堕ちていく人生

ズタズタの魂を鎧で隠して
最強になれたつもりでいた
誰もが私を恐れた街を出て
新しくやり直すつもりでいた
だけど私を待っていたのは
泥沼に埋もれて堕ちていく人生
必死に振り回した手は
何かに掴まりたくて何も掴めなくて
足首には怒りという名の鉛が
いつも私の明日を見えなくさせた
誰のせいでもなんでも良かった
私は死に向かって
ただ突き進むだけ
どんな言葉も止められない勢いで
自分さえ見失う怒りが
繰り返し繰り返し
波のように押し寄せてくる

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