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烏有日記🐦‍⬛2024年6月

烏有 う‐ゆう
全くないこと。何も存在しないこと。

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240601

カフェで作業していたら、弓道部の学生さんが手を繋いで出て行った。

一人は、二人分のに見える弓を片手に持っていて
ポニーテールに、冬服だった。
もう一人は、ショートヘアに、夏服だった。

超なかよしに見えて本当に可愛かった。

240602

薬のおかげで痛みがなくなり快適だが、不正出血が続く。プールに行きたくなった。普段は行かなかったくせに。コロナパンデミックの時もプールに行きたいがのために地方の大きくて安いホテルをとってプールでたくさん泳ごうと思ったくらいだったのに。制限や欠乏がないと、興味を失せちゃう人間…。

240603

明け方、地震警報が鳴って起きてすぐ寝る。能登半島、地震が続いていて心配、悲しい。バスツアーでいただいたアスナロの葉はすっかり枯れた。色が変わったら能登に戻っておいでという意味らしいが、行ける日は待ち通しい。

Nの誕生日。メッセージを送っておく。返事が帰ってきた。優しい。関税のせいで小包は送れないし、ハガキも最近送ってない。申し訳ない気もしつつ、もらっても面倒かけるだけじゃないのかと自問してしまう。

低気圧のせいか、1日中気分が沈んでいて少しイライラしたりした。マイバで切り野菜のパックを買いにいった。ついでにカタ揚げポテチを買って食べた。だいぶ気分がよくなった。

Twitterに気圧、地震と検索する。今のぼくと同じ気持ちの人がこの世界のどこかにいるか調べてみる。

カレンダー作業、半分完了。自分の絵がとても好きだったり嫌いだったりする。今年も買ってくれる方はいるんだろうか。評価が怖い。結果が怖い。

日記を印刷して販売することを考える。なんの意味がある?誰が読んでくれる?誰か買ってくるのだ?偉大な作家でもなんでもないのに、なぜ、どうして。日記の名前も烏有ってつけたのではないか。矛盾しかないし、空っぽだ。

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プリモレヴィの周期律、面白いけどなかなか進まない。化学の話がたくさん出るし、もっと軽く読める本に先に手が出てしまう。


村上春樹の『その街と不確かな壁』、図書館で予約してから8ヶ月待ちで回ってきた。貯蔵数21冊とか書いてあったが気がするが…以前<村上春樹ライブラリー>で2/5くらい読んだはずだが、もう思い出せない。最初からまた読み直しだ。この本の主人公は、どの時間軸で生きているんだろう。スマホはこの世界にはなさそうだ。家の電話を使うシーンが出たからなんとなく。(『騎士団長殺し』では、固定電話を使う理由を述べていた描写がなんとなくあり、ケータイはあるのでは?スマホは…あるけど、結構初期かなとか勝手に思っている。)彼の中野区のアパートは『海辺のカフカ』の喋るねこが徘徊しているところと近いのかな。すれ違ったりしたのかな。喋る猫もいなく、月が1つしかない2024年の東京は、つまらない。

240605

新しいプロジェクトの面談をした。面接って書いてあったのに実際は面談だった。すごく緊張したけど、面談だったし、でもちゃんと話せた気がした。少しホッとした。

ランニングの代わりに6ヶ月ぶりにプールへ行った。浮き沈んでいた気分が随分良くなった。豆腐サラダを買って、フリースペースでいただく。カフェでコーヒーを飲みながら、本を読もうと思ったけど、カフェイン……と思って、いきなりナチュラルローソンによって、ノンカフェインのはと麦茶を買って家に帰る。

母と久しぶりに電話。昔の旅行の話をして、ほのぼのしていた。プラハ、また行きたいね。ハンガリー、親戚がいるんだからあんただち行ってきなさい、と。ちょっと悲しい気持ちになった。
親孝行したいけど、ごめん。ダメな子で。


240606

今年はうめも、のりも、あゆも、米も不作らしい。このままだと不作じゃないものはなくなりそう…

Mとイベントに行くことに。楽しい。
別途一人でデキリコ展に行く予定も立てる。
1回2000円くらいかかるけど、新しい体験はいつも楽しい。
好奇心豊かな友がいれば、もっと楽しい。
お金があまりなくても、東京には楽しいことがいっぱい。
愛しい東京。

240607


240615

本格的に自炊を始めて2週間。
体調が良くなったような、変わらないような。
確かに糖分や牛乳、コーヒーをたくさんとっていたときに苛まれた激しい飢えはほぼなくなった気がする。2回だけ、コーヒーを飲みたさにココナッツミルクにココアパウダを入れて飲んだ。

久々にヨガクラスへ。すごく良かった。先生の「美しく見えるより、今日のクラスでこのポーズは、気持ちよかったなというのが1つでもあればいいんです」という言葉がよかった。

240617

韓国のWEBTOON業界のスタジオらが去年までピークで今年は大赤字というニュースを見る。ショートフォーム動画へシフトしていくのにつれ、WEBTOON閲覧時間は10%も減っているらしい。何よりもコロナパンデミックの時期にすごく儲かったからたくさんできたスタジオによる「供給過剰」らしい。サブカルコンテンツだとしても、作品に対して「供給過剰」なんて。「物語」・「感情」ではなく、ただの「もの」。資本主義社会下で管理され、効率化と社会規定に合わせて大量に作られ管理され、破棄される「もの」に近い感じがある。前からあった傾向だし、目新しいものは何もないが、なんだか虚しい。かつでの工芸品がそうであったように、変わって消え残るものは残るだろう…。ぼくはただ残ってない、鳥が持って行った、そんな気持ちを綴るだけ。

ココナッツバターを初めて買う。お腹が減ったので、
お菓子の代わりにココアに入れて飲んだ。

砂糖が入ってないヴァンホーテンココアのパウダとお湯で作ったココア。
ココナッツミルクで割りたかったけど、近くでは売っていない。

今日はなんだかもやもや。雨のせいにしておく。36時間断食明けだからだとにしておく。寝て起きればよくなるわ。

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