見出し画像

自分女なんですよ

この言葉は私がこれまで生きてきた中で何千回何百回と伝えてきた言葉だ。


まあ見た目男だし当たり前じゃん?

と思うかもしれないが、

実は全然当たり前じゃない。


そもそも私が”女なんですよ”と伝える背景を考えてみてほしい。


私の性自認は”ザ・女”ではない。


Xと位置付けているが、心は男寄りだ。
(参考までに過去に書いた記事を見てもらえれば。)

そう。

私は自分のことを女だと思っていなくて、

他人も私のことを女と思っていないのなら、

”女なんですよ”なんてわざわざ訂正する必要などないのだ。


ではなぜ私が”訂正する”という選択肢を取るのか?


それは、

社会の中での私のアイデンティティーは”女”だからだ。

私の訂正は”私”と”その人”の二者間の認識においてではなく、


社会が私をどう見ているか

という枠で取る行動だ。


いくら私やその人が私のことを男だと捉えていても、

社会という私たちが住んでいる世界の中での私は女である。

イメージ↓

社会の認識VS二者間の認識

だから、私は

”社会的に認知されている私が誰か”ということを

相手に情報として伝える。

”(心は女ではないし、あなたが私のことを男として捉えているのは嬉しい、けれど社会の中での私は女なんです。だから、)自分女なんですよ。”

と。


私自身がそう信じているから、”私は女である”と主張するのではなく、

社会的な立場上、ここで訂正をしておいた方が後々のためには良いだろう、ということで”私は女である”と伝える。


”自分女なんですよ”という言葉は自分自身を説明するためではない。

あくまでも、他の人との関係や空気のために使う。


実はこの微妙な葛藤が”逆カミングアウト(私女なんです)”の中にある。


元々、自分の発言の背景などについて説明するのは好きではない。


けれど、私みたいな経験をしている人が沢山いると信じて、

シェアをしてみた。



”20代の男性がここに来たのは初めてだよ!”

と何気ない会話で言われたことから始まったMeimiの考察。笑


”逆カミングアウト”のモヤモヤ、言語化してみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?