この世の中に

この世の中に
私が居てもいい場所なんて
本当にあるのか分からない
たぶんそう感じて生きていた
誰と居ても
何処へ行っても
何かが違う気がしてたから

言葉では言い表すことができない
心だけが宙に浮いてるみたいに
ぼんやり遠くを見ていた

否定され続けた存在が
安心感なんて持てるわけもなく
私はいつもあてもなく歩いていた
本当の私は人が怖くて
臆病だったけど
それを隠しながら
強く振る舞っていた
たぶんそのことにさえ
気づかずに生きていた
本当の私なんて
無かったのだから
今振り返るとそう感じてるだけで
真実は私にも分からない
自分がこの世の中に
居てもいいのかって
思ってるから
人にもそれが伝わる気がする
ふいに涙がポタリ
昔の分も泣いてあげるから
いっぱい泣いてあげるから
明日も生きていてね

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