仕事を辞めて変わったこと(2)
みなさんこんにちは、お久しぶりです。愛でるです。
早いもので仕事を辞めてから早4か月が経ちました。
見てのとおり元気に生きております。いえい!
実家に戻ってから心境が変わってきたりもしたので、仕事を辞めて変わったことvol.2についてこのタイミングで記しておこうと思います。
ちなみにまだ無職継続予定です(胸を張って言うことではない)。
vol.2の愛でるさんは、
1.お金に興味が出てきた
2.セルフケアに興味が出てきた
3.家族との時間を楽しむようになった
の3点です。気になる方はぜひ見てね。じゃん・けん・ぽん!
※4か月前に書いたvol.1はこちらです↓
1.お金に興味が出てきた
社会人時代、私はお金に対する欲があまりありませんでした。自分ひとりが生きていくのに困らない程度のお金は稼いでいる。高価なものに興味はなく、そんなに欲しい物もない。老後の生活はイメージできない。給料明細を見ても、毎月定額で振り込まれるそれは自分が稼いだ実感がない。働いてお金を得ることへの喜びも、何かのためにお金を稼ぐモチベーションもなかった。お金に対する欲が必要ないというのはある意味幸せなことなのかもしれないけれど、お金というものをどこかで軽視しているような気がしていて、そんな自分はあまり好きではありませんでした。時間を無駄にしてしまった時と同じように、お金の価値を正しく扱えないことが続いていくと、見えない命を少しづつ削っていっているような気がするんです。
だけど会社を辞めてから、生きていくためにはお金が必要だということを身をもって実感しました。世知辛いとかそういうことではなく、事実として。単純に、入ってくるお金がないので、そりゃ自分にとってのお金の価値が上がります。そして、自分が欲しいものをより強く認識するようになりました。それは物だけではなく、ライフスタイルを含めて。欲しいものを手に入れるためにはもちろんお金が必要だから、そのお金をどうやって、どのくらい捻出するか考えるようになりました。自分が欲しいものと、必要なお金のバランスをはかりながら、お金の捻出方法=働き方を模索する感じ。
で、お金を得ることが嬉しくなりました。欲しいものがあるからお金を稼ごうとして、自分の行動がお金にはね返って、それを嬉しいと感じる。ものすごく基本的な感覚を、少しづつ覚えています。この感覚、当たり前じゃんって普通に分かっている人もいるんだろうな。私は無職になって体感しないと分からないポンコツ社会人でしたが、回り道もまあ悪くない。
2.セルフケアに興味が出てきた
前職も前々職でも24時まで働いたり普通にしていたんですけど、そうすると平日に多少元気がなくてもしょうがないよねって気持ちになって。で土日も、平日あんな頑張ったんだし疲れてるのしょうがないよねとなる。例えばおいしいものを食べたりたまに温泉につかったりして、自分をねぎらうように一時的に疲れを癒すことはもちろんする。するんだけど、日常的な健康は諦めていました、私の場合。でさ、働いてなくても生きているわけで、日々疲れはたまったりするんだよね。でも、その疲れから目を逸らす言い訳が私にはなくなってしまった。じゃあジャンクなものを食べて自分をバグらせよう!と思っても、ジャンクなものを食べる言い訳もできないもんだから、罪悪感が残ってしまう。じゃあどうしようと思うと、これは日常的に自分をケアして疲れやストレスを適切に解消していくしかないのでは?という至極当然の結論に至りました。社会人時代は、そのめんどくささから逃げていたんですよね。
ということで、日々カロリーコントロールをしたり、栄養バランスを考えた食事をしたり、ストレッチをしたり、筋トレをしたりするようになりました。節制してるわけではなく、普通に甘いもの食べたり白米食べたり焼肉食べたりしてます。それがなくなると、私は毎日が楽しくなくなっちゃうので。前は夜ごはんのあとに大福2つ食べたり(!)夜中のお菓子が我慢できなかったりしたのですが、食事に気を付け始めたら自然とその欲求がなくなりました。そして寝る前に、好きな音楽を聴きながら、好きな匂いのするボディークリームで足をマッサージして眠るのが最近のお気に入りタイムです。枕もいろいろ試して変えてみたり、節約でやめていたルームフレグランスを再開したり、模様替えを細かくしてみたり、自分が日々を快適に過ごすための行動をめんどくさがらずにやってみています。
どれもこれもきっと、仕事をしているときにはやろうと思えなかった。だからその楽しさに気付くこともなかったと思います。もちろんこれを働きながら普通にやってる超人もいるのであくまで私の場合ではあるけれど、時間があるから出来ること、知れることはやっぱりあるなあと感じる日々です。
3.家族との時間を楽しむようになった
東京での一人暮らしをやめ、実家に戻ってから2か月が経ちます。いくつかの記事でも書いていますが、私は実家へ戻ることにネガティブな気持ちを抱いていました。一人で暮らす生活が好きだったし、東京が好きだったし、自分の足で歩いていることが好きだったからです。でも実家に戻ってみて、家族と暮らす生活もそれなりに楽しくやっています。何より話し相手がいる。行きたいところへふらっと一緒に行ける相手がいる。今の時代、この年齢だからより強く感じるのかもしれないけれど、それはすごく幸せなことだなと感じます。何より、父と母が元気なうちに、そういう時間をもう一度過ごせてよかった。恋人や結婚相手だって同じことはできるしきっと幸せで、どこかで憧れる気持ちもある。けれど、今の私にとって一番大切な人たちは、未来の恋人ではなく目の前にいる家族だとはっきり分かるようになりました。そう思える人たちとの時間を、今は存分に楽しんでいます。私が甘えているだけなのだけど、私がちゃんと一人でも生きていけることを信じて甘えさせてくれている家族に、今は存分に甘えたいと思います。
少し余談ですが、一緒に生きていく人というのは、恋人でも結婚相手でも、友だちでも家族でも、隣人でも、行きつけの飲み屋の店長でも、仕事仲間でも応援してくれる人でも、誰だっていいんだなと思えるようになりました。それが婚姻関係を結ぶ相手でなくてもいい。一人でだって、誰かと生きていける。綺麗事かもしれないけれど、その綺麗事を信じてみようと思えるようになったのは、最近変わったことの一つかもしれません。「大豆田とわ子と三人の元夫」、それから「コントが始まる」が影響していることは間違いありません。エンタメは、昔も今も私にとって大切な、虚構の存在です。
ということで今回はこれにて。
「暇」に学ぶことはたくさんあるね。ばいばい。
健やかに文章を綴るためにアイスクリームを買いたいです。読んでくれて本当にありがとう。