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Book Review「ゼロから12ヶ国語マスターした私の最強の外国語習得法」
Kazu Languagesさんの「ゼロから12ヶ国語マスターした私の最強の外国語習得法」を読んだので、その内容と考えたことをシェアさせていただきたいと思います。
筆者
本書の筆者であるKazu Languagesさんは、いわゆる語学系YouTuber。5年間でなんと5ヶ国語を習得されたそうで、かなりすごいですよね。本書でも紹介されていますが、ここで言う「習得」とは、「日常会話で支障のないレベル」なので、かなり話せるレベルであることがわかります。
内容
本書では、短期間で5ヶ国語をマスターした筆者が、自身の経験から語学学習のノウハウや心構え、そして筆者が語学学習をしてきた理由なども語られています。
目次
第1章 たった5年で「12ヵ国語マスター」 - 試行錯誤してたどり着いた超効率外国語習得法
第2章 外国語習得がはかどる最強ツール - デジタル時代の恩恵をフル活用する
第3章 最も効率的な外国語習得のステップ - 「聞く・話す」「読む・書く」を速学する
第4章 外国語習得を加速させる習慣術 - 継続のコツは「勉強」を「遊び」に変えること
第5章 絶対に挫折しないマインドセット法 - 「完璧主義」「苦手意識」「恐怖心」を取り除く
印象に残ったこと
外国語を学ぶ価値
外国語を学ぶことの価値を語った以下の点はかなり共感しました。
外国語を学べば学ぶほど「努力してきて本当に良かったな」と思うことがあります。それは、相手の母語で話すと、言語の壁を一瞬で乗り越えて一気に打ち解けてしまうことです。
かつてアパルトヘイト廃止を訴え続けた南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領はこう言い残しました。
「相手が理解している言語で話しかければ、それは相手の頭に届く。しかし、相手の『母語』で話しかければ、それは相手の『心』にまで届く」
私は中国語を話しますが、中国人に中国語で話しかけると、それだけで打ち解けられることも多いと感じています。
複数言語を学ぶ上で重要なこと
複数の外国語を学ぶ上で知っておくべきこととして、母語に「近い言語」と「遠い言語」があることは知っておくべきことです。文字や文法(語順など)が母語に近い言語であればあるほど、それだけ学びやすくなります。
その意味では、グローバル言語である英語は、残念ながら日本語から「遠い言語」に位置付けられるようです。
したがって、日本語に近い言語(中国語、韓国語、トルコ語など)を始めると、英語の習得に苦戦している方でも比較的スムーズに学習が進むかもしれません。
実際、私も中国語の学習歴は英語よりも浅いですが、すでに中国語の方がスッと言葉が出てくるシーンもよくあります。
継続する上で大事なこと
外国語の学習で「継続」は重要なことですが、本書で継続する上で重要なこととして、「同じ時間に同じ量勉強すること」というのが挙げられており、これもかなり共感しました。
私も、毎朝同じ時間帯に同じ分量だけ勉強していますが、時間と量を固定すると、毎日「今日はどのくらいやろうかな」「今日はやめておこうかな」と迷うことがありません。無心で勉強に打ち込むことができますよね。
ということで、Kazu Languages「ゼロから12ヶ国語マスターした私の最強の外国語習得法」を読んで、その内容と考えたことをまとめました。参考にしてみてください。
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