね
だからといって
みんながそうとはかぎらないから
不幸という言葉が
存在するのかもしれない

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