めいりん

ことばの療育の現場で働く主婦。 これまでの紆余曲折人生を振り返り、道草しながら40代…

めいりん

ことばの療育の現場で働く主婦。 これまでの紆余曲折人生を振り返り、道草しながら40代後半でようやく逢うべき「縦の糸」と巡り逢えた体験や、日々の暮らしで感じたことを綴るnoteです。 私の発信が、誰かへの応援メッセージになることを願っています😊

マガジン

  • 療育現場からのつぶやき

    喜びあり、悩みあり。 ことばの療育の現場で感じたことを、短く綴っています。

  • 男女のこと

    夫とのことを中心に、男女関係にまつわる記事をまとめました。

最近の記事

2024.6.23

今日、好きで好きで好きでたまらない愛犬が13歳の誕生日を迎えた。 夫と一緒に Happy Birthday の歌を歌ったら、嬉しそうな表情でじっと私たちを見ながら、ユサユサとしっぽを振り続けて最後まで聴いてくれた。 今日まで大きな病気やケガもなく、そばにいて、愛くるしい様子を見せてくれて、信頼に満ちた瞳で見つめてくれて、ふわふわで、いい匂いで、焼きもちやきで、賢くて、甘えん坊で、気高くて… あなたの存在すべてに、ありがとう。 ♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️

    • 療育現場からのつぶやき(11)

      さて、6月です。 今日は、言語聴覚士の魔法🔮についてお話します。 私が日々の療育で関わっている中に、ことばの音がうまく作れないお子さんたちがいます。 たとえば、「さかな(魚)」と言いたいのに 「しゃかな」や 「ちゃかな」になったり、 「たかな」や 「かかな」に変化するバージョンも 👀 原因についてはいくつか考えられますが、舌の使い方を間違えていることが主な原因であることが多いです。 3歳ぐらいまでは、赤ちゃんぽくてかわいいね、そのうち言えるようになるよね、と思ってい

      • 療育現場からのつぶやき(10)

        さて、5月です。 たくさんのお子さんが4月に就学されて、決まりごとやクラスメートの多い小学校の環境で心が不安定にならないかな…とドキドキだった私の心も、少し落ち着いてきました😊 新しい環境の中に飛び込む時って、これから始まる新たな人間関係に、期待と不安と緊張が入り交じった、なんともいえない感情が湧いてきますよね。 先月の中旬頃、あるお母さんが「うちの子、自分から話しかけたりできないし、まだ友達ができないみたいで…」と心配そうに話をしてくれました。 お子さん本人に「新し

        • 療育現場からのつぶやき(9)

          お久しぶりです。 って、誰に話しかけてるんだか😁 2024年の目標が「コツコツ」と「断捨離」なので、 面倒くさがりの自分とお別れすべく、今年度は月に1度は記事を書くことを決めた❗️❗️ いや、目指す❗️ いや、やってみる…かな😅 さて。 先日の療育前、7歳男児のお母さんから 「最近、人類を滅亡させてやる、とか言うんです。大丈夫でしょうか…❓️」 と相談されました。 我が子がそんな危険思想を持っているなんて😢とショックを受け、心配されているご様子。 ちょうどその日、

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        • 療育現場からのつぶやき
          11本
        • 男女のこと
          14本

        記事

          意識と無意識は繋がっている。 何かの経験を通じて無意識が傷つくと、その感情は深く潜り込み、その後ずーっと、意識では気がつけないところで巧みに人生に影響を与えてくる。 だから、もっと自分の「意識」に敏感になって、ありのままの感情を認めて、無意識が傷つかないように守っていこう😊

          意識と無意識は繋がっている。 何かの経験を通じて無意識が傷つくと、その感情は深く潜り込み、その後ずーっと、意識では気がつけないところで巧みに人生に影響を与えてくる。 だから、もっと自分の「意識」に敏感になって、ありのままの感情を認めて、無意識が傷つかないように守っていこう😊

          「自分らしく生きる」って、誰もが願うことなんだろうけど。 じゃあ、自分は何者なのか? それを知らずに生きるのって、羅針盤を持たないまま大海原を航海する難破船みたいなもの。 危うく、僅かな人生経験だけから「らしさ」を見つけようとして、見つからないまま人生を終えるとこだったー😅

          「自分らしく生きる」って、誰もが願うことなんだろうけど。 じゃあ、自分は何者なのか? それを知らずに生きるのって、羅針盤を持たないまま大海原を航海する難破船みたいなもの。 危うく、僅かな人生経験だけから「らしさ」を見つけようとして、見つからないまま人生を終えるとこだったー😅

          あの選択をしたから

          22歳~39歳 職業の選択を繰り返したから、本気でやってみたいと思える仕事が見つかった。 40歳 20歳近く年下のクラスメートたちの中で学ぶチャレンジを選択したから、数々の新たな学びに胸を躍らせ、夢に向かって進む充実感を味わえた。 42歳 必死で受験勉強をしたから、本気でやりたい仕事の切符 (資格) を手に入れられた。 仕事を通じて、将来、同じ資格を取って私のようになりたい、と言ってくれる12歳の志に出逢えた。 46歳 職場を変える選択をしたから、認知症の方々への理解と

          あの選択をしたから

          療育現場からのつぶやき(8)

          先日のこと、最後の療育日の終わりがけにトイレに行きたいという6年生のG君の帰りを待っていたところ、トイレの中からぼそぼそと話し声が聞こえてきました。 物事の理解が少しゆっくりなG君。 何かトラブルでもあったかな?と、心配になってドアの手前から耳をそばだててみると…。 「便器さん、今日でお別れです。今までありがとう」 「壁さん、ありがとう」 「床さん、ありがとう」 と、トイレの中のいろいろなものに感謝の気持ちを伝えてくれていました😊 出てきてから私にその言動を誇ることもな

          療育現場からのつぶやき(8)

          ことばのお悩み相談室

          自己紹介にも少し書いていますが、言語聴覚士として日々、ことばやコミュニケーションをテーマに働いています。 ややマイナーな専門職のため、ほんの少しのアドバイスで改善できることもあることを知らずに悩んでおられる方々の多いことに、ジレンマを感じながら過ごしています。 発達分野に関わる言語聴覚士は特に少なく、私の事業所では常時100名以上の方に療育の待機をしていただいている状況です。 ここで私を必要として下さっている方と出会い、zoom等を介して何かお役に立てるアドバイスができ

          ことばのお悩み相談室

          療育現場からのつぶやき(7)

          ものごとの理解がゆっくりな、小6のF君。 ある時キラキラした目で 「先生、この前ぼく、冒険した✨」 と教えてくれました。 聞くと、学校に向かう途中でどうしても大好きな電車に乗りたくなって、見知らぬ大人たちにタイミングを合わせて改札を通り、某市に向かう列車に乗ってみたんだとか😲❗️❗️ 後からお父さんにお聞きしたところ、登校しないことで騒ぎになり、ご両親も心配する中、車掌さんが彼の様子を気にして声をかけてくれたことで無事、発見▪保護に至ったそうです。 「そうかー、それは

          療育現場からのつぶやき(7)

          療育現場からのつぶやき(6)

          昨日のこと。 外出しようと出入口に行くと、スタッフとお母さんが話をしている足元で、2歳ぐらいの女の子が大人たちを見上げながら、大きな声で何度も何かを訴え続けていました。 大人たちは会話に夢中です。 こういう場面、珍しくないですよね。 そして、その子はまだことばの音がうまく出せなくて、どれだけ耳をこらして聞いても「松本市」にしか聞こえませんでした。 わかってあげたいけど、言ってることがわからない。 こういうことも、ありますよね。 近づいて、「松本市?(違うよなー💦)」

          療育現場からのつぶやき(6)

          北海道の農園が教えてくれたこと

          職場のリフレッシュ休暇を利用して、北海道で農園を営む知人の元を訪ねてきました。 大自然と向き合う中、時には無力感に打ちひしがれながらも、自分たちの生活を自分たちでマネジメントしながら生きている人たち。 人も動物も作物も生き生きとしていて、私にとって「ヒトという動物」としての生き方を考えさせてくれる場所です。 一泊した翌朝、いただいた朝食の副菜は畑で採れた元気な野菜たちが中心でしたが、その横にソーセージが並んでいました。 去年、私も少しだけお世話を手伝った豚さんたちのお肉

          北海道の農園が教えてくれたこと

          身近な男女差について問う。

          4月に入社した新人スタッフが、辞めたいと言ってきた。 未就学児2人の母であり妻でありながら、未経験の分野に飛び込み、フルタイムで4ヶ月間働いてきた彼女。 慣れないことの連続で、彼女自身がしんどいのは当たり前。 だけど、彼女が辞めたい一番の理由は、母親と過ごす時間が減ったことで現れ始めた、子どもさん達の心身的な不調を回復させるためだった。 彼女に限らず、家庭がうまく回らなくなった時、仕事との両立を制限せざるを得ないのは圧倒的に女性の方が多い。 なぜなのか? ▪子どもが

          身近な男女差について問う。

          療育現場からのつぶやき(5)

          療育を開始した頃は、お話を組み立てるのが苦手で、何か質問しても「ちょっとわからない」と笑ってごまかしていたEちゃん。 最近は、助詞を使って文章を長くするのが楽しくて、質問にも頑張って答えてくれるようになってきました。 そんなEちゃんに、地面にびっしりと花が描かれた挿し絵について描写を求めた時のこと。 「お花、どれぐらい咲いてる?」の質問に、すかさず指で一つ一つ数えはじめました。 この、「どのぐらい」とか「どんな」といった疑問詞への答え方、難しいんですよね。 たくさん

          療育現場からのつぶやき(5)

          療育現場からのつぶやき(4)

          恐竜と昆虫が大好きなD君 (年長)。 今日も元気にやって来てくれた、その足元を見ると…。 キラキラのペディキュアが😲 正直、ギョッとしてしまいました。 が、後で聞いたらスタッフの同年代の息子さんも同じだそうで。 この年頃にはまだ、ペディキュアが女性のものだという一般的な大人の概念は、完全には形成されていません。 大好きなキラキラの恐竜シールと同じような感覚で、それを身につけたいと思っても不思議ではないこと。 ギョッとしてしまった自分を反省しつつ、もしこのままD君がペ

          療育現場からのつぶやき(4)

          療育現場からのつぶやき(3)

          お勉強はそこそこできるけれど、他者理解がとっても苦手なCちゃん。 お気に入りのヘアピンを見せてくれた後、 「うまくできへんねん。留めてくれる?」 と一言。 文字だと伝わらないかもしれないけれど、聞き手の印象としては、かなり命令口調。 彼女のお母さんの口調に、驚くほどそっくりでした。 たぶんCちゃんは経験上、これが依頼の口調だと学習しちゃったんだろうなー、と。 ほんの少しのニュアンスの違い。 その違いで、相手は快くも不快にもなる。 相手の視点に立って想像することが苦手

          療育現場からのつぶやき(3)